く
くら寿司株式会社
クラズシカブシキガイシャ上場小売業2695EDINET: E03375Kura Sushi,Inc.
決算期: 10月期
業種: 小売業
売上高 (FY25)
2451億円
4.32%営業利益 (FY25)
54.6億円
4.19%経常利益 (FY25)
61.8億円
0.72%純利益 (FY25)
36.1億円
11.78%総資産
1560億円
11.88%自己資本比率
55.3%
—ROE
6.1%
0.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
くら寿司は「四大添加物(化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料)完全除去」という独自の食品哲学を創業以来貫く回転寿司チェーンである。FY2025の連結売上高は2,451億円(前期比+4.3%)と6年連続増収を達成し、2019年比では約1.8倍に拡大した。収益面では原材料・人件費の上昇と戦略的な店舗改修投資が重なり、日本セグメントの経常利益が前期比23.4%減の50億円に圧迫された一方、米国子会社KSUは通期で初の経常黒字(1億14百万円)に転換、台湾子会社も経常利益26.6%増と海外2事業が牽引役となった。また減損損失12億85百万円を計上した結果、連結純利益は36億円(+11.8%)、ROEは6.1%にとどまる。財務面では自己資本比率66.6%・実質無借金を維持し、期末現金は241億円と手元流動性は潤沢である。2030年度長期構想(世界1,100店舗・売上3,600億円以上)に向け、国内の「無添蔵」リブランドや米国での過去最高年間出店(15店舗)、大阪・関西万博出店といった話題性のある取り組みも加速している。原材料価格上昇・実質賃金低下・海外展開リスクが収益圧迫要因として残るが、独自ブランド力とIT・エンタメ機能を組み合わせた差別化戦略が中期成長を支える構図だ。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 日本547店・米国79店・台湾60店の計687直営店で回転寿司を提供し、売上高2,451億円の全額が飲食収入である。
- 2顧客: 低価格志向のファミリー層を主軸に、インバウンド客・海外現地消費者まで幅広く取り込む多国籍顧客基盤を持つ。
- 3価値提案: 四大添加物ゼロ・抗菌カバー「鮮度くん」・回転レーン・「ビッくらポン!」で安心・安全と娯楽性を同時に提供する。
- 4コスト構造: 仕入総額917億円(魚介類536億円が最大費目)とAI・ITによる店舗自動化で人件費・原価を管理している。
Risks · リスク要因
- 1原材料・為替リスク: 魚介類輸入比率が高く円安・資源規制が原価を直撃し、FY2025も仕入コスト上昇で日本セグメント経常利益が23.4%減少した。
- 2食中毒・風評リスク: 食中毒発生やSNS炎上は「安心・安全」ブランドを根幹から損ない、即座に売上減少・損害賠償・営業停止に直結する。
- 3海外事業リスク: 米国79店・台湾60店で急拡大中だが、現地の政治経済変動・消費低迷・為替換算損が連結業績を不安定化させる可能性がある。
- 4出店・人材確保リスク: 直営一本化戦略では優良物件確保と人材育成が出店ペースを規定し、計画未達が2030年長期構想の達成に直結するリスクがある。
Strengths · 強み
- 1添加物ゼロの差別化: 四大添加物完全除去を創業以来一貫して維持し、大手チェーン中で唯一の明確な食品安全ブランドを確立している。
- 2エンタメ×衛生の両立: 特許技術「鮮度くん」・回転レーン・「ビッくらポン!」を組み合わせ、競合が模倣しにくい顧客体験を提供している。
- 3財務健全性: 自己資本比率66.6%・実質無借金経営で期末現金241億円を保有し、積極出店と経済ショックへの耐性を両立している。
- 4海外2拠点の上場子会社: 米国KSUと台湾KSAがそれぞれ現地市場に上場し、現地資本調達(今期99億円の増資収入)で親会社負担なく拡大できる。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 12030年長期構想: 2030年度末に世界1,100店舗以上・売上高3,600億円以上を目標とし、日本と海外を両輪で拡大する第二の創業期を推進する。
- 2海外加速: 米国で年間出店過去最高の15店舗を達成し、今後もKSU・KSAの現地上場による自律的資金調達で海外展開を加速させる。
- 3DX・AI推進: AI導入による需要予測・受発注最適化と「スマートくら寿司」全店展開でオペレーション効率を高め、人件費上昇を吸収する。
- 4商品・漁業創生: 養殖子会社「KURAおさかなファーム」や漁協連携で天然魚の安定調達を目指し、原材料リスク低減と高付加価値商品競争力を強化する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高2,451億円(+4.3%)と増収も、減損損失12億85百万円計上により営業利益55億円・ROE6.1%にとどまった。
米国KSU初黒字: FY2025通期で経常利益1億14百万円と初の黒字転換、売上高421億円(+17.4%)で過去最高の年間15店舗出店を達成した。
大阪・関西万博出店: 万博会場内「大阪・関西万博店」に延べ30万人以上が来店し、70カ国料理を再現した独自メニューを全国展開予定である。
無添蔵リブランド: 2025年5月に「無添蔵 中目黒店」をプレミアム業態でオープンし、連日予約が埋まる好調ぶりで都心部への新業態展開を本格化させた。
02
業績推移
売上高
2,451億円▲4.3%FY25
営業利益
54.6億円▼4.2%FY25
純利益
36.1億円▲11.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1361 | 1358 | 1477 | 1831 | 2114 | 2350 | 2451 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -11.1 | 24.6 | 57.0 | 54.6 |
| 経常利益 | 61.4 | 11.3 | 31.7 | 24.6 | 28.8 | 62.2 | 61.8 |
| 純利益 | 37.7 | -2.6 | 19.0 | 7.4 | 8.6 | 32.3 | 36.1 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 682 | 851 | 990 | 1096 | 1301 | 1394 | 1560 |
| 純資産 (自己資本) | 472 | 476 | 547 | 590 | 706 | 729 | 863 |
| 自己資本比率 (%) | 69.2 | 55.9 | 55.2 | 53.8 | 54.2 | 52.3 | 55.3 |
| 現金及び預金 | 210 | 206 | 187 | 132 | 189 | 230 | 242 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 86.3 | 89.4 | 47.4 | 99.4 | 137 | 184 | 149 |
| 投資CF | ▲66.0 | ▲83.4 | ▲94.8 | ▲121 | ▲145 | ▲103 | ▲186 |
| 財務CF | 25.6 | ▲11.6 | 24.6 | ▲47.0 | 54.9 | ▲40.1 | 49.5 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
90.74
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.1%
自己資本利益率
ROA
2.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比
Asia0.0兆10.9%
Japan0.2兆72.0%
NorthAmerica0.0兆17.2%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,794人
平均年齢
32.4歳
平均勤続
7.6年
単体 平均年収
521万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
20.00円-20
配当性向
22.8%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
40
FY21
20
FY22
20
FY23
20
FY24
40
FY25
20
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。