株
株式会社三越伊勢丹ホールディングス
カブシキガイシャミツコシイセタンホールディングス上場小売業3099EDINET: E03521Isetan Mitsukoshi Holdings Ltd.
決算期: 03月期
業種: 小売業
売上高 (FY25)
5555億円
3.56%営業利益 (FY25)
763億円
40.36%経常利益 (FY25)
881億円
47.17%純利益 (FY25)
528億円
4.98%総資産
12057億円
1.58%自己資本比率
50.0%
—ROE
8.8%
1.00%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
三越伊勢丹ホールディングスは、伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店を旗艦店とする国内最大手百貨店グループであり、百貨店事業(売上の83%)を中心にクレジット・金融、不動産、スーパーマーケット等を展開する。FY2025は売上高5,555億円(前期比+3.6%)、営業利益763億円(前期比+40.4%)と大幅増益を達成し、前中期経営計画(2022〜2024年度)の「再生フェーズ」を予定以上の水準で完遂した。インバウンド消費の過去最高更新、外商・エムアイカード会員を軸とした識別顧客売上の拡大、徹底した販管費コントロールが利益拡大を牽引した。2025年4月始動の新中期経営計画(2025〜2030年度)では、「館業」から個客のLTV最大化を狙う「個客業」への構造転換を本格化させ、2027年度に営業利益850億円・ROE9.8%、2030年度に営業利益1,000〜1,100億円・ROE10〜11%を目標に掲げる。高感度上質消費層と富裕層の拡大という追い風を取り込みながら、カード・アプリを活用した顧客識別化と連邦戦略による事業間シナジーが中期的な成長の鍵となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 百貨店事業が売上の約83%を占め、クレジット・金融6%、不動産5%、その他が補完する収益構造である。
- 2顧客: 富裕層・外商顧客・インバウンド訪日客をコアターゲットに、カード・アプリで識別化した個客のLTV最大化を狙う。
- 3価値提案: 伊勢丹新宿・三越日本橋を中心に高感度上質MDとリモデルで差別化し、「特別な」購買体験を提供する。
- 4コスト構造: 前中計で販管費と要員数を適正化し損益分岐点を低下、売上増が直接利益増に直結する構造を確立している。
Risks · リスク要因
- 1消費の二極化・景気変動リスク: 高付加価値消費に特化するモデルは景気後退局面で富裕層の購買抑制に直撃されやすく、業績変動が大きい。
- 2ビジネスモデル変革の遅延リスク: 「個客業」への転換はDX人財不足・システム障害等により計画遅延が生じ、競争力低下につながる可能性がある。
- 3インバウンド依存と為替・地政学リスク: 免税売上が主要収益ドライバーとなる中、急激な円高や地政学的緊張による訪日客減少が業績を直撃しうる。
- 4人材確保・労務リスク: 少子化と労働市場の競争激化により専門人財・デジタル人財の確保が困難化し、「個客業」推進の実行力が損なわれる恐れがある。
Strengths · 強み
- 1旗艦店の圧倒的集客力: 伊勢丹新宿本店は百貨店単体で国内最大売上規模を誇り、インバウンド免税売上も大幅拡大している。
- 2識別顧客基盤: カード・アプリを通じた識別顧客売上高はFY2025計画比で上振れ、1人当たり年間購買額も増加傾向にある。
- 3エムアイカードによる金融シナジー: カード利用拡大と割賦手数料収入が百貨店売上と連動し、金融事業の営業利益は前期比+41.8%成長した。
- 4コスト競争力: 「百貨店の科学」として徹底した経費管理を推進し、FY2025営業利益率は13.7%と前中計開始時から大幅に改善した。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1新中計フェーズⅠ目標: 2027年度に営業利益850億円・ROE9.8%・識別顧客売上高6,870億円の達成を最優先KPIとして設定している。
- 2高感度上質店舗化: 伊勢丹新宿「最新最先端」・三越日本橋「伝統文化芸術」・三越銀座「グローバルストア」と各店コンセプトを明確化しリモデルを加速する。
- 3個客識別化の拡大: 2025年3月に海外個客向けアプリ・無料カード「エムアイカード ベーシック」をローンチし、国内外の顧客識別100%を目指す。
- 4まち化・不動産戦略: フィリピン・タイでの複合不動産開発参画や新宿・日本橋エリアの「まち化」により、ホテル・レストラン等の高感度コンテンツを開発する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025営業利益763億円: 前期比+40.4%で2期連続過去最高を更新し、計画値640億円を大幅に上回る着地となった。
国内百貨店売上が過去最高: インバウンド免税売上の大幅伸長と識別顧客拡大により、国内百貨店計の総額売上高が過去最高を更新した。
純利益は前期比▲5.0%: 営業・経常利益が大幅増益の一方、特殊要因による純利益の減少(52,814百万円)が対照的な結果となった。
新中期経営計画を2025年4月始動: 6カ年計画(2025〜2030年度)を策定し、2030年度に営業利益1,000〜1,100億円・ROE10〜11%を最終目標に掲げた。
02
業績推移
売上高
5,555億円▲3.6%FY25
営業利益
763億円▲40.4%FY25
純利益
528億円▼5.0%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 11968 | 11192 | 8160 | 4183 | 4874 | 5364 | 5555 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 59.4 | 296 | 544 | 763 |
| 経常利益 | 320 | 198 | -172 | 95.2 | 300 | 599 | 881 |
| 純利益 | 135 | -112 | -411 | 123 | 324 | 556 | 528 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 12474 | 12238 | 11983 | 11686 | 12173 | 12251 | 12057 |
| 純資産 (自己資本) | 5857 | 5502 | 5083 | 5177 | 5525 | 6008 | 6029 |
| 自己資本比率 (%) | 47.0 | 45.0 | 42.4 | 44.3 | 45.4 | 49.0 | 50.0 |
| 現金及び預金 | 501 | 767 | 1028 | 845 | 1090 | 724 | 418 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 283 | 163 | 12.0 | 379 | 663 | 569 | 896 |
| 投資CF | ▲225 | ▲99.7 | ▲47.4 | ▲174 | ▲270 | ▲270 | ▲260 |
| 財務CF | ▲90.6 | 203 | 297 | ▲399 | ▲162 | ▲685 | ▲949 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
142.42
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
8.8%
自己資本利益率
ROA
4.4%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
CreditAndFinanceBusinessCustomerOrganizationManagementBusiness0.0兆3.6%0.01兆28.7%
DepartmentStoreBusiness0.5兆82.5%0.06兆14.1%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.1兆9.5%0.00兆3.9%
RealEstateBusiness0.0兆4.4%0.00兆14.9%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
381人
平均年齢
47.5歳
平均勤続
23.8年
単体 平均年収
923万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
78.00円+32
配当性向
114.0%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
18
FY21
12
FY22
15
FY23
20
FY24
46
FY25
78
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。