シ
シキボウ株式会社
シキボウカブシキガイシャ上場繊維製品3109EDINET: E00530SHIKIBO LTD.
決算期: 03月期
業種: 繊維製品
売上高 (FY25)
391億円
1.05%営業利益 (FY25)
13.5億円
5.74%経常利益 (FY25)
10.5億円
20.80%純利益 (FY25)
9.1億円
14.25%総資産
856億円
2.78%自己資本比率
41.2%
—ROE
2.6%
0.20%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
シキボウは1892年創業の繊維メーカーを源流とし、現在は繊維・産業資材・機能材料・不動産サービスの4セグメントで売上391億円を稼ぐ。繊維が全体の約52%を占める最大事業だが、FY2025の営業利益は2.4億円と薄く、収益の約15億円相当は不動産・サービスセグメント(営業利益19.8億円)が実質的に下支えしている構図である。機能材料セグメントでは食品用増粘安定剤を製造する子会社シキボウ堺が2025年1月に新工場を竣工し、生産能力を既存比約2.5倍に拡張。複合材料事業では航空・宇宙分野の新規案件受注を積み上げており、これらが「新中核事業」として将来の収益柱に育つか否かが最大の注目点である。新中計「TG25-27」では2030年に売上550億円・営業利益36億円を掲げるが、FY2025実績のROE2.6%・ROIC1.7%はいずれも低水準にとどまり、資本効率改善が急務である。有利子負債は256億円(D/Eレシオ0.73倍)と財務レバレッジは相応にかかっており、設備投資増加局面での金利上昇リスクにも注意が必要だ。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 繊維52%・産業資材34%・不動産サービス16%の3本柱で売上391億円を計上し、収益貢献は不動産・サービスが最大である。
- 2顧客: ユニフォーム・中東民族衣装・紙パルプ・食品メーカー・航空機部品など多様な産業向けに国内外で製品を供給している。
- 3価値提案: 繊維で培った素材・加工技術を食品添加物・フィルター・複合材料に横展開し、差別化ニッチ市場でシェアを維持している。
- 4コスト構造: 原糸・合成繊維・エネルギー費が主要コストであり、国内外生産拠点の効率化と価格改定で製造原価上昇を吸収する構造である。
Risks · リスク要因
- 1原材料・エネルギー価格の高止まり: 合成繊維や重油等の原料コスト上昇が製造原価を押し上げ、FY2025産業材セグメントの営業利益は前期比65.9%減と直撃を受けた。
- 2有利子負債256億円と金利上昇リスク: D/Eレシオ0.73倍の財務レバレッジ下で金利スワップ未対応分に市中金利上昇が及ぶと、財務費用が膨らむ可能性がある。
- 3為替変動リスク: 中東向け輸出や海外調達が拡大するなか、為替予約でリスクヘッジしているものの円高転換で輸出衣料・原糸事業の採算が悪化しうる。
- 4地政学・政策リスク: 中国・インドネシア・ベトナム等での生産依存と米国通商政策の不透明感が原材料調達・輸出販売の双方に影響を与えるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1産業資材の国内首位ポジション: ドライヤーカンバスとフィルタークロスで国内トップシェアを保持し、参入障壁が高いニッチ市場で安定受注を確保している。
- 2不動産・サービスの高収益: 不動産賃貸とリネンサプライが営業利益19.8億円を稼ぎ、繊維の低採算を補う安定したキャッシュ創出源となっている。
- 3食品用増粘安定剤の生産能力増強: 2025年1月竣工の新工場で生産能力が約2.5倍に拡大し、食品・化成品事業の成長加速に向けた基盤が整った。
- 4中東民族衣装事業の拡大: 円安と中東市場の活況を背景に輸出衣料事業が大幅増収となり、海外収益源の多様化が進展している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 12030年売上550億円・営業利益36億円: 新中計「TG25-27」をマイルストーンとして長期ビジョン「Mermaid 2042」の数値目標をバックキャスティングで分解し推進する。
- 2食品・化成品事業の販売拡大: 新工場(生産能力2.5倍)を活用し低粘度・脱臭・殺菌品などの新規素材とブレンド品で2028年3月期のROA2.4%達成をめざす。
- 3航空・宇宙分野の複合材料事業拡大: 新規案件の生産立上げとエネルギーインフラ向け量産受注、業務提携検討を通じ機能材料セグメントを第2の収益柱へ育成する。
- 4資本効率改善とDX推進: 2028年3月期ROIC2.9%・ROE3.9%を目標に、政策保有株式売却・業務効率化・資金効率改善を並行して進める。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上391億円(前期比+1.0%)、営業利益13.5億円(同-5.8%): 繊維は黒字転換したが産業材の利益急減と経常利益の20.8%減が全体を下押しした。
純利益9.1億円(前期比+14.2%): 政策保有株式の売却益を特別利益に計上したことで純利益は増加し、底上げ効果が確認された。
シキボウ堺新工場が2025年1月竣工: 食品用増粘安定剤ブレンド品の生産能力を約2.5倍に拡張し、新中核事業の収益化に向けた最大のトピックとなっている。
新中計「TG25-27」を発表: 2025年3月期より産業材セグメントを産業資材と機能材料に再編し、食品・複合材料を成長ドライバーとして位置付けた。
02
業績推移
売上高
391億円▲1.0%FY25
営業利益
13.5億円▼5.7%FY25
純利益
9.1億円▲14.3%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 408 | 380 | 335 | 357 | 379 | 387 | 391 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 13.6 | 12.2 | 14.3 | 13.5 |
| 経常利益 | 21.1 | 15.7 | 9.4 | 10.4 | 11.3 | 13.2 | 10.5 |
| 純利益 | -14.3 | 9.6 | 0.1 | 0.5 | 15.7 | 8.0 | 9.1 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 849 | 851 | 827 | 816 | 820 | 833 | 856 |
| 純資産 (自己資本) | 325 | 325 | 319 | 318 | 334 | 341 | 352 |
| 自己資本比率 (%) | 38.2 | 38.2 | 38.5 | 39.0 | 40.7 | 40.9 | 41.2 |
| 現金及び預金 | 46.4 | 64.5 | 63.7 | 50.1 | 49.2 | 53.0 | 58.2 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 30.4 | 28.2 | 27.8 | 29.9 | 11.1 | 35.5 | 21.1 |
| 投資CF | ▲18.8 | ▲21.8 | ▲23.4 | ▲6.5 | ▲6.8 | ▲27.0 | ▲27.7 |
| 財務CF | ▲9.9 | 11.9 | ▲5.1 | ▲37.9 | ▲5.8 | ▲5.1 | 10.7 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
72.75
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
2.6%
自己資本利益率
ROA
1.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
IndustrialMaterials0.0兆34.5%0.00兆1.4%
RealEstateAndService0.0兆13.9%0.00兆36.4%
Textile0.0兆51.6%0.00兆1.2%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
572人
平均年齢
45.0歳
平均勤続
15.3年
単体 平均年収
501万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
75.00円+25
配当性向
43.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
40
FY21
40
FY22
40
FY23
50
FY24
50
FY25
75
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。