株
株式会社三菱総合研究所
カブシキガイシャミツビシソウゴウケンキュウショ上場情報・通信業3636EDINET: E23492Mitsubishi Research Institute, Inc.
決算期: 09月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
1215億円
5.28%営業利益 (FY25)
80.1億円
13.46%経常利益 (FY25)
97.3億円
19.48%純利益 (FY25)
63.9億円
27.64%総資産
1281億円
7.00%自己資本比率
63.5%
—ROE
9.2%
1.70%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社三菱総合研究所は、シンクタンク・コンサルティングサービス(TTC)と三菱総研DCS(株)を中核とするITサービス(ITS)の2セグメントで構成される総合シンクタンク・ITサービスグループである。TTCは官公庁向け政策調査・DXコンサルを、ITSはメガバンクを中心とした金融・カード向けシステム開発・アウトソーシングを主力とし、FY2025の売上高は1,215億円(前年比+5.3%)、経常利益は97億円(+19.5%)、純利益は64億円(+27.6%)と大幅増益を達成した。上期はTTCの受注遅れとITSの不採算案件で減益となったが、下期以降の受注回復・稼働率改善・退職給付債務の割引率見直し効果が寄与した。中期経営計画2026の当初目標(経常利益140億円・ROE12%)は市場取り込みの遅れを理由に下方修正(90億円・ROE8%)され、2027年9月期開始の次期中計策定に向けた事業再構築が急務となっている。官公庁売上高が連結売上の28.7%、三菱UFJニコスが12.7%を占めるなど顧客集中リスクはあるものの、受注残高は803億円(+6.8%)と積み上がっており、収益の視界は比較的良好である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: TTC(外部売上471億円)と ITS(外部売上744億円)の2セグメントが売上の100%を分担している。
- 2顧客: 官公庁が連結売上の28.7%、三菱UFJニコス等の金融・カードが主要顧客層を形成している。
- 3価値提案: 調査・政策提言から DX コンサル・システム開発・アウトソーシングまでをワンストップで提供する。
- 4コスト構造: 人件費が原価の主体で、高度専門人材の確保・育成コストが収益性を左右する労働集約型モデルである。
Risks · リスク要因
- 1プロジェクトリスク: 新技術活用・複雑案件の増加で不採算案件が発生しやすく、FY2025 上期にも費用超過による減益を招いた。
- 2顧客集中リスク: 官公庁28.7%・三菱UFJニコス12.7%など特定顧客への依存が高く、政策変更や取引縮小が業績を直撃しうる。
- 3人材確保リスク: 高度専門人材の採用難・離職率上昇が成長制約となり、中計目標の未達にも人材不足が一因として挙げられる。
- 4情報セキュリティリスク: 個人情報・機密情報を大量取扱い、サイバー攻撃や情報漏洩が発生した場合の信用失墜リスクが大きい。
Strengths · 強み
- 1官公庁基盤: 環境・エネルギー・ヘルスケア等で長年の実績を持ち、官公庁売上は売上全体の28.7%を安定的に占める。
- 2金融ITの深耕: DCS が三菱UFJ銀行の基幹系を長年受託し、売上の約25%を同行グループから獲得する強固な関係を持つ。
- 3シンクタンク知見の差別化: 政策提言から社会実装まで一貫する知的資産と約 800 億円の受注残高が収益の下支えとなる。
- 4受注拡大: FY2025 の TTC 受注高は前年比+19.4%、グループ合計受注高は1,266億円(+9.6%)と成長軌道を維持している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中計2026 修正目標: 最終年度 FY2026 の目標を売上高1,220億円・経常利益90億円・ROE8%に下方修正し、事業再構築を進める。
- 2TTC 集中領域強化: 電力・エネルギー、医療・介護、BA・AI を集中領域に定め、調査から社会実装までの価値連鎖強化に注力する。
- 3ITS の金融 DX 深化: 大手メガバンクを核に DX パートナーの地位確立を目指し、クラウド・AI 活用で開発生産性を向上させる。
- 4次期中計策定: FY2026 中に次期中期経営計画を策定し、DX 市場の好機を取り込む成長戦略と資本効率向上策を打ち出す予定である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025 業績回復: 売上高1,215億円(+5.3%)、営業利益80億円(+13.5%)、純利益64億円(+27.6%)と下期の受注急回復で大幅増益を達成した。
中計目標の下方修正: 経常利益目標を140億円→90億円、ROE を12%→8%に修正し、市場取り込みの遅れと戦略の見直しを公表した。
DCS 本社移転: 三菱総研 DCS が本社移転とデータセンター設備増強を実施し、関連費用が FY2025 の利益を圧迫した。
TTC 受注急増: シンクタンク部門の FY2025 受注高は前年比+19.4%の515億円に達し、サイバーセキュリティ・ヘルスケア DX 等が牽引した。
02
業績推移
売上高
1,215億円▲5.3%FY25
営業利益
80.1億円▲13.5%FY25
純利益
63.9億円▲27.6%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 900 | 920 | 1030 | 1166 | 1221 | 1154 | 1215 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 91.6 | 86.9 | 70.6 | 80.1 |
| 経常利益 | 57.2 | 83.9 | 75.7 | 105 | 100 | 81.5 | 97.3 |
| 純利益 | 36.0 | 71.0 | 50.1 | 77.1 | 62.9 | 50.0 | 63.9 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 846 | 963 | 997 | 1147 | 1180 | 1197 | 1281 |
| 純資産 (自己資本) | 548 | 615 | 638 | 712 | 744 | 764 | 813 |
| 自己資本比率 (%) | 64.9 | 63.9 | 64.0 | 62.1 | 63.0 | 63.8 | 63.5 |
| 現金及び預金 | 257 | 324 | 291 | 279 | 249 | 306 | 300 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 87.3 | 86.4 | 32.5 | 92.6 | 57.0 | 135 | 64.2 |
| 投資CF | ▲27.7 | ▲7.5 | ▲19.7 | ▲66.5 | ▲24.1 | ▲29.1 | ▲40.0 |
| 財務CF | ▲23.6 | ▲11.1 | ▲46.2 | ▲38.5 | ▲62.0 | ▲49.4 | ▲30.1 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
405.55
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
9.2%
自己資本利益率
ROA
5.0%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比
ITService0.1兆61.2%
ThinkTankAndConsultingServise0.0兆38.8%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,217人
平均年齢
40.4歳
平均勤続
11.0年
単体 平均年収
1,082万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
245.00円+5
配当性向
73.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
185
FY21
170
FY22
200
FY23
225
FY24
240
FY25
245
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。