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株式会社正興電機製作所

カブシキガイシャセイコウデンキセイサクショ上場電気機器6653EDINET: E01760
SEIKO ELECTRIC CO., LTD.
決算期: 12月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
314億円
7.84%
営業利益 (FY25)
26.2億円
29.71%
経常利益 (FY25)
31.3億円
32.51%
純利益 (FY25)
20.4億円
32.55%
総資産
347億円
14.45%
自己資本比率
52.1%
ROE
12.0%
1.40%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

正興電機製作所は、OT(制御・運用技術)とIT・AIを融合した電力制御システム・環境エネルギーシステムを主力とする福岡発の総合エンジニアリンググループである。電力部門(水力給電制御・配電機器)、環境エネルギー部門(水処理監視制御・系統用蓄電所)、サービス部門、情報部門の4セグメントで構成し、九州電力向け売上が全体の23.4%を占めるなど電力会社との深い関係を持つ。FY2025の売上高は314億円(前期比+7.8%)、営業利益は26億円(同+29.7%)と増収増益を達成し、ROEは12.0%と中期目標水準を上回る。最大の注目点は受注残高374億円(前期比+26.4%)で、特に環境エネルギー部門の受注残が前期比38.2%増の249億円に膨らんでおり、AIデータセンター向け電力設備・系統用蓄電所・再エネ関連の需要拡大を追い風に翌期以降の売上成長が期待できる構造となっている。中期経営計画「SEIKO IC2026」では2026年12月期に受注高430億円・売上高360億円・営業利益30億円を目標に掲げており、受注進捗からは達成可能性が高まっている。一方、九州電力への売上依存度の高さや、ひびきの研究開発センター建設など先行投資の増加、海外(中国・東南アジア)カントリーリスクは引き続き注視が必要である。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: 電力・環境エネルギー・サービス・情報の4部門で構成し、請負型の制御システム工事と保守サービスが収益の柱である。
  • 2顧客: 九州電力をはじめとする電力会社・官公庁・産業分野が主要顧客で、九州電力1社で売上の23.4%を占めている。
  • 3価値提案: OT・IT・AIを組み合わせたワンストップのトータルエネルギーソリューションで、電力設備から蓄電所まで一括対応する。
  • 4コスト構造: 古賀事業所を生産拠点とするモノづくり型で、受注請負工事の原価低減と生産平準化が利益率改善の主要ドライバーである。
Risks · リスク要因
  • 1特定顧客依存リスク: 九州電力1社への売上依存度が23.4%と高く、同社の設備投資計画変更が業績に直接影響する構造的脆弱性がある。
  • 2入札競争・価格下落リスク: 官公庁向け入札案件が多く、過当競争による落札価格低下や受注逸失が利益率を圧迫する可能性がある。
  • 3設備投資サイクルへの依存: 電力・産業インフラ向け請負が主力のため、国内設備投資の縮小局面では売上・受注が急速に悪化するリスクがある。
  • 4海外カントリーリスク: 中国・東南アジアでの事業展開において、政情不安・法規制変更・地政学リスクが経営成績に影響を与える可能性がある。
Strengths · 強み
  • 1九州電力との長期取引関係: 電力会社向け水力給電制御・配電機器で深い実績を持ち、特定顧客への高い信頼と参入障壁を形成している。
  • 2受注残の先行積み上げ: FY2025受注残高374億円(前期比+26.4%)は売上高の約1.2倍に相当し、翌期以降の収益可視性が高い。
  • 3AIデータセンター・蓄電所需要への適合: 系統用蓄電所・データセンター向け大型案件を獲得しており、急拡大市場での先行ポジションを確保している。
  • 4OT×IT×AI統合技術: 制御技術(OT)と情報技術(IT)・AIを組み合わせたスマート保安ソリューションは模倣が難しい独自領域を形成している。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1中期目標「SEIKO IC2026」: 2026年12月期に受注高430億円・売上高360億円・営業利益30億円・営業利益率8.3%の達成を目指している。
  • 2デジタルファーストで新市場開拓: AIデータセンター向けサーバソリューションやスマート保安システムを拡充し、2026年までの事業領域拡大を加速する。
  • 3脱炭素ソリューション強化: 全固体リチウムイオン電池モジュール化・レドックスフロー電池など次世代技術を取り込み、系統用蓄電所市場でのシェア拡大を図る。
  • 4ひびきの研究開発センター投資: 新技術・新事業創出の拠点として建設中(建設仮勘定1,439百万円計上)、グループ横断の技術開発を集約・加速させる。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高314億円(+7.8%)、営業利益26億円(+29.7%)、純利益20億円(+32.6%)と過去最高水準の利益を達成した。
受注急拡大: FY2025受注高は392億円(+30.8%)で、環境エネルギー部門単独で+45.0%増の199億円を獲得し、受注残高は374億円に積み上がった。
サービス部門が急成長: 系統用蓄電所・データセンター向けが牽引し、サービス部門売上が前期比+24.0%の61億円、セグメント利益は同+111.9%と倍増した。
ひびきの研究開発センター建設着手: 固定資産の建設仮勘定が1,439百万円増加しており、次期成長に向けた先行投資フェーズに入っている。
02

業績推移

売上高
314億円7.8%FY25
0100200300400FY20FY22FY24
営業利益
26.2億円29.7%FY25
07.51522.530FY20FY22FY24
純利益
20.4億円32.6%FY25
06.312.518.825FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.02.55.07.510.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
050100150200FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高245234246250271291314
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益14.416.220.226.2
経常利益10.113.515.416.118.223.631.3
純利益7.010.410.610.812.015.420.4
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産214239258281288303347
純資産 (自己資本)92.1101109116132159181
自己資本比率 (%)43.142.442.441.245.952.452.1
現金及び預金15.618.218.423.222.531.632.5
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF17.2▲6.416.4▲0.831.93.438.1
投資CF▲3.5▲6.2▲17.8▲5.0▲7.71.6▲13.0
財務CF▲13.215.21.510.4▲25.03.9▲24.2
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
150.72
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
12.0%
自己資本利益率
ROA
5.9%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

EnvironmentalEnergyAndControlSystemsBusinessUnit0.041.4%0.00兆5.7%
ITSystemSolutionsBusinessUnit0.05.0%0.00兆7.2%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.07.7%0.00兆16.0%
PowerSystemsBusinessUnit0.026.3%0.00兆15.0%
ServicesAndEngineeringBusinessUnit0.019.6%0.00兆2.2%
05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
629
平均年齢
42.3
平均勤続
16.5
単体 平均年収
692万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 九州電力口及び九州電力送配電口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行1.2百万株8.77%
#2みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 西日本鉄道口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行0.9百万株6.89%
#3株式会社クラフティア0.8百万株6.25%
#4株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・西部瓦斯株式会社退職給付信託口)0.6百万株4.10%
#5株式会社SBI証券0.5百万株3.57%
#6株式会社日立製作所0.4百万株3.18%
#7株式会社福岡銀行0.3百万株2.34%
#8NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常設代理人 野村證券株式会社)0.3百万株2.25%
#9土屋直知0.3百万株2.12%
#10株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.3百万株2.00%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY25 実績
1株配当 (年間)
75.00+15
配当性向
36.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
35
FY21
40
FY22
45
FY23
53
FY24
60
FY25
75
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

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