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株式会社ツクルバ
カブシキガイシャツクルバ上場不動産業2978EDINET: E35028TSUKURUBA Inc.
決算期: 07月期
業種: 不動産業
売上高 (FY25)
81.0億円
47.71%営業利益 (FY25)
2.8億円
77.42%経常利益 (FY25)
2.0億円
75.44%純利益 (FY25)
1.1億円
50.46%総資産
61.4億円
45.45%自己資本比率
31.5%
—ROE
6.2%
6.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社ツクルバは、中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を首都圏で展開するテック系不動産企業である。従来は再販事業者・ポータルサイト・仲介業者に分散していた住宅流通バリューチェーンを、デザイン×テクノロジーで一体化し、ユーザー体験の刷新と業務効率化を同時に実現するビジネスモデルが特徴だ。売上高は2019年の15億円から2025年の81億円へと6年で5倍超に拡大し、FY2025は前年比+47.7%増と成長が加速している。一方で、営業利益は3億円(利益率3.4%)、純利益は1億円(前年比-50.6%)と収益基盤はなお脆弱であり、棚卸資産(販売用不動産・仕掛品)の急増により営業キャッシュフローは-14.8億円と転落、借入金依存が高まっている点に注意が必要である。首都圏中古マンション成約件数が9ヶ月連続前年比増と市場環境は追い風だが、住宅ローン金利上昇・競合参入・在庫リスクなど不動産固有のリスクも内包する。自社企画商品(買取・リノベ再販)の拡大が売上成長を牽引しているが、同時に在庫リスクと財務レバレッジも拡大させており、規模拡大と収益性改善の両立が投資家にとっての最重要観察点となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 中古マンション仲介手数料が主力で、自社企画商品(買取・リノベ再販)の売上が急拡大し81億円の大半を構成している。
- 2顧客: 首都圏の中古・リノベーション住宅を探す個人購入者を会員化し、売主である再販事業者を掲載パートナーとして両面を取り込んでいる。
- 3価値提案: ポータル・仲介・企画開発を1プラットフォームに統合し、コンテンツ記事とオンラインチャットで購入体験を刷新することで他社と差別化している。
- 4コスト構造: 販売用不動産の仕入原価が売上原価の大半を占め、広告費を含む販管費32.7億円がユーザー獲得と組織拡充に充てられている。
Risks · リスク要因
- 1在庫・財務リスク: 自社企画商品拡大で棚卸資産が約16億円増加し、短期借入金+1年内返済長期借入金が合計で流動負債35億円に膨らみ、流動性管理が課題である。
- 2住宅ローン金利上昇リスク: 日銀の利上げ局面で住宅ローン負担が増し、購入マインドが悪化すれば仲介件数・再販物件の売却スピードが同時に低下する可能性がある。
- 3競合参入リスク: テック大手や海外プロップテック企業が類似モデルで参入した場合、ユーザー獲得コストの高騰や会員流出が生じ、成長シナリオが毀損しうる。
- 4情報管理・コンプライアンスリスク: FY2025にインターネット上の発信情報に関する特別調査費用を特損計上しており、ブランド信頼性への影響と再発防止が引き続き要注目である。
Strengths · 強み
- 1統合プラットフォームの参入障壁: Webサービス・仲介業務・リノベ企画を一体開発した自社システムは、異業種からの単純模倣が困難な複合能力である。
- 2データ資産の希少性: 物件固有の定性情報・取引価格推移・ユーザー行動データを統合蓄積しており、首都圏中古マンションでは業界屈指の情報資産となっている。
- 3成長持続力: 売上高は6年連続増収で2019年比5.4倍、FY2025は+47.7%と高成長を維持しており、市場シェア拡大が継続的に確認できる。
- 4多様人材による生産性: 営業成績上位20名中女性80%・業界未経験者50%を実現し、型化されたオペレーションで属人依存を排除した拡張可能な組織を構築している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1cowcamoの規模拡大: マーケティング強化と営業組織の体制強化を継続し、首都圏中古マンション流通での取引件数・売上高の拡大を最優先テーマとして推進している。
- 2バリューチェーン統合深化: 物件企画・コンテンツ制作・エージェントCRMをデータで連結し、エージェント1人当たり生産性の継続的な向上を目指している。
- 3自律成長サイクルの実現: 会員数拡大→データ蓄積→物件供給増→さらなる集客というフライホイール効果を意図し、広告依存を段階的に低下させる方針である。
- 4ガバナンス強化: 2025年2月に指名・報酬委員会を設置し、監査等委員会設置会社体制と合わせて取締役会の独立性・意思決定スピード向上を図っている。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高81億円(前年比+47.7%)、営業利益2.7億円(同+76.8%)と大幅増収増益だが、純利益は1.1億円(同-50.6%)と特別損失・税負担で圧迫された。
キャッシュフロー悪化: 棚卸資産が約16億円増加し営業CFは-14.8億円、財務CFで+15億円を調達するなど借入依存の資金繰り構造が鮮明になった。
市場環境の追い風: 2025年7月首都圏中古マンション成約件数は前年比+24.6%増・成約価格5,303万円(同+5.0%)と9ヶ月連続上昇し、需要環境は良好である。
特別損失の計上: 本社移転関連費用および2025年9月公表のインターネット発信情報に関する特別調査費用等、計4,966万円を特損計上し、信頼回復が急務となっている。
02
業績推移
売上高
81億円▲47.7%FY25
営業利益
2.8億円▲77.4%FY25
純利益
1.1億円▼50.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 15.2 | 17.2 | 16.2 | 27.7 | 41.5 | 54.8 | 81.0 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -7.7 | -1.3 | 1.6 | 2.8 |
| 経常利益 | 0.1 | -1.6 | -3.6 | -8.0 | -1.5 | 1.1 | 2.0 |
| 純利益 | 0.1 | -4.3 | -4.8 | -8.2 | -1.7 | 2.2 | 1.1 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 18.7 | 21.6 | 30.4 | 28.8 | 30.6 | 42.2 | 61.4 |
| 純資産 (自己資本) | 14.8 | 10.8 | 8.8 | 9.1 | 15.1 | 18.0 | 19.3 |
| 自己資本比率 (%) | 78.9 | 49.7 | 29.0 | 31.6 | 49.4 | 42.6 | 31.5 |
| 現金及び預金 | 13.7 | 15.2 | 22.0 | 16.1 | 17.3 | 18.7 | 18.2 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 4.0 | ▲0.8 | ▲4.4 | ▲10.3 | ▲0.9 | ▲9.0 | ▲14.8 |
| 投資CF | ▲1.7 | ▲5.3 | ▲1.1 | ▲1.1 | ▲0.6 | 0.8 | ▲0.8 |
| 財務CF | 8.4 | 7.5 | 12.2 | 5.4 | 2.6 | 9.5 | 15.0 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
9.38
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.2%
自己資本利益率
ROA
1.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
CowcamoBusiness0.0兆98.4%0.00兆19.0%
PropertyPlanningAndDesignDivision0.0兆1.6%0.00兆9.2%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
215人
平均年齢
32.1歳
平均勤続
2.5年
単体 平均年収
607万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当データは準備中です。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。