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株式会社セブン&アイ・ホールディングス

カブシキガイシャセブンアンドアイホールディングス上場小売業3382EDINET: E03462
Seven & i Holdings Co., Ltd.
決算期: 02月期
業種: 小売業
売上高 (FY25)
12.0兆円
4.37%
営業利益 (FY25)
0.42兆円
21.20%
経常利益 (FY25)
0.37兆円
26.13%
純利益 (FY25)
0.17兆円
22.95%
総資産
11.4兆円
7.50%
自己資本比率
37.0%
ROE
4.5%
1.70%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

セブン&アイ・ホールディングスは、国内約2.1万店のセブン-イレブン・ジャパンと北米7-Eleven, Inc.を両輪とするグローバルコンビニエンスストア持株会社である。FY2025の営業収益は11.97兆円(前年比+4.4%)と増収を確保したものの、営業利益は4,210億円(同▲21.2%)と大幅減益となった。最大の要因は海外コンビニ事業の営業利益が2,162億円(同▲28.3%)に落ち込んだことで、北米における高インフレ・高金利・雇用悪化を背景とした中低所得者層の節約志向が直撃した。ROEは4.5%にとどまり、中期目標11.5%を大きく下回る状況が続く。こうした環境下、同社は2025年3月に抜本的な変革施策を発表した。スーパーストア事業(イトーヨーカ堂等)をBain Capitalに約8,147億円で譲渡し、7-Eleven, Inc.の2026年下半期IPOを目指すとともに、2030年度までに総額2兆円の自己株式取得を通じた株主還元を宣言した。コンビニ事業への経営資源集中と事業ポートフォリオの再編が企業価値回復の鍵となる。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: 営業収益11.97兆円の約77%を海外コンビニ(9.17兆円)が占め、国内コンビニ0.9兆円が補完する構造である。
  • 2顧客: 世界19カ国・地域で約8.5万店のフランチャイズ・直営店を通じ、日常購買層へ食品・生活必需品を提供する。
  • 3価値提案: 「食」のプライベートブランド(セブンプレミアム)と単品管理・鮮度管理技術で他チェーンにない商品力を訴求する。
  • 4コスト構造: フランチャイズモデルで固定費を抑制しつつ、IT/DXへの継続投資とロイヤリティプログラムで顧客獲得コストを最適化する。
Risks · リスク要因
  • 1北米事業の収益悪化: FY2025の海外コンビニ営業利益は前年比▲28.3%と急落し、中低所得者層の節約志向が続く限り回復は不透明である。
  • 2為替変動リスク: 売上の約77%が海外で、1ドル=151.69円前提の業績はドル安進行で営業収益・利益が直接下押しされる構造を持つ。
  • 3事業再編の実行リスク: 7-Eleven, Inc.のIPOや8,147億円規模のSST事業譲渡が計画通り完了しない場合、2兆円の株主還元目標が達成できない恐れがある。
  • 4情報セキュリティリスク: 金融・決済システムへの外部攻撃や内部ミスによる情報漏洩は、グループブランドと業績の両面に深刻な損害をもたらす可能性がある。
Strengths · 強み
  • 1国内コンビニ店舗網: セブン-イレブン・ジャパンが約2.1万店の高密度網を持ち、既存店売上・客数ともFY2025に前年超えを達成した。
  • 2PB商品力: セブンプレミアムは品質評価が高く、北米でもオリジナル商品が売上をけん引する唯一の改善要因となっている。
  • 3小売×金融シナジー: セブン銀行ATMプラットフォームと電子マネー・クレジット事業を組み合わせ、金融関連事業で年間320億円超の営業利益を稼ぐ。
  • 4グローバル展開基盤: 7-Eleven Internationalが2030年に世界30カ国・10万店を目標とし、ライセンス・直接投資の両輪で新興市場へ拡張できる。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1コンビニ事業への集中: SST事業をBain Capitalへ約8,147億円で譲渡し、2025年度中に非連結化することで経営資源をコンビニ一本化へ再配分する。
  • 27-Eleven, Inc. IPO: 2026年下半期の北米事業上場を目指し、回収資本を原資に2030年度までに総額2兆円の自己株式取得で株主還元を実施する。
  • 3デジタル・デリバリー拡大: 国内「7NOW」の全国展開と7Rewardsロイヤリティプログラムへの投資を拡大し、2030年に世界30カ国・10万店体制を目指す。
  • 4食の競争力強化: 「品質と価格の両立」を掲げ、松竹梅価格戦略とSIPストアの知見を2025年以降に段階展開し、国内既存店の客数・客単価を底上げする。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績悪化: 営業収益11.97兆円(+4.4%)の一方、営業利益4,210億円(▲21.2%)・純利益1,731億円(▲22.9%)と大幅な減益となった。
株主価値最大化施策発表: 2025年3月6日にSST事業のBain Capital譲渡(約8,147億円)と7-Eleven, Inc.のIPO方針を公表し、2030年までに2兆円還元を宣言した。
CEO交代: 2025年5月の株主総会後、スティーブン・ヘイズ・デイカス氏を代表取締役社長兼CEOに任命予定で、グローバル経営への本格転換を図る。
Sunoco買収完了: 2024年4月に米Sunoco LPからコンビニ・ガソリン小売事業を取得し、北米店舗網をさらに拡充したが、既存店商品売上は前年を下回った。
02

業績推移

売上高
12.0兆円4.4%FY25
0.003.757.5011.315.0FY20FY22FY24
営業利益
0.42兆円21.2%FY25
0.000.150.300.450.60FY20FY22FY24
純利益
0.17兆円23.0%FY25
0.000.080.150.230.30FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.01.32.53.85.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
062.5125187.5250FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 兆円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高6.796.645.778.7511.811.512.0
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益0.390.510.530.42
経常利益0.410.420.360.360.480.510.37
純利益0.200.220.180.210.280.220.17
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産5.806.006.958.7410.610.611.4
純資産 (自己資本)2.672.762.833.153.653.904.22
自己資本比率 (%)46.146.040.836.034.636.837.0
現金及び預金1.311.352.181.411.671.561.35
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF0.580.580.540.740.930.670.88
投資CF▲0.56▲0.32▲0.39▲2.51▲0.41▲0.43▲0.73
財務CF▲0.01▲0.210.690.94▲0.27▲0.38▲0.39
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
66.62
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
4.5%
自己資本利益率
ROA
1.5%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

DomesticCVSOperations0.97.5%0.23兆25.9%
OverseasCVSOperations9.276.6%0.22兆2.4%
SuperstoreOperations1.411.9%0.01兆0.7%
その他0.32.4%0.01兆2.0%
金融0.21.6%0.03兆17.2%
05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
1,097
平均年齢
44.6
平均勤続
16.8
単体 平均年収
832万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)412.3百万株15.86%
#2伊藤興業株式会社212.1百万株8.16%
#3株式会社日本カストディ銀行(信託口)139.8百万株5.37%
#4STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行)57.0百万株2.19%
#5日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)53.0百万株2.03%
#6JP MORGAN CHASE BANK 385632(常任代理人 株式会社みずほ銀行)50.5百万株1.94%
#7三井物産株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)48.7百万株1.87%
#8SMBC日興証券株式会社47.6百万株1.83%
#9STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234(常任代理人 株式会社みずほ銀行)43.9百万株1.68%
#10JP MORGAN CHASE BANK 385864(常任代理人 株式会社みずほ銀行)33.7百万株1.29%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY25 実績
1株配当 (年間)
60.00-110
配当性向
94.9%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
146
FY21
146
FY22
148
FY23
163
FY24
170
FY25
60
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

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10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

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