帝
帝人株式会社
テイジンカブシキガイシャ上場繊維製品3401EDINET: E00872TEIJIN LIMITED
決算期: 03月期
業種: 繊維製品
売上高 (FY25)
1.01兆円
4.69%営業利益 (FY25)
-0.07兆円
1362.30%経常利益 (FY25)
-0.08兆円
1418.84%純利益 (FY25)
0.03兆円
342.03%総資産
1.06兆円
13.48%自己資本比率
40.6%
—ROE
6.7%
9.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
帝人グループは、アラミド繊維・炭素繊維・樹脂等のマテリアル事業(売上構成比46%)、繊維・製品事業(35%)、在宅医療・医薬を軸とするヘルスケア事業(14%)の3本柱で1兆円超の売上を誇る総合素材メーカーである。FY2025(2025年3月期)は売上収益1兆55億円(前期比+4.7%)と増収を確保したが、複合成形材料の北米事業(Teijin Automotive Technologies)で多額の減損損失を計上したことで営業損失は△718億円と大幅悪化した。一方、非経常項目を除いた事業利益は276億円(+25.7%)、インフォコム売却益等により親会社帰属純利益は283億円と黒字転換、D/Eレシオも1.26倍から0.9倍へ改善した。現在は「中期経営計画2024-2025」のもと、収益性改善・事業ポートフォリオ変革・グローバル経営基盤強化の3課題に取り組んでおり、北米複合成形材料事業の売却決定やインフォコム売却完了など不採算事業の整理が進む。アラミド・炭素繊維事業は欧州・中国の景気低迷と競争激化が続き、ヘルスケア事業は薬価改定圧力が重荷となっており、2026年度以降の次期中計に向けた事業再構築が正念場を迎えている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: マテリアル46%・繊維製品35%・ヘルスケア14%の3セグメントで合計売上1兆55億円を創出している。
- 2顧客: 自動車・航空・インフラ向け素材メーカーと、在宅医療・医薬品の患者・医療機関を主要顧客としている。
- 3価値提案: アラミド・炭素繊維等の高機能素材と在宅医療サービス基盤を組み合わせ、素材単体超えの課題解決を提供する。
- 4コスト構造: 固定費削減(2025年度目標50億円超)・不採算事業売却で収益基盤を再構築し、EBITDAは982億円を確保している。
Risks · リスク要因
- 1巨額減損リスク: 北米複合成形材料事業で大規模減損を計上しており、他事業でも景気悪化時の追加減損が発生する可能性がある。
- 2アラミド・炭素繊維の市況悪化: 欧州・中国の景気低迷と競合激化による販売価格低下が続き、マテリアル事業の収益回復を阻んでいる。
- 3ヘルスケア事業の制度リスク: 薬価改定・後発品浸透加速が毎年の収益を圧迫し、FY2025のヘルスケア事業利益は前期比△68.7%と急落した。
- 4サイバー攻撃・地政学リスク: TRM評価で重大リスクAに分類されたサイバー攻撃とサプライチェーン寸断は、グローバル生産体制の稼働停止につながりうる。
Strengths · 強み
- 1アラミド繊維の世界的地位: タイヤ補強・防弾防護用途で高いシェアを維持し、安定供給体制を再確立してシェア奪回を進めている。
- 2垂直統合型サプライチェーン: 繊維・製品事業が先端素材開発から生産・販売まで一貫し、コモディティ化に対しても競争力を持つ構造である。
- 3在宅医療サービス基盤: 長年蓄積した在宅医療ネットワークを希少疾患治療薬展開に活用し、ヘルスケア領域での差別化を図っている。
- 4財務体質改善: 事業売却・借入返済によりD/Eレシオを1.26倍から0.9倍へ圧縮し、財務的柔軟性を回復させている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1収益性改善の完遂: ヘルスケア固定費削減2025年度50億円超・全社固定費40億円削減を確実に達成し、基礎収益力を2026年度までに回復させる。
- 2ポートフォリオ変革: 北米複合成形材料・インフォコム等の不採算事業売却を完了し、モビリティ・インフラ・ヘルスケアの3セクターに経営資源を集中する。
- 3成長戦略の具現化: 業界再編・他社提携・M&Aを活用し、2026年度以降の次期中計での売上・利益拡大の具体的方策を2025年度中に確定させる。
- 4グローバル経営基盤強化: 監査等委員会設置会社への移行・ジョブ型人事制度の拡充・グローバルジョブポスティング導入で意思決定を迅速化する。
Recent Highlights · 直近の動向
北米事業の巨額減損: 複合成形材料の北米子会社で多額の減損損失を計上し、FY2025の営業損失は△718億円と前期△49億円から急拡大した。
インフォコム売却完了: 2024年10月に電子コミック事業インフォコムを売却し、関係会社株式売却益を計上して純利益283億円の黒字転換に貢献した。
IFRS初度適用: FY2025より会計基準をIFRSへ移行し、前期数値も組替済み。事業利益276億円(+25.7%)と営業損失の乖離が拡大し分析が複雑化している。
フリーCF1,224億円: 事業売却収入により投資CFが525億円のプラスに転換し、フリーCFは前期240億円から1,224億円へ急増、借入返済を加速させた。
02
業績推移
売上高
1.01兆円▲4.7%FY25
営業利益
-0.07兆円▼1362.3%FY25
純利益
0.03兆円▲342.0%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 0.89 | 0.85 | 0.84 | 0.93 | 1.02 | 0.96 | 1.01 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.04 | 0.01 | -0.00 | -0.07 |
| 経常利益 | 0.06 | 0.05 | 0.05 | 0.05 | 0.01 | -0.01 | -0.08 |
| 純利益 | 0.05 | 0.03 | -0.01 | 0.02 | -0.02 | -0.01 | 0.03 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1.02 | 1.00 | 1.04 | 1.21 | 1.23 | 1.23 | 1.06 |
| 純資産 (自己資本) | 0.43 | 0.41 | 0.43 | 0.46 | 0.39 | 0.41 | 0.43 |
| 自己資本比率 (%) | 41.9 | 41.0 | 41.3 | 38.5 | 31.8 | 33.4 | 40.6 |
| 現金及び預金 | 0.14 | 0.16 | 0.17 | 0.13 | 0.14 | 0.12 | 0.11 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.08 | 0.09 | 0.11 | 0.09 | 0.06 | 0.08 | 0.07 |
| 投資CF | ▲0.04 | ▲0.07 | ▲0.08 | ▲0.20 | ▲0.05 | ▲0.06 | 0.05 |
| 財務CF | ▲0.02 | ▲0.01 | ▲0.02 | 0.07 | 0.01 | ▲0.04 | ▲0.13 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
147.15
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.7%
自己資本利益率
ROA
2.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
2,781人
平均年齢
46.2歳
平均勤続
21.9年
単体 平均年収
814万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
75.00円+30
配当性向
—%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
90
FY21
75
FY22
83
FY23
68
FY24
45
FY25
75
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。