ア
アセンテック株式会社
アセンテックカブシキカイシャ上場卸売業3565EDINET: E33109決算期: 01月期
業種: 卸売業
売上高 (FY25)
146億円
134.29%営業利益 (FY25)
8.7億円
43.00%経常利益 (FY25)
12.2億円
73.50%純利益 (FY25)
8.6億円
78.79%総資産
93.1億円
101.43%自己資本比率
45.1%
—ROE
23.5%
8.08%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
アセンテック株式会社は、仮想デスクトップソリューションとセキュリティITインフラに特化した中堅SIerである。Citrix製品を軸にシンクライアント端末・仮想デスクトップソフト・自社製品「リモートPCアレイ」を300社超のパートナー経由で官公庁・金融機関・医療等に展開し、ストック型ライセンス収入と保守サービスで収益基盤を補完する。FY2025(2025年1月期)は官公庁向け大型案件によるシンクライアント端末の急増とCSPライセンスの一括計上が重なり、売上高146億円(前年62億円から+134%)・営業利益9億円(+43%)・ROE23.5%と過去最高業績を達成した。ただし仕入先のシトリックス・システムズ・ジャパン1社への仕入依存度が63.6%に上り、米Cloud Software Group(旧Citrix親会社)との戦略的パートナー契約に基づく約120億円規模の資産・負債計上が予定されるなど、特定ベンダー依存と大型契約履行リスクが最大の投資判断ポイントとなっている。Windows 10サポート終了(2025年10月)に伴う仮想デスクトップ需要の構造的拡大やランサムウェア対策需要の高まりは中期の追い風であり、子会社CXJ設立・SaaS Secure Client開発など成長施策も着実に進んでいる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 仮想デスクトップ関連のハード・ソフト販売が主軸で、継続ライセンス料と自営保守サービスのストック収入が収益を補完している。
- 2顧客: 300社超のパートナーを通じ官公庁・金融機関・医療・一般企業に仮想デスクトップ環境を提供し、大型SIが最終納品先となる。
- 3価値提案: セキュリティ強化とハイブリッドワーク対応を両立する仮想デスクトップに特化し、自社製品「リモートPCアレイ」でESG需要にも応える。
- 4コスト構造: 仕入比率が高く、外貨建て仕入に対して為替予約を活用し、FY2025に為替差益3.4億円を計上してコスト変動を抑制している。
Risks · リスク要因
- 1特定仕入先依存: シトリックス・システムズ・ジャパンへの仕入依存度が63.6%に達し、代理店契約終了・条件変更が業績に直接打撃を与えるリスクがある。
- 2Cloud Software Group契約履行: 約120億円の資産・負債計上が予定され、見込収益を下回った場合に財政状態への重大な悪影響が生じる可能性がある。
- 3売上高集中リスク: 日立製作所1社でFY2025売上の12.2%を占め、大型案件の受注・納入時期のずれが四半期業績を大きく変動させる。
- 4小規模組織・人材依存: 従業員86名と組織規模が小さく、佐藤会長・松浦社長への経営依存度が高いため、key manリスクと人材流出リスクが事業継続を脅かす。
Strengths · 強み
- 1特化型専門性: 仮想デスクトップ1領域に集中し、Citrix等グローバルベンダーから独占・優先販売権を獲得、技術深度で競合を圧倒している。
- 2パートナー網: 300社超の大手SIや全国IT販売会社との長年の信頼関係を持ち、地方自治体・金融機関等への広域展開を可能にしている。
- 3自社製品: 「リモートPCアレイ」がPC廃棄削減とコスト低減を訴求し、官公庁需要を取り込みながらストック収益源として機能している。
- 4為替ヘッジ運用: 米ドル建て仕入に対し為替予約を徹底し、FY2025で3.4億円の差益を確保するなど円安環境下でも利益を防衛している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ストックビジネス拡大: Citrix/NetScalerの継続ライセンス拡販とリモートPCアレイ保守を軸に、2025年1月期実績25.4億円のストック売上をさらに積み上げる方針である。
- 2M&A・提携加速: Cloud Software Group合弁CXJを2025年3月設立し、Forcepointセキュリティ製品等のグローバルパートナー製品ラインを国内展開して事業多角化を図る。
- 3自社製品強化: SaaS Secure Client(SSC)の開発を推進し、ランサムウェア対策SaaS市場を取り込むことで高粗利の自社製品売上比率を高める計画である。
- 4エンジニア採用・育成: 仮想デスクトップ案件増加に対応するため、SE採用・育成を継続強化し、プロフェッショナルサービス収益の拡大と提案品質向上を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績急拡大: 売上高146億円(前年比+134%)・経常利益12億円(+74%)・ROE23.5%を達成し、CSPライセンス25.4億円の一括計上と大型官公庁案件が主因となった。
Cloud Software Group提携とCXJ設立: 2024年9月に米Cloud Software Group社と戦略的パートナー契約を締結し、2025年3月に子会社CXJが事業開始、約120億円規模の資産・負債計上を予定している。
日立製作所との取引急拡大: 前期0.01億円から今期17.7億円(売上比12.2%)へ急増し、大型案件への依存度上昇が新たな集中リスクとして顕在化している。
現金残高の大幅増加: 営業CFが36.4億円と前年比4倍超となり、期末現金残高は60.1億円(前年23.4億円)に拡大し、M&A・投資余力が格段に向上している。
02
業績推移
売上高
146億円▲134.3%FY25
営業利益
8.7億円▲43.0%FY25
純利益
8.6億円▲78.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 54.6 | 59.3 | 59.8 | 64.8 | 63.2 | 62.3 | 146 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 7.1 | 6.0 | 6.1 | 8.7 |
| 経常利益 | 3.8 | 4.5 | 6.3 | 7.1 | 6.2 | 7.0 | 12.2 |
| 純利益 | 2.7 | 3.3 | 4.2 | 5.0 | 4.4 | 4.8 | 8.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 22.2 | 27.7 | 35.1 | 35.8 | 39.0 | 46.2 | 93.1 |
| 純資産 (自己資本) | 14.1 | 17.0 | 21.0 | 23.5 | 26.4 | 31.2 | 42.0 |
| 自己資本比率 (%) | 63.7 | 61.6 | 59.8 | 65.7 | 67.7 | 67.5 | 45.1 |
| 現金及び預金 | 8.4 | 12.5 | 17.1 | 14.2 | 15.5 | 22.4 | 60.1 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.7 | 5.5 | 6.1 | 0.4 | 4.3 | 8.5 | 36.4 |
| 投資CF | 0.2 | ▲0.9 | ▲1.0 | ▲1.0 | ▲1.3 | ▲0.8 | ▲1.2 |
| 財務CF | ▲0.2 | ▲0.6 | ▲0.5 | ▲2.4 | ▲1.7 | ▲0.9 | 2.6 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
63.82
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
23.5%
自己資本利益率
ROA
9.2%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
92人
平均年齢
40.1歳
平均勤続
8.7年
単体 平均年収
594万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
15.00円+5
配当性向
24.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
7
FY21
4
FY22
7
FY23
7
FY24
10
FY25
15
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。