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株式会社紀文食品
カブシキガイシャキブンショクヒン上場食料品2933EDINET: E36466KIBUN FOODS INC.
決算期: 03月期
業種: 食料品
売上高 (FY25)
1089億円
2.25%営業利益 (FY25)
45.1億円
4.39%経常利益 (FY25)
41.9億円
4.62%純利益 (FY25)
25.9億円
8.52%総資産
724億円
1.99%自己資本比率
29.4%
—ROE
13.1%
4.40%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社紀文食品は、はんぺん・カニカマ・ちくわ等のスリミ製品(水産練り製品)を中核に据えた総合食品メーカーである。売上構成は国内食品事業が約70.7%、食品関連(チルド物流・情報)事業が約18.5%、海外食品事業が約10.8%で、国内小売・業務用向け販売と自社物流網が収益の基盤をなす。FY2025(2025年3月期)の売上高は1,089億円(前年比+2.2%)と増収を達成したが、スケソウダラすり身価格の上昇や物流費・人件費の増加が利益を圧迫し、営業利益は45億円(同-4.4%)、純利益は26億円(同-8.5%)と減益となった。セグメント別では、国内食品がコスト増で利益15.5%減と苦戦した一方、海外食品は付加価値製品の拡販で利益20.6%増、食品関連は物量増と料金改定で利益23.8%増と好調だった。中期経営計画2026では「持続的に成長できる強固な企業体質の確立」を基本方針に掲げ、カニカマ・竹輪の増産投資、海外スリミ市場の開拓、ROIC経営の推進を進める。創業100周年となる2038年を見据えた長期戦略として「総合食品グループ」「開発型企業」「グローバルカンパニー」の3つの姿を目標としている。自己資本比率は28.7%と低めで借入依存体質が残る点は引き続き課題である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 国内食品事業(売上770億円)がグループ売上の約71%を占め、スリミ製品・惣菜の製造販売が主力である。
- 2顧客: 国内スーパー等の小売部門と業務用チャネルが中心で、海外は米国・タイ・中国等へカニカマ・日本食材を展開している。
- 3価値提案: 高たんぱく・低脂質の健康機能訴求とSNSプロモーションにより、節約志向下でも付加価値食品として差別化を図っている。
- 4コスト構造: 主原料スケソウダラすり身を子会社紀文産業に調達集約し、自社チルド物流網を活用して製造から配送まで内製化している。
Risks · リスク要因
- 1原材料コスト: 主原料スケソウダラすり身は期末に向け価格上昇が続いており、FY2025も国内食品セグメント利益を15.5%押し下げた。
- 2季節変動・気温リスク: 売上の約32%が第3四半期(10-12月)に集中し、暖冬傾向が続けばおでん・鍋商品を中心に業績が直撃する。
- 3借入依存体質: 自己資本比率28.7%、固定負債に長期借入金を抱え、金利上昇局面での財務コスト増大リスクが残存している。
- 4食品安全・情報セキュリティ: 食品事故や個人情報漏洩が発生した場合、紀文ブランドへの信頼失墜と販売悪化が直ちに業績に波及する。
Strengths · 強み
- 1ブランド認知: 「紀文」ブランドはスリミ製品国内トップ級の認知度を持ち、はんぺん・カニカマで消費者ロイヤルティが高い。
- 2垂直統合物流: グループ内チルド共同配送事業(売上201億円)を保有し、品質管理と物流コスト競争力を両立している。
- 3カニカマ成長性: カニカマは国内外でシェア拡大中で、中国和食チェーン向け導入や米国・タイでの販売増など海外需要が年々拡大している。
- 4コア顧客層の人口動態優位: 主要ロイヤルユーザーである50-70代人口は当面増加が見込まれ、内食・健康志向とも合致している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中計2026の基本方針: 2024年4月スタートの3カ年計画で「持続的成長を支える強固な企業体質確立」を掲げ、ROIC経営を推進している。
- 2カニカマ・竹輪の増産投資: 国内シェア拡大余地の大きいカニカマ・竹輪カテゴリーを対象に生産能力増強と製品ラインアップ拡充を優先する。
- 3海外事業の市場開拓: スリミ・日本食材を軸にアジア・米国での現地マーケティングを強化し、グローバルワイドでの供給能力増強も並行して進める。
- 42038年長期ビジョン: 創業100周年を目標に「総合食品グループ」「開発型企業」「グローバルカンパニー」の3軸を5回の中計で段階的に実現する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025増収減益: 売上高1,089億円(+2.2%)と過去最高水準を更新したが、コスト増により営業利益45億円(-4.4%)、純利益26億円(-8.5%)と3指標とも減益となった。
食品関連事業の好調: 物流事業での新規顧客獲得・料金改定・物量増により、食品関連セグメント売上は前年比+8.2%の201億円、利益は+23.8%増と最高水準を更新した。
海外事業の収益改善: 売上は118億円(-0.3%)と横ばいながら、自社高付加価値製品比率向上でセグメント利益は958百万円(+20.6%)に拡大した。
為替換算方法の変更: FY2025より在外子会社の収益・費用換算を直物相場から期中平均相場に変更し、財務比較可能性を向上させた。
02
業績推移
売上高
1,089億円▲2.2%FY25
営業利益
45.1億円▼4.4%FY25
純利益
25.9億円▼8.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1032 | 1023 | 1000 | 989 | 1055 | 1065 | 1089 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 38.1 | 20.2 | 47.2 | 45.1 |
| 経常利益 | 20.6 | 23.1 | 33.1 | 33.6 | 17.5 | 43.9 | 41.9 |
| 純利益 | 4.7 | 9.8 | 25.9 | 18.7 | 4.3 | 28.3 | 25.9 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 552 | 524 | 555 | 635 | 638 | 710 | 724 |
| 純資産 (自己資本) | 55.3 | 36.0 | 88.8 | 142 | 138 | 192 | 213 |
| 自己資本比率 (%) | 10.0 | 6.9 | 16.0 | 22.3 | 21.7 | 27.0 | 29.4 |
| 現金及び預金 | 39.8 | 25.6 | 42.6 | 76.3 | 63.9 | 85.3 | 87.1 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | ▲6.4 | 1.3 | 58.0 | 1.3 | 9.0 | 55.2 | 38.6 |
| 投資CF | ▲9.9 | ▲10.3 | 5.3 | ▲8.7 | ▲14.2 | ▲8.7 | ▲19.7 |
| 財務CF | ▲3.8 | ▲4.7 | ▲46.4 | 40.5 | ▲7.5 | ▲25.9 | ▲19.6 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
113.36
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
13.1%
自己資本利益率
ROA
3.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
DomesticFoodBusiness0.1兆70.7%0.00兆3.2%
FoodRelatedBusiness0.0兆18.5%0.00兆6.1%
OverseaFoodBusiness0.0兆10.8%0.00兆8.1%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
992人
平均年齢
40.2歳
平均勤続
16.5年
単体 平均年収
518万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
20.00円+3
配当性向
37.0%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
5
FY21
12
FY22
15
FY23
16
FY24
17
FY25
20
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。