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株式会社ツインバード
カブシキガイシャツインバード上場電気機器6897EDINET: E02017TWIN-BIRD CORPORATION
決算期: 02月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
101億円
2.39%営業利益 (FY25)
0.1億円
95.61%経常利益 (FY25)
0.4億円
74.25%純利益 (FY25)
-1.0億円
194.44%総資産
109億円
3.08%自己資本比率
71.3%
—ROE
0.0%
1.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社ツインバードは新潟県燕三条地域に根ざした家電・精密冷却機器メーカーで、「匠プレミアム」「感動シンプル」の2ブランドラインで炊飯器・トースター等の生活家電を主力とする家電製品事業(売上高963億円、売上全体の96%)と、フリー・ピストン・スターリング・クーラー(FPSC)技術を活用した医療・バイオ向けコールドチェーン事業(同42億円)の2本柱を持つ。売上高はFY2022の129億円をピークに3期連続で減少し、FY2025は101億円(前期比-2.4%)まで落ち込んだ。営業利益は4百万円(前期比-95.8%)と実質ゼロとなり、繰延税金資産の取り崩し204百万円が響いて最終損益は101百万円の赤字に転落した。中期経営計画(2023-2025)の最終年度目標(売上高150億円・営業利益8億円)に対し大幅未達が確定しており、2026年2月期は「収益構造の再構築」「固定費・変動費の最適化」「成長事業の推進」の3施策で立て直しを図る。加えて、2024年12月導入の新基幹システムで在庫購買管理の会計処理誤謬が発生し、財務報告に係る内部統制の重要な不備が開示されたことも信頼性面での懸念材料となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 家電製品事業が売上高963億円・全体96%を占め、FPSC事業42億円が第2の柱として補完している。
- 2顧客: 家電量販店・ECサイト経由の個人向けと、B2B(ホテル・病院・OEM)および海外医療機関向けの2チャネルで販売する。
- 3価値提案: 燕三条の製造ネットワークを活かした高付加価値小型家電と、WHOのPQS認証を取得したFPSC冷凍技術でコールドチェーンを構築する。
- 4コスト構造: 製品の大半を海外委託製造で調達するため為替コストが直撃しやすく、国内製造比率50%引き上げで構造改善を目指している。
Risks · リスク要因
- 1為替リスク: 製品の大部分を海外委託調達しており、歴史的な円安継続により原価が高騰し、FY2025の営業利益は前期比-95.8%まで押し下げられた。
- 2内部統制の重要な不備: 2024年12月導入の新基幹システムで在庫・原価計算の誤謬が発生し、財務報告に係る内部統制が有効でないと開示され、決算作業の遅延と信頼性低下を招いた。
- 3業績・中計未達リスク: FY2025売上高101億円は中計最終年度目標150億円の67%にとどまり、次期中計(2026-2028)策定前の業績回復シナリオの実現可能性が不透明である。
- 4需要低迷と競争激化: 個人消費の回復遅れと家電量販店・ECでの価格競争激化が重なり、販売価格低下と在庫増加による物流費超過が収益を二重に圧迫している。
Strengths · 強み
- 1FPSC独自技術: フリー・ピストン・スターリング冷却の自社開発技術を持ち、2024年10月にWHO・PQS認証を取得し医療分野での差別化を確立している。
- 2コールドチェーン実績: 厚生労働省向けモデルナ製ワクチン用低温冷凍庫の累計出荷約12,000台という具体的な納入実績がB2B営業の強力な参照事例となっている。
- 3燕三条の製造ネットワーク: 全国屈指のものづくり産地の協力企業群を活用し、企画・開発・製造・アフターサービスのバリューチェーンを一貫して掌握している。
- 4ブランドポジション: 少人数世帯向け小型から中型の生活必需品カテゴリーで「匠プレミアム」「感動シンプル」の2ライン展開により独自の価格帯ポジションを確保している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1収益構造の再構築: 2026年2月期よりB2B・OEMチャネルの営業を強化し、2025年3月から出荷価格を約10%以上値上げして円安コスト転嫁を図る。
- 2国内製造比率50%へ引き上げ: 燕三条のものづくり資源を活用した国内製造新製品・OEM製品を開発し、為替リスクへの耐性を中期的に高める。
- 3FPSC医療分野の成長加速: バイオ医薬品コールドチェーン(冷凍-20〜-85℃)市場でWHO・PQS認証と実績を武器に国内外展開し、医療分野のスタンダード獲得を目指す。
- 4次期中計(2026-2028)策定と経営指標の再定義: 現中計の未達要因を分析し、2027年2月期始動の次期中計でROE5.0%・DOE1.8%の回復を目標に収益基盤を再構築する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025最終赤字転落: 売上高101億円(前期比-2.4%)、営業利益4百万円(前期比-95.8%)、繰延税金資産取り崩し204百万円が加わり当期純損失101億円を計上した。
内部統制の重要な不備を開示: 新基幹システム導入時の検証不足と担当者退職による引継ぎ不備が重なり、在庫購買管理の会計処理誤謬が判明し決算修正を余儀なくされた。
FPSC事業は前期比-33.1%の減収: 米国向けワクチン用運搬庫の販売一巡で423百万円(前期632百万円)に縮小したが、JICAとのODA連携によりパレスチナ向けに出荷した。
2025年3月から家電価格を10%以上改定: 円安・エネルギー資源高騰への対応策として2025年1月14日に発表し、FY2026の収益改善効果を見込んでいる。
02
業績推移
売上高
101億円▼2.4%FY25
営業利益
0.1億円▼95.6%FY25
純利益
-1億円▼194.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 116 | 122 | 125 | 129 | 109 | 103 | 101 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 7.2 | 0.4 | 1.1 | 0.1 |
| 経常利益 | 0.6 | 0.7 | 4.8 | 6.1 | 1.4 | 1.7 | 0.4 |
| 純利益 | 0.2 | -1.3 | 1.6 | 4.2 | 0.7 | 1.1 | -1.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 125 | 116 | 130 | 111 | 111 | 112 | 109 |
| 純資産 (自己資本) | 65.0 | 63.2 | 80.7 | 87.0 | 83.0 | 81.9 | 77.4 |
| 自己資本比率 (%) | 52.0 | 54.6 | 62.2 | 78.2 | 74.5 | 73.0 | 71.3 |
| 現金及び預金 | 3.6 | 6.3 | 19.9 | 10.1 | 5.4 | 5.0 | 2.6 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | ▲0.0 | 15.3 | 8.9 | 15.2 | 1.2 | 4.6 | ▲2.1 |
| 投資CF | ▲5.5 | ▲1.2 | ▲0.6 | ▲5.2 | ▲4.9 | ▲2.9 | ▲3.9 |
| 財務CF | ▲0.5 | ▲11.6 | 5.4 | ▲19.8 | ▲1.4 | ▲1.6 | 3.7 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
FreePistonStirlingCooler0.0兆7.3%0.00兆25.9%
HomeAppliances0.0兆92.7%0.00兆8.1%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
287人
平均年齢
47.5歳
平均勤続
22.5年
単体 平均年収
521万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
16.00円
配当性向
—%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
14
FY21
15
FY22
18
FY23
16
FY24
16
FY25
16
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。