株
株式会社アンドエスティHD
カブシキガイシャアンドエスティホールディングス上場小売業2685EDINET: E03368and ST HD Co., Ltd.
決算期: 02月期
業種: 小売業
売上高 (FY25)
2931億円
6.35%営業利益 (FY25)
155億円
13.91%経常利益 (FY25)
160億円
13.19%純利益 (FY25)
96.1億円
28.85%総資産
1331億円
4.06%自己資本比率
58.0%
—ROE
13.1%
7.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社アンドエスティHD(旧アダストリア)は、グローバルワーク・ニコアンド・ローリーズファームなど20以上の自社ブランドを展開する国内最大級のマルチブランドSPAである。FY2025売上高は前年比6.4%増の2,931億円と7期連続増収基調を維持したが、円安による原価上昇・人件費増・飲食子会社の不振が重なり、営業利益は前年比13.9%減の155億円と増収減益に終わった。売上総利益率は54.7%(前年比0.6pt悪化)、販管費率は49.4%(同0.7pt上昇)と収益性の低下が鮮明である。 中長期戦略として2025年4月に「中期経営計画2030」を発表し、(1)自社EC「and ST」をモール・メディア化するプラットフォーム事業(流通総額1,000億円目標)、(2)東南アジアへ資源を集中するグローバル事業(米国から戦略撤退)、(3)マルチカンパニー体制へ移行するブランドリテール事業の3本柱を掲げる。2025年9月にはホールディングス体制へ移行する予定であり、事業構造の変革フェーズにある。国内売上依存度が約9割と高く、少子高齢化による市場縮小リスクを抱える一方、1,970万人の会員基盤とOMO戦略が差別化の軸となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: アパレル・雑貨関連事業が売上の95%を占め、飲食事業(ゼットン)が残りを補完する構造である。
- 2顧客: 1,970万人の「and ST」会員を核に、20代〜40代の国内ファッション消費者を主な対象としている。
- 3価値提案: グローバルワーク等20以上のブランドをマルチブランド戦略で展開し、幅広い価格帯とライフスタイルニーズに対応する。
- 4販売チャネル: 国内外1,554店舗のリアル店舗とEC(前年比5.7%増)を連動させるOMOモデルで収益を上げている。
Risks · リスク要因
- 1円安・原価高騰: 商品の大半をアジアで調達するため、円安の恒常化が原価を押し上げ、FY2025の営業利益を13.9%減少させた。
- 2国内市場縮小: 売上の約9割が国内依存であり、少子高齢化による被服費支出の構造的縮小が中長期の成長天井となりうる。
- 3海外事業リスク: 米国撤退・中国消費低迷など海外事業が不安定で、東南アジア投資回収に長期を要する可能性がある。
- 4飲食事業の損失: ゼットン(飲食)はFY2025にセグメント損失7.2億円を計上しており、原材料高・人手不足で回復時期が不透明である。
Strengths · 強み
- 1会員基盤: 「and ST」会員1,970万人(前期比220万人増)は国内アパレルECで最大級の顧客IDとLTV資産である。
- 2マルチブランド: 20以上の独自ブランドで年齢・価格帯・ライフスタイルを網羅し、単一ブランド依存リスクを分散している。
- 3OMO基盤: 店舗スタッフによるスタイリング提案機能「STAFF BOARD」を外販展開し、デジタルと店舗の融合で顧客体験を差別化する。
- 4財務安定性: ROE13.1%・売上総利益率54.7%と高粗利構造を維持し、継続的な増収でFY2021の谷から売上高が59%回復している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1プラットフォーム化: 自社EC「and ST」を外部出店型モール・メディアに育て、2030年2月期までに流通総額1,000億円を目指す。
- 2東南アジア集中: 米国事業から撤退し、高成長が見込まれるタイ・フィリピン等東南アジアへリソースを集中投下する方針である。
- 3ホールディングス化: 2025年9月にアンドエスティHD体制へ移行し、各子会社のマルチカンパニー経営でポートフォリオ収益を向上させる。
- 4サステナブル調達: ASEAN生産分散・素材共通化・環境配慮素材拡大を推進し、コスト低減とESGリスク低減を同時に実現する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025増収減益: 売上高2,931億円(+6.4%)を達成した一方、営業利益155億円(-13.9%)・純利益96億円(-28.9%)と大幅減益となった。
中期経営計画2030発表: 旧中計の利益目標達成が困難となり、2025年4月に2030年2月期を最終年度とする新中計を策定・公表した。
米国事業撤退: 消費低迷で卸売が不振となった米国事業からの戦略的撤退を決定し、東南アジアへ経営資源を集中させる方針に転換した。
トゥデイズスペシャル買収: 2024年7月に株式会社トゥデイズスペシャルを連結子会社化(30店舗追加)し、ライフスタイル領域を拡充した。
02
業績推移
売上高
2,931億円▲6.4%FY25
営業利益
155億円▼13.9%FY25
純利益
96.1億円▼28.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2227 | 2224 | 1839 | 2016 | 2426 | 2756 | 2931 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 65.6 | 115 | 180 | 155 |
| 経常利益 | 73.5 | 128 | 29.8 | 81.7 | 120 | 184 | 160 |
| 純利益 | 38.9 | 63.6 | -6.9 | 49.2 | 75.4 | 135 | 96.1 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 913 | 979 | 954 | 980 | 1114 | 1279 | 1331 |
| 純資産 (自己資本) | 530 | 570 | 507 | 550 | 608 | 716 | 772 |
| 自己資本比率 (%) | 58.0 | 58.3 | 53.1 | 56.1 | 54.5 | 56.0 | 58.0 |
| 現金及び預金 | 186 | 264 | 241 | 169 | 163 | 233 | 211 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 99.0 | 209 | 119 | 35.0 | 135 | 222 | 214 |
| 投資CF | ▲86.9 | ▲66.5 | ▲73.7 | ▲77.8 | ▲99.6 | ▲99.2 | ▲170 |
| 財務CF | ▲18.9 | ▲64.4 | ▲68.4 | ▲32.5 | ▲44.0 | ▲55.8 | ▲71.1 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
208.93
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
13.1%
自己資本利益率
ROA
7.2%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比
ApparelAndMiscellaneousGoodsRelated0.3兆95.0%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆5.0%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
4,919人
平均年齢
33.3歳
平均勤続
9.1年
単体 平均年収
453万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
125.00円+5
配当性向
38.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
75
FY21
55
FY22
80
FY23
85
FY24
120
FY25
125
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。