株
株式会社駅探
カブシキガイシャエキタン上場情報・通信業3646EDINET: E25206Ekitan&Co.,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
35.0億円
13.32%営業利益 (FY25)
1.2億円
387.50%経常利益 (FY25)
1.6億円
496.30%純利益 (FY25)
0.6億円
107.88%総資産
24.6億円
10.02%自己資本比率
67.0%
—ROE
3.5%
3.50%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社駅探は、「駅探」ブランドの乗換案内メディアを中核に持つ東証上場の小型ITサービス企業である。主要3セグメントはモビリティサポート事業(乗換案内・MaaS)、広告配信プラットフォーム事業、M&A・インキュベーション事業で構成される。FY2025売上高は35億円(前期比-13.3%)と減収となったが、これは子会社サークアの株式譲渡に伴う連結除外が主因であり、コアビジネスの実力を正確に反映したものではない。一方、収益構造の改善は顕著で、営業利益は1.2億円(前期比約+395%)、経常利益は1.6億円(前期比約+487%)と大幅改善し、当期純利益も5,800万円の黒字へ転換した。 戦略の軸は「地域マーケティングプラットフォーム(RMP)構想」であり、乗換案内の顧客基盤・技術資産を活用して自治体・地域事業者向けMaaSソリューションや広告収益を拡大する方向性を掲げる。しかし主力の乗換案内有料会員はGoogleなどメガプレイヤーとの競合でコモディティ化が進み構造的な減収要因となっており、RMPによる新収益源の立ち上げスピードが業績回復の鍵を握る。自己資本比率67%と財務健全性は高いが、時価総額規模・収益規模ともに小型であり、M&A戦略の巧拙が企業価値を大きく左右するリスクを内包している。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: モビリティサポート(売上の約41%)・広告配信プラットフォーム(約30%)・M&A/インキュベーション(約30%)の3セグメントで構成される。
- 2顧客: 個人ユーザーへの乗換案内有料課金に加え、自治体・地域事業者向けMaaSソリューションおよび法人広告主を主要顧客とする。
- 3価値提案: 乗換案内の高トラフィックメディアを起点に地域コンテンツ・MaaS・SNSキャンペーンツール等を束ねたRMPで地域DXを支援する。
- 4コスト構造: 人件費・外注費が主要コストで、オフショア開発活用と制度見直しによるコスト削減を推進し、FY2025に利益率を大幅改善している。
Risks · リスク要因
- 1コモディティ化リスク: Google等の無料サービスにより乗換案内有料会員が継続減少中であり、RMPへの転換が間に合わなければ主力収益が先細りする。
- 2M&A実行リスク: サークア株式譲渡のように買収先が期待通りの成果を出せないケースが生じており、のれん減損や業績下振れリスクが繰り返される可能性がある。
- 3情報セキュリティ・法規制リスク: 個人情報漏洩や景品表示法・薬機法違反広告の配信が発生した場合、信頼失墜と賠償により業績・ブランドへの重大な影響が生じうる。
- 4人材確保リスク: RMP構想推進には技術者・経営人材が必須だが小規模企業として採用競争力に限界があり、計画達成が遅延するリスクがある。
Strengths · 強み
- 1メディア資産: 「駅探」ブランドは乗換案内として国内に広く定着しており、高頻度利用ユーザーベースを広告収益化・クロスセルの基盤として活用できる。
- 2MaaSノウハウ: 長年の交通データ処理技術を活かしたMaaSパッケージが自治体向けに実績を積みつつあり、競合参入障壁となりうる専門性を持つ。
- 3財務健全性: 自己資本比率67%・現金残高約12億円を維持しており、M&A資金および事業投資余力を確保した安定した財務基盤がある。
- 4M&Aによる多角化: プラウドエンジン・音生・グロースアンドコミュニケーションズ等の買収でデジタル広告・SNSキャンペーン領域へ収益源を多様化している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1RMPメディア強化: 地域コンテンツ拡充・インバウンド向けサービス強化・サイトリニューアルにより広告収入をさらに拡大し、メディア単体の収益自立を目指す。
- 2RMPソリューション拡大: MaaSパッケージ・SaaS型CRMツール「LIneON」・SNSキャンペーンツール「Atatter」を軸に自治体・地域事業者向け法人売上を積み上げる。
- 3M&A・アライアンス推進: RMP補完・スキル獲得・安定キャッシュカウの3基準でM&A対象を選別し、事業ポートフォリオの質とリスク分散を同時に高める。
- 4経営指標管理: 営業利益およびEBITDAを重要KPIと位置付け、中期経営計画の数値達成に向けオフショア活用等によるコスト規律を継続する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高35億円(-13.3%)と減収だが、営業利益1.2億円(前期比+395%)・経常利益1.6億円(+487%)と収益性が大幅改善し、純利益5,800万円の黒字転換を達成した。
サークア株式譲渡: 2025年3月に子会社サークアの全株式をTYへ譲渡完了、みなし譲渡日を2024年12月31日として第4四半期を非連結化し、減収の主因となった。
M&Aによる体制強化: 音生を子会社化しSNSキャンペーンツール「Atatter」を取り込み、グロースアンドコミュニケーションズの増員でM&A/インキュベーション事業のEBITDAが前期比+64.3%に拡大した。
財務動向: 自己株式取得5,057万円・配当支払6,741万円を実施しつつ、自己資本比率は67.0%(前期比+4.8pt)に上昇し株主還元と財務健全性を両立している。
02
業績推移
売上高
35億円▼13.3%FY25
営業利益
1.2億円▲387.5%FY25
純利益
0.6億円▲107.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 30.3 | 28.6 | 19.5 | 28.9 | 32.1 | 40.4 | 35.0 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 1.4 | 1.1 | 0.2 | 1.2 |
| 経常利益 | 4.8 | 3.4 | 2.1 | 1.4 | 1.0 | 0.3 | 1.6 |
| 純利益 | 2.9 | 0.2 | 1.2 | 0.8 | 0.9 | -7.4 | 0.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 33.0 | 32.9 | 32.8 | 35.4 | 31.5 | 27.4 | 24.6 |
| 純資産 (自己資本) | 28.3 | 27.7 | 28.4 | 28.4 | 24.9 | 17.0 | 16.5 |
| 自己資本比率 (%) | 85.8 | 84.0 | 86.5 | 80.2 | 78.9 | 62.2 | 67.0 |
| 現金及び預金 | 24.1 | 24.1 | 25.9 | 20.8 | 14.3 | 13.3 | 12.1 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 4.0 | 2.8 | 2.3 | 3.4 | 0.6 | 1.4 | 1.5 |
| 投資CF | ▲1.3 | ▲1.7 | ▲0.8 | ▲7.7 | ▲2.7 | ▲1.6 | ▲0.5 |
| 財務CF | ▲1.8 | ▲1.1 | 0.3 | ▲0.8 | ▲4.5 | ▲0.8 | ▲2.2 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
12.15
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
3.5%
自己資本利益率
ROA
2.4%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AdvertisementDeliveryPlatformBusiness0.0兆30.1%▲0.00兆-0.9%
MergersAndAcquisitionsIncubationBusiness0.0兆29.3%0.00兆9.6%
MobilitySupportBusiness0.0兆40.6%0.00兆22.4%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
75人
平均年齢
42.3歳
平均勤続
7.6年
単体 平均年収
624万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
14.00円
配当性向
1068.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
30
FY21
14
FY22
14
FY23
14
FY24
14
FY25
14
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。