調査を依頼
ホーム/企業/情報・通信業/HPCシステムズ株式会社

HPCシステムズ株式会社

エイチピーシーシステムズカブシキガイシャ上場情報・通信業6597EDINET: E35114
HPC SYSTEMS Inc.
決算期: 06月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
70.6億円
1.71%
営業利益 (FY25)
6.4億円
49.30%
経常利益 (FY25)
6.4億円
51.17%
純利益 (FY25)
4.2億円
41.81%
総資産
45.2億円
5.06%
自己資本比率
57.6%
ROE
16.7%
4.20%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

HPCシステムズは「HPC事業」と「CTO事業」の2軸で構成される特化型コンピューティングソリューション企業である。HPC事業では大学・官公庁・民間企業向けに科学技術計算用スーパーコンピュータのSIサービスや計算科学支援サービスを提供し、CTO事業では産業用コンピュータの設計・製造・販売を担う。FY2025の売上高は71億円(前期比+1.7%)と微増にとどまったが、HPC事業での案件採算管理の徹底とCTO事業の新規・継続顧客向け好調により、営業利益は6.4億円(前期比+49.4%)、純利益は4.2億円(同+41.7%)と収益面で大幅改善を達成した。ROEは16.7%と高水準を維持しており、自己株式取得(約2億円)も実施した。独自戦略「S3 as a Service」(System・Science・Science as Cloudの3層サービス)を軸に高付加価値化を進め、新たに「中期経営計画 Vision2027」を策定して海外ソフトウェアライセンスビジネス強化やAI関連需要の取り込みを目指す。一方、売上規模71億円と小規模で特定仕入先(Super Micro Computer)や代表取締役個人への依存、円安による調達コスト上昇が構造的リスクとして残存する。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: HPC事業(売上高45.7億円、全体の64.7%)と産業用コンピュータのCTO事業(同25.0億円、35.3%)の2セグメントで構成される。
  • 2顧客: 大学・官公庁など公的研究機関を主軸に、AI・製造DX需要を持つ民間企業にも幅広く販売し特定顧客集中10%超なし。
  • 3価値提案: 独自戦略「S3 as a Service」でシステム構築・計算科学ノウハウ・専用クラウドを組み合わせた高付加価値ワンストップ提案を行う。
  • 4コスト構造: 製品大部分を台湾・米国から輸入するファブレス型で、人件費と販管費抑制が利益率改善の主要ドライバーとなっている。
Risks · リスク要因
  • 1特定仕入先・カントリーリスク: 主要仕入先が米国のSuper Micro Computerと台湾メーカーに集中しており、地政学リスクや関税政策の不確実性が調達コストと供給安定性を脅かす。
  • 2代表取締役個人への依存: 小野鉄平代表取締役が事業推進に極めて重要な役割を担っており、同氏が業務執行不能となった場合の事業継続リスクが明示されている。
  • 3景気・顧客投資縮小リスク: 主要顧客の研究開発投資・設備投資計画に業績が左右され、FY2023の89億円からFY2024の69億円へ大幅減収した事例のように受注変動が大きい。
  • 4円安による輸入コスト上昇: 製品の大部分を海外調達に依存するため、円安進行が原価を直撃し、採算管理を徹底しなければ利益率が急速に悪化するリスクがある。
Strengths · 強み
  • 1スパコンからエッジまでの幅広い技術対応力: HPC事業とCTO事業の技術連携により、AIやエッジ領域の顧客ニーズをワンストップで受注できる差別化体制を持つ。
  • 2大学・官公庁向けの安定顧客基盤: 公的研究機関向け需要は景気変動の影響が比較的小さく、年度末(1~3月)に集中する受注サイクルで売上の下支えとなっている。
  • 3計算科学の自社ソフトウェア・ノウハウ: 「Science as a Service」として独自の計算技術やオリジナルソフトウェアを提供し、単なるハードウェア販売からの脱却を図っている。
  • 4高いキャッシュ創出力: FY2025の営業CFは13.4億円と純利益4.2億円を大幅に上回り、借入金を9.3億円返済しつつ手元資金19.7億円を確保する財務健全性を持つ。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1中期経営計画「Vision2027」を策定: 売上高成長率と営業利益成長率を重要KPIとして中長期的な成長を目指し、具体的な数値目標を設定して企業価値向上に取り組む方針である。
  • 2海外ソフトウェアライセンスビジネスの強化: 国内市場中心のモデルから脱却し、海外向けソフトウェアライセンス販売を拡大することで収益構造の多様化と高利益率化を図る。
  • 3AI・エッジ分野への両事業横断対応: HPC事業のAI先端技術をCTO事業の産業用コンピュータ開発に組み込み、製造現場のAI・ディープラーニングニーズに対応する体制を構築する。
  • 4人財グランドデザインに基づく技術系人財の充実: 社会人博士課程支援や大学・研究機関からの採用を通じ、高度化する顧客ニーズに対応できる技術系人財を戦略的に獲得・育成する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025営業利益は6.4億円で前期比+49.4%の大幅改善: HPC事業の採算管理徹底(セグメント利益+33.1%)とCTO事業の好調(同+118.7%)が利益急拡大を牽引した。
CTO事業が売上高25.0億円(前期比+12.5%)と高成長: 継続・新規顧客ともに好調で受注高も前期比+28.4%と拡大し、グループ成長の新たな柱として存在感を高めている。
HPC事業はベトナム大型案件の反動減で売上高45.7億円(同-3.4%): 民間企業向けが低調に推移し前期比減収となったが、採算管理徹底により収益性は改善した。
自己株式取得約2.0億円を実施し借入金9.3億円を返済: 株主還元と財務健全化を同時に進め、期末の現金及び現金同等物は19.7億円と前期比2.4億円増加した。
02

