日
日東紡績株式会社
ニットウボウセキカブシキガイシャ上場ガラス・土石製品3110EDINET: E00542NITTO BOSEKI CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: ガラス・土石製品
売上高 (FY25)
1090億円
16.92%営業利益 (FY25)
164億円
96.08%経常利益 (FY25)
176億円
80.15%純利益 (FY25)
128億円
75.95%総資産
2231億円
5.18%自己資本比率
60.9%
—ROE
10.4%
3.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日東紡績は創立100年超のグラスファイバー専業メーカーで、電子材料・メディカル・複合材・資材ケミカル・断熱材の5事業を展開する。売上構成は電子材料が37.5%を占め、同事業が収益の大部分を担う構造である。FY2025は電子材料事業がAIサーバー向け旺盛需要を捉え売上高4,091億円(+36.9%)・営業利益1,388億円(+157.9%)と急伸し、グループ全体の売上高を1,090億円(前期比+16.9%)、営業利益を164億円(同+96.1%)、ROEを10.4%へと押し上げた。中核技術は低誘電・低熱膨張特性を持つ「スペシャルガラス」で、グラスファイバーヤーンとガラスクロスの一貫製造体制が参入障壁となっている。2024年度から始動した中期経営計画(2024-2027年度)ではスペシャルガラスへの積極設備投資を前倒し実行しており、2027年度目標として売上高1,350億円・営業利益200億円を掲げる。一方、複合材事業は修繕コスト増で営業損失が継続し、エネルギーコスト・アスベスト訴訟・競合の技術追随がリスク要因として残存する。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 電子材料事業が売上の37.5%・営業利益の84%超を占め、スペシャルガラスが牽引する高収益構造である。
- 2顧客: プリント配線板・半導体パッケージ基板メーカーを主軸に、診断薬・断熱材で多業種へ展開する。
- 3価値提案: 独自組成の低誘電・低熱膨張ガラスをヤーンからクロスまで一貫製造し、品質と安定供給を両立する。
- 4コスト構造: LNGと電力を多用する製造業のため、エネルギーコストが最大の変動費となり収益を左右する。
Risks · リスク要因
- 1競合の技術追随リスク: 国内外企業がスペシャルガラス類似技術を開発中であり、現在の高収益が将来圧迫される可能性がある。
- 2エネルギー価格変動: グラスファイバー製造はLNG・電力依存度が高く、地政学要因やエネルギー政策変更で原価が急騰しやすい。
- 3アスベスト訴訟: 国内14地裁・3高裁で計32件が係属中であり、不利判決が出た場合の業績・財務への悪影響リスクが残存する。
- 4需要変動と設備投資回収リスク: AI需要の急変や市況悪化時に前倒し設備投資が過剰設備となり、減損・収益悪化を招く可能性がある。
Strengths · 強み
- 1スペシャルガラスの独自技術: 低誘電・低熱膨張の特殊組成ガラスをヤーン・クロス双方で製造できる企業は世界でも限定的である。
- 2AIサーバー需要との合致: 高速通信基板に必須の低誘電材料を量産供給できる位置にあり、AIインフラ拡大の直接受益者である。
- 3一貫製造体制: ヤーン製造からクロス加工まで自社完結し、品質管理の一貫性と顧客への安定供給力を競合優位に転換している。
- 4メディカルでの市場シェア: 炎症マーカー・骨粗鬆症マーカーで国内大きな販売シェアを持ち、100品目超の診断薬ラインナップを揃える。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1スペシャルガラス生産能力拡大: AI需要急増に対応すべく中期計画初年度から設備投資を前倒し実行し、2027年度売上高1,350億円を目指す。
- 22030年ビジョン達成投資の刈り取り: 電子材料・メディカル両事業で前中計投資を収益化し、2027年度営業利益200億円・ROE8%以上を確保する。
- 3新事業柱の探索: 2024年4月に従来3部門を5事業本部へ再編し、スペシャルガラス・メディカルに次ぐ第3の収益柱を2030年以降に向け育成する。
- 4サステナビリティ経営推進: 2030年度CO2削減目標と2050年カーボンニュートラルを設定し、再エネ導入・省エネ投資で環境規制リスクを軽減する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績急拡大: 売上高1,090億円(+16.9%)・営業利益164億円(+96.1%)・純利益128億円(+76.0%)を達成し、ROEは10.4%に上昇した。
電子材料事業が牽引: AIサーバー向けスペシャルガラス好調で同事業売上+36.9%・営業利益+157.9%と全社利益の84%超を創出した。
設備投資前倒し実行: 固定資産取得支出131億円を計上し、スペシャルガラスの生産能力拡大投資を中計初年度から加速した。
組織再編とセグメント変更: 2024年4月に3事業部門から5事業本部制へ移行し、FY2025から報告セグメントを新区分に切り替えた。
02
業績推移
売上高
1,090億円▲16.9%FY25
営業利益
164億円▲96.1%FY25
純利益
128億円▲75.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 823 | 857 | 787 | 841 | 875 | 933 | 1090 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 72.7 | 48.8 | 83.9 | 164 |
| 経常利益 | 89.3 | 82.0 | 62.7 | 80.6 | 60.7 | 97.5 | 176 |
| 純利益 | 79.8 | 57.7 | 81.0 | 65.2 | 27.7 | 73.0 | 128 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1510 | 1728 | 1847 | 1873 | 1856 | 2121 | 2231 |
| 純資産 (自己資本) | 907 | 987 | 1044 | 1106 | 1089 | 1237 | 1358 |
| 自己資本比率 (%) | 60.1 | 57.1 | 56.5 | 59.1 | 58.7 | 58.3 | 60.9 |
| 現金及び預金 | 161 | 227 | 302 | 185 | 215 | 235 | 284 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 53.2 | 106 | 78.2 | 69.6 | 76.4 | 50.6 | 191 |
| 投資CF | ▲114 | ▲169 | ▲18.7 | ▲173 | 19.8 | ▲79.0 | ▲114 |
| 財務CF | 39.5 | 126 | 18.6 | ▲15.3 | ▲72.5 | 43.0 | ▲32.8 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
352.61
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
10.4%
自己資本利益率
ROA
5.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
CompositeMaterialsBusiness0.0兆12.4%▲0.00兆-6.7%
ElectronicMaterialsBusiness0.0兆37.5%0.01兆33.9%
InsulationMaterialsBusiness0.0兆14.1%0.00兆4.5%
MaterialsAndChemicalsBusiness0.0兆8.6%0.00兆8.9%
MedicalBusiness0.0兆12.5%0.00兆17.5%
OtherBusinesses0.0兆14.9%0.00兆2.5%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
825人
平均年齢
42.5歳
平均勤続
17.1年
単体 平均年収
719万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
133.50円+56
配当性向
39.1%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
65
FY21
68
FY22
68
FY23
78
FY24
78
FY25
134
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。