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井関農機株式会社

イセキノウキカブシキガイシャ上場機械6310EDINET: E01563
ISEKI&CO.,LTD.
決算期: 12月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
1858億円
10.30%
営業利益 (FY25)
42.2億円
120.05%
経常利益 (FY25)
41.2億円
161.19%
純利益 (FY25)
27.6億円
191.23%
総資産
2095億円
1.62%
自己資本比率
37.4%
ROE
3.9%
8.30%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

井関農機は国内農業機械市場で大手3社の一角を占める専業メーカーであり、トラクタ・田植機・コンバインを中核に据えた「農業関連事業」単一セグメントで事業を展開している。国内売上比率は約70%と高く、販売・メンテナンス・施設工事を含む幅広い農業関連サービスが収益を下支えしている。FY2025は売上高1,858億円(前期比+10.3%)、営業利益42億円(同+120%超)と大幅回復を遂げ、前期に計上した構造改革損失の一巡も利益押し上げに貢献した。しかし営業利益率は2.3%にとどまり、2027年目標の5%以上・ROE8%以上に向けた課題は大きい。2024年2月に公表した「プロジェクトZ」では、熊本・松山間のコンバイン生産移管や国内販売会社7社の「ISEKI Japan」への統合など抜本的構造改革を進めるとともに、大型・先端・畑作・環境の4成長分野への経営資源集中と欧州・アセアン向け海外展開加速を並行推進している。総投資計画を当初460億円から380億円に圧縮しつつ、PBR1倍超を2027年までに達成することが最大の経営課題である。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: 農機販売(整地・栽培・収穫)と作業機・補修部品・修理収入が売上の約33%を占め安定収益を形成している。
  • 2顧客: 国内個人農家・大規模農業法人を主軸に、欧州・アセアンの農業・景観整備需要家にも販売展開している。
  • 3価値提案: トラクタから田植機・コンバインまでの一貫ラインナップとアフターサービス網で農作業の省力化を実現している。
  • 4コスト構造: 松山・新潟の国内生産拠点集約とISEKI Japan統合による間接費削減で収益性改善を推進している。
Risks · リスク要因
  • 1構造改革投資リスク: 生産拠点再編への総投資380億円が長期にわたり、計画遅延や追加減損が財政状態を悪化させる可能性がある。
  • 2為替変動リスク: 海外売上比率30.3%を有し、円高転換時には輸出競争力低下と海外子会社の円換算利益の目減りが生じる。
  • 3国内農機需要の構造的縮小: 農業従事者の高齢化・担い手不足で農家戸数が長期的に減少し、国内売上の維持が困難になるリスクがある。
  • 4法令違反リスク: 2025年5月に下請法違反で公取委から勧告を受けており、再発時はブランド毀損と取引先関係悪化につながる懸念がある。
Strengths · 強み
  • 1国内販売網の統合: 2025年1月にISEKI Japanを発足させ、在庫圧縮と大規模農家向け提案力を一体的に強化している。
  • 2欧州拠点の多層展開: フランス・ドイツ・英国の連結子会社3社が商材共有・在庫一元管理で欧州市場を面的に押さえている。
  • 3補修・メンテナンス収入の安定性: 作業機・補修部品・修理収入は6,081億円(前期比+18.8%)と景気変動耐性が高い。
  • 4食農エッセンシャル事業の社会的地位: 食料安全保障への関心高まりを背景に農機需要が再評価され、政策追い風を受けている。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1プロジェクトZ数値目標: 2027年までに営業利益率5%以上・ROE8%以上・DOE2%以上・PBR1倍以上の達成を最優先目標に掲げている。
  • 2生産最適化: 総投資380億円で松山拠点へ生産集約し、2026年3月の新建屋完成後に田植機最終組立工程も移管する計画である。
  • 3国内成長4分野への集中: 大型製品の販売比率50%超(2025年実績40%超)と草刈市場売上100億円(2024年比2.5倍)を目指している。
  • 4海外展開加速: 欧州3子会社連携と中東・アフリカ新規開拓を推進し、アセアンではインドTAFE社製品も活用した品揃え拡充を進める。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績大幅回復: 売上高1,858億円(+10.3%)、営業利益42億円(前期比+120%)と黒字転換し、ROEも前期の-4.4%から3.9%に改善した。
ISEKI Japan発足: 2025年1月に国内販売会社7社と営業本部を統合し、大規模企画室設置と在庫圧縮を即年度内に実現した。
英国子会社連結化: 2025年1月にISEKI UK & Ireland社を連結化し、欧州での拠点を3カ国に拡大して海外売上56,318百万円(+1.7%)を維持した。
公取委勧告: 2025年5月に金型等の無償保管を理由に下請法違反の勧告を受け、グループ全体で取引適正化体制を再整備中である。
02

業績推移

売上高
1,858億円10.3%FY25
05001,0001,5002,000FY20FY22FY24
営業利益
42.2億円120.1%FY25
012.52537.550FY20FY22FY24
純利益
27.6億円191.2%FY25
012.52537.550FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.00.61.31.92.5FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
050100150200FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高1499149315821666169916841858
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益35.322.519.242.2
経常利益11.117.046.937.620.915.841.2
純利益7.2-56.432.041.20.3-30.227.6
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産1975187418772065217120612095
純資産 (自己資本)693624666723742718784
自己資本比率 (%)35.133.335.535.034.234.837.4
現金及び預金83.710814810798.581.5128
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF10596.9142▲33.8▲24.688.3235
投資CF▲71.0▲51.7▲20.4▲29.8▲54.2▲58.4▲44.4
財務CF▲24.0▲21.8▲83.420.367.2▲51.0▲151
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
121.88
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
3.9%
自己資本利益率
ROA
1.3%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

セグメント情報は準備中です。

05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
560
平均年齢
45.5
平均勤続
16.0
単体 平均年収
654万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.7百万株7.56%
#2株式会社みずほ銀行1.1百万株4.68%
#3ヰセキ株式保有会1.0百万株4.45%
#4農林中央金庫0.9百万株3.80%
#5三井住友信託銀行株式会社0.8百万株3.50%
#6井関営業・販社グループ社員持株会0.8百万株3.30%
#7株式会社伊予銀行0.6百万株2.54%
#8株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.5百万株2.31%
#9損害保険ジャパン株式会社0.4百万株1.90%
#10野村證券株式会社0.4百万株1.81%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY25 実績
1株配当 (年間)
40.00+10
配当性向
193.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY19
30
FY21
30
FY22
30
FY23
30
FY24
30
FY25
40
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

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