業績推移

売上高
70.6億円1.7%FY25
0255075100FY20FY22FY24
営業利益
6.4億円49.3%FY25
02468FY20FY22FY24
純利益
4.2億円41.8%FY25
01.32.53.85FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.03.87.511.315.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
037.575112.5150FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高54.047.358.360.288.569.570.6
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益6.52.64.36.4
経常利益3.74.76.76.32.84.36.4
純利益2.23.14.54.31.83.04.2
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産22.826.532.845.778.847.645.2
純資産 (自己資本)10.514.517.322.223.124.926.0
自己資本比率 (%)46.254.852.848.629.352.257.6
現金及び預金9.414.017.312.810.217.319.7
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF5.43.44.3▲11.6▲27.940.813.4
投資CF▲0.5▲0.6▲1.0▲1.3▲2.4▲0.1▲0.6
財務CF▲1.31.80.08.327.5▲33.6▲10.4
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
101.59
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
16.7%
自己資本利益率
ROA
9.4%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

CTOBusiness0.035.3%0.00兆7.1%
HPCBusiness0.064.7%0.00兆10.1%
05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
120
平均年齢
44.6
平均勤続
8.7
単体 平均年収
578万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1菱洋エレクトロ株式会社0.3百万株7.34%
#2日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託口・菱洋エレクトロ株式会社口)0.3百万株7.01%
#3ナラサキ産業株式会社0.3百万株6.72%
#4FUBON SECURITIES CO.,LTD. CLIENT 30(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.3百万株6.46%
#5アズワン株式会社0.1百万株3.51%
#6JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.1百万株2.74%
#7小野 鉄平0.1百万株2.41%
#8野村證券株式会社0.1百万株1.77%
#9堤 聖吾0.1百万株1.48%
#10日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.1百万株1.48%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY25 実績
1株配当 (年間)
28.00+3
配当性向
25.6%
1株配当 推移 (円・生値)
FY22
25
FY23
25
FY24
25
FY25
28
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

関連ニュースは準備中です。