株
株式会社ワールド
カブシキガイシャワールド上場卸売業3612EDINET: E02767WORLD CO.,LTD.
決算期: 02月期
業種: 卸売業
売上高 (FY25)
2257億円
11.52%営業利益 (FY25)
168億円
39.92%経常利益 (FY25)
64.1億円
19.69%純利益 (FY25)
111億円
64.18%総資産
2739億円
14.27%自己資本比率
29.7%
—ROE
13.6%
5.37%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社ワールドは、多数のアパレル・ライフスタイルブランドを百貨店・SC・ECなど全チャネルで展開するブランド事業を収益の柱としながら、デジタル事業(EC受託・サーキュラー)とプラットフォーム事業(OEM・販売代行等のB2B)を加えた3軸で成長を追求する国内アパレル大手である。1992年に提唱したSPARCS構想(小売から生産までの一気通貫)を進化させた「ワールド・ファッション・エコシステム」の確立を中長期目標に据え、自社ブランドの育成にとどまらず、蓄積したプラットフォーム機能を外部企業に開放してB2B収益を拡大する点が特徴的なビジネスモデルである。FY2025(2024年3月~2025年2月)は、ブランド事業が一部アパレルの商品課題を抱えつつも店舗純増に転換し、デジタル・プラットフォーム両事業が大幅増益を牽引した結果、コア営業利益170億円と再上場後の最高益を5期ぶりに更新した。一方で、為替・原材料コストの上昇、少子化に伴う国内アパレル市場の構造的縮小、EC・SPA系外資との競争激化が中長期の収益圧迫要因として残っており、ブランドポートフォリオの選択と集中とROIC経営の定着が今後の焦点となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ブランド事業が売上収益の約88%(1,989億円)を占め、デジタル事業325億円・プラットフォーム事業が補完する。
- 2顧客: B2Cは百貨店・SC・EC経由の個人消費者、B2BはEC運営受託・OEM・販売代行を利用する外部アパレル企業である。
- 3価値提案: SPARCS構想由来の在庫・販売データ統合で機会ロスと在庫ロスを最小化し、ブランド企業に生産から小売までの仕組みを提供する。
- 4コスト構造: 売上総利益率59.1%を確保しつつ、人件費・物流費増を経費管理で吸収し販管費率51.5%に抑制している。
Risks · リスク要因
- 1為替・原材料リスク: 商品の多くを中国等で生産しており、円安進行と新興国人件費上昇が仕入コストを直撃し、利益率を圧迫する恐れがある。
- 2消費者嗜好・競争激化: SNS主導のトレンド加速とSPA系外資・EC新興勢の台頭により、商品企画の的中率低下が在庫評価損に直結するリスクがある。
- 3国内市場の構造縮小: 少子高齢化と人口減少でアパレル消費数量が長期的に減少しており、売上規模の維持には海外・非アパレル領域の開拓が不可欠である。
- 4M&A・新規事業の統合リスク: 積極的なM&A戦略においてPMIが計画通り進まない場合、のれん減損や期待収益未達が発生し財務内容を悪化させるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1SPARCS構想による垂直統合: 生産・MD・店舗・ECを一気通貫するプラットフォームを30年超かけて内製化し、在庫回転率と粗利益率を同時管理できる。
- 2多ブランド×多チャネル体制: ミドルアッパーからライフスタイルまで約30ブランドを百貨店・SC・EC全方位に展開し、需要変動への分散効果が高い。
- 3B2B外販能力: EC運営受託・OEM・販売代行を外部企業に提供し、自社設備の稼働率向上と新規収益源の多角化を同時に実現している。
- 4サーキュラー先行投資: RAGTAG・ラクサス(2024年12月上場)・& Bridgeでユーズド・オフプライス市場に早期参入し、インバウンド需要も取り込んでいる。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1PLAN-W最終年で最高益維持: 中期経営計画「PLAN-W」3年目としてROICがWACCを上回る状態を確立し、次期中計での本格成長基盤を整える。
- 2ブランドポートフォリオ最適化: 強化ブランドへの選択と集中を継続し、店舗純増トレンドを維持しながら国産回帰・直貿化で仕入コストを削減する。
- 3デジタル・サーキュラー拡大: EC受託の収支改善とRAGTAG・& Bridgeの出店加速、OpenFashion完全子会社化でB2B・B2C両面のデジタル収益を伸ばす。
- 4海外・再生投資事業の種まき: タイ「タケオキクチ」の都市圏拡大、台湾でのナルミヤシナジー活用、再生投資事業の着手で次の成長柱を育成する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025コア営業利益170億円: デジタル・プラットフォーム事業の大幅増益が牽引し、再上場後最高益を5期ぶりに更新した。
ラクサス・テクノロジーズ上場: ブランドバッグサブスク大手が2024年12月13日に東証グロース市場へ上場し、持分法適用会社へ連結範囲を変更した。
& Bridge連結化・OpenFashion完全子会社化: 2024年3月にオフプライスストア運営の& Bridgeを連結子会社化し、2025年2月にOpenFashionを完全子会社化した。
ブランド事業の商品課題: 2024年8月の猛暑・残暑長期化への商品適応不足と四半期評価ルール適用で一部ブランドが苦戦し、ブランド事業コア営業利益は110億円にとどまった。
02
業績推移
売上高
2,257億円▲11.5%FY25
営業利益
168億円▲39.9%FY25
純利益
111億円▲64.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2499 | 2363 | 1803 | 1713 | 2142 | 2023 | 2257 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 22.0 | 117 | 120 | 168 |
| 経常利益 | 63.1 | 46.6 | -78.4 | -79.5 | 55.3 | 53.6 | 64.1 |
| 純利益 | 92.0 | 80.8 | -171 | 2.4 | 56.9 | 67.6 | 111 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2135 | 2620 | 2454 | 2517 | 2514 | 2397 | 2739 |
| 純資産 (自己資本) | 770 | 815 | 784 | 786 | 824 | 820 | 813 |
| 自己資本比率 (%) | 36.1 | 31.1 | 32.0 | 31.2 | 32.8 | 34.2 | 29.7 |
| 現金及び預金 | 196 | 202 | 207 | 214 | 207 | 208 | 217 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 125 | 269 | 41.5 | 173 | 254 | 275 | 320 |
| 投資CF | ▲172 | ▲79.4 | ▲26.8 | ▲20.3 | ▲43.8 | ▲19.6 | ▲103 |
| 財務CF | 34.5 | ▲182 | ▲11.4 | ▲148 | ▲218 | ▲255 | ▲208 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
319.17
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
13.6%
自己資本利益率
ROA
4.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
276人
平均年齢
43.7歳
平均勤続
16.3年
単体 平均年収
519万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
117.00円+35
配当性向
50.6%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
81
FY21
0
FY22
27
FY23
61
FY24
82
FY25
117
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。