なぜ外食は人手不足が深刻なのか?
外食の人手不足は、求人の需給に明確に表れています。令和7年3月(単月、常用〔パート含む〕)の有効求人倍率は、飲食物調理従事者が2.56倍、接客・給仕職業従事者が2.82倍で、全職業平均の1.16倍の2倍以上です。求人を出しても人が集まりにくい状況が続いています。
背景には、外食が労働集約型で、調理・接客に多くの人手を要することがあります。加えて、パート・アルバイトなど最低賃金の近傍で働く労働者への依存度が高く、最低賃金の連続引き上げが人件費を押し上げています(コストの詳細はコスト構造のページで扱います)。
さらに、深夜・休日を含むシフトや繁閑の差の大きさも、人材確保を難しくする要因です。こうした構造的な要因から、外食は他産業より人手不足が深刻になりやすく、省人化と外国人材の活用が急務となっています。