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株式会社オカムラ食品工業
カブシキガイシャオカムラショクヒンコウギョウ上場食料品2938EDINET: E38979Okamura Foods Co.,Ltd.
決算期: 06月期
業種: 食料品
売上高 (FY25)
353億円
8.20%営業利益 (FY25)
30.2億円
18.56%経常利益 (FY25)
28.1億円
3.99%純利益 (FY25)
20.2億円
2.64%総資産
413億円
5.36%自己資本比率
38.9%
—ROE
13.4%
2.90%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社オカムラ食品工業は、「海の恵みを絶やすことなく世界中の人々に届け続ける」をミッションに掲げ、サーモン養殖事業・国内加工事業・海外加工事業・海外卸売事業の4事業を展開する水産専門企業である。売上高はFY2019の59億円からFY2025の353億円へと6年間で約6倍に拡大しており、ROE13.4%と高い資本効率を維持している。成長の二大エンジンは国内サーモン養殖と東南アジアを中心とした海外卸売事業であり、FY2025においても養殖事業売上が前期比37.2%増、海外卸売事業が同24.5%増と牽引役を果たした。デンマーク子会社Musholm A/Sの先進養殖技術を国内に移植しながら青森県を中心に養殖設備投資を継続しており、シンガポール・マレーシア・台湾・タイに展開する海外卸売網では超低温倉庫(-60℃)を核としたコールドチェーンを強みに日本食需要を取り込む。一方、海外加工事業は原料サーモンの価格高騰で売上が前期比7.7%減となるなど課題も残り、ミャンマー情勢・為替変動・気候変動による養殖リスクへの対処が中長期的な経営課題として挙げられる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 養殖26%・国内加工27%・海外加工40%・海外卸売31%の4事業が相互補完し、売上353億円を構成する。
- 2顧客: 国内食品流通・外食に加え、東南アジア(シンガポール・マレーシア・台湾・タイ)の日本食レストランや小売に供給する。
- 3価値提案: 自社養殖から加工・コールドチェーンまで一貫体制を持ち、安定供給と高品質管理(ASC・MSC認証)を実現する。
- 4コスト構造: 養殖設備への継続投資(FY2025有形固定資産取得1,970百万円)が重く、規模拡大による固定費吸収が収益改善の鍵である。
Risks · リスク要因
- 1気候変動・自然災害リスク: 主力の青森県養殖場や工場が集中立地しており、時化・赤潮・台風等の激甚化で養殖魚の大量斃死や操業停止が生じる可能性が高い。
- 2為替変動リスク: 外貨建債権の換算損益がFY2025経常利益を前期比578百万円押し下げており、円高局面では海外事業の利益が大幅に毀損する恐れがある。
- 3ミャンマー政情不安リスク: 海外加工事業の主要拠点の一つであるミャンマー工場が不安定な情勢下で稼働を抑制しており、情勢悪化時には加工能力に深刻な影響が及ぶ。
- 4養殖ライセンス・疾病リスク: 区画漁業権・水利権の新規取得困難化やウイルス性疾病(IHN・IPN)による大量斃死が発生した場合、成長戦略の根幹が毀損する危険がある。
Strengths · 強み
- 1養殖技術の自社完結: デンマーク子会社Musholm A/Sの先進ノウハウを国内移転し、発眼卵から出荷まで他社種苗に依存しない完全自社管理体制を確立している。
- 2東南アジアの日本食コールドチェーン: シンガポール拠点の超低温倉庫(-60℃)を核に4カ国子会社網を構築し、競合が模倣困難な鮮度管理インフラを保有している。
- 3サーモン市場の高成長性: 国内外でサーモン需要が拡大する中、国内養殖ではFY2025に3,476トンを達成し量・効率の両面で年々改善が進んでいる。
- 4多事業ポートフォリオによる収益安定: 養殖・国内加工・海外加工・海外卸売の4事業が地域・品種・機能で分散しており、単一事業の不振を他でカバーできる構造である。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1国内養殖量の段階的拡大: FY2025実績3,476トンをベースに中間養殖場の新設・設備投資を継続し、2030年に向けて国内養殖を成長エンジンの中核に位置づける計画である。
- 2養殖効率の先進国水準化: 屋外循環式高密度中間育成システムや給餌バージ船を導入し、デンマーク並みのFCR(増肉係数)改善とコスト削減を2030年目標として追求する。
- 3海外卸売事業の地域拡大: アジア日本食市場の成長を取り込むため、現行4カ国拠点に加え進出国を増やし、超低温倉庫・配送能力への先行投資を継続する方針である。
- 4中期経営目標2030の推進: 2025年2月公表の中期経営目標2030のもと、国内養殖量拡大と海外卸売売上拡大を最重要課題に位置づけ、投資と人材の先行配分を進める。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上353億円(前期比+8.2%)、営業利益30億円(同+18.6%)と増収増益を達成したが、為替差損222百万円が影響し経常利益は同△4.0%の28億円にとどまった。
養殖事業がFY2025売上92億円(前期比+37.2%)、セグメント利益12億円(同+60.3%)と大幅増益し、国内水揚量は前期比約800トン増の3,476トンを計上した。
海外卸売事業はFY2025売上110億円(前期比+24.5%)、セグメント利益6億円(前期比+237.3%)と急拡大し、販管費率改善と円安効果が利益を押し上げた。
海外加工事業はサーモン原料価格高騰によりサーモンハラスの販売数量が減少し、売上141億円(前期比△7.7%)と唯一の減収セグメントとなった。
02
業績推移
売上高
353億円▲8.2%FY25
営業利益
30.2億円▲18.6%FY25
純利益
20.2億円▲2.6%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 58.5 | 145 | 202 | 241 | 289 | 327 | 353 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 29.6 | 31.9 | 25.5 | 30.2 |
| 経常利益 | 1.7 | 7.9 | 15.9 | 33.4 | 35.4 | 29.3 | 28.1 |
| 純利益 | 1.0 | -10.9 | 9.9 | 22.5 | 23.9 | 19.7 | 20.2 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 145 | 149 | 174 | 243 | 301 | 392 | 413 |
| 純資産 (自己資本) | 39.4 | 28.0 | 52.6 | 74.5 | 99.7 | 142 | 160 |
| 自己資本比率 (%) | 27.2 | 18.7 | 30.3 | 30.6 | 33.1 | 36.1 | 38.9 |
| 現金及び預金 | — | — | 19.4 | 19.6 | 20.6 | 48.3 | 44.1 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | — | — | 36.1 | ▲8.6 | ▲11.4 | 2.8 | 35.4 |
| 投資CF | — | — | ▲12.0 | ▲16.3 | ▲21.3 | ▲23.4 | ▲19.8 |
| 財務CF | — | — | ▲26.9 | 24.6 | 33.0 | 47.3 | ▲19.3 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
41.35
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
13.4%
自己資本利益率
ROA
4.9%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
CultureEnterprise0.0兆17.1%0.00兆20.5%
DomesticProcessing0.0兆24.6%0.00兆13.5%
OverseasProcessing0.0兆27.2%0.00兆10.8%
OverseasWholesaling0.0兆31.2%0.00兆5.5%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
95人
平均年齢
39.2歳
平均勤続
5.8年
単体 平均年収
611万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
47.50円-4
配当性向
15.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
253
FY21
253
FY22
253
FY23
270
FY24
51
FY25
48
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。