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株式会社エニグモ
カブシキガイシャエニグモ上場情報・通信業3665EDINET: E26703決算期: 01月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
59.3億円
4.43%営業利益 (FY25)
7.4億円
26.00%経常利益 (FY25)
6.9億円
32.06%純利益 (FY25)
4.3億円
48.21%総資産
144億円
9.22%自己資本比率
79.2%
—ROE
3.8%
4.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
エニグモは182カ国・23万人超のパーソナルショッパーネットワークを活用した越境ファッションECプラットフォーム「BUYMA」を中核事業とするスペシャルティマーケットプレイス企業である。会員数は1,152万人超に達し、コロナ禍の巣ごもり需要で2022年1月期に売上76億円のピークを記録したが、歴史的円安による購買コスト上昇と海外インフレによる商品価格高騰が直撃し、FY2025(2025年1月期)の売上高は59億円・商品総取扱高533億円(前期比7.8%減)と3期連続で減少した。一方で徹底したコストコントロールにより営業利益7億円・営業利益率約12%の黒字水準を維持しており、手元現金93億円・純資産114億円と財務体質は非常に健全である。中長期戦略として、BUYMAに隣接するリセール・スタイリング・ヴィンテージ等でBUYMA経済圏を拡張しつつ、2024年5月に連結子会社化した旅行プラットフォーム「BUYMA TRAVEL」を第2の収益柱として育成する方針を掲げる。新規転職支援サービス「Q転職」のローンチなど複数の新収益源創出にも着手しているが、BUYMA TRAVEL事業は現時点で赤字(セグメント損失1.8億円)であり、収益化の見通しが投資家の注目点となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: BUYMAの取引成立時に徴収するシステム利用料(手数料)が主収益で、売上高の約95%を占めるFashion Platform事業が中核である。
- 2顧客: 182カ国のパーソナルショッパー(出品側)と国内ファッション愛好者(購入側)をつなぐ2サイドのCtoC越境ECモデルを運営する。
- 3価値提案: 国内未発売・限定品を含む海外ブランド品を正規ルート以外から入手できる希少性と、鑑定機能による安心・安全な取引環境を提供する。
- 4コスト構造: 広告宣伝費・プラットフォーム開発費・カスタマーサポートが主要コストで、コスト効率化を重視した変動費型の運営体制を維持する。
Risks · リスク要因
- 1円安・物価高リスク: 歴史的円安と海外インフレによる購買価格上昇がBUYMAの主力ユーザー需要を直撃しており、FY2025の総取扱高は前期比7.8%減と業績悪化の主因となっている。
- 2法的規制リスク: 特定商取引法・旅行業法・個人情報保護法等の多数の法規制対象であり、法改正や違反発生時には事業継続・ブランド信用に重大な影響を及ぼす可能性がある。
- 3プラットフォームの健全性リスク: 偽造品・不正利用・クレジットカード不正決済等のトラブルが多発すれば、ブランドイメージ毀損とユーザー離脱につながるリスクを内包する。
- 4新規事業の収益化リスク: BUYMA TRAVELはFY2025にセグメント損失1.8億円を計上しており、第2の収益柱として自立するまでの投資負担が既存利益を圧迫し続ける懸念がある。
Strengths · 強み
- 1パーソナルショッパー網: 182カ国・23万人超の出品者ネットワークはサービス開始以来の長期蓄積であり、競合が短期間で模倣困難な参入障壁を形成している。
- 2財務健全性: 現金93億円・自己資本比率約79%と無借金同然の強固なバランスシートを持ち、投資余力と事業継続安定性が高い。
- 3高い収益性管理: 売上減少局面でも営業利益率約12%を維持する徹底したコストコントロール能力が、利益の安定性を支えている。
- 4会員基盤とデータ: 会員数1,152万人(前年比5.1%増)の継続増加により、リセール・スタイリング等の隣接サービス展開に必要な顧客資産を保有する。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1BUYMA経済圏の確立: リセール「BUYMA VINTAGE」・スタイリング・オウンドメディア「STYLE HAUS」・セール「BUYMA BIG DEAL DAYS」を連携させ、ファッション体験の一気通貫化を進める。
- 2旅行事業の第2柱化: BUYMA TRAVELをプライベートガイド中心からアクティビティ・ホテル・レストラン予約へ拡充し、2025年1月期までにBUYMA以外の売上高10億円達成を目指す。
- 3海外売上高の拡大: Buyeeとの連携による海外市場へのサービス提供再開等を通じ、2028年1月期までに海外向け売上高10億円を目標に掲げている。
- 4M&A・アライアンス活用: 複数の「Specialty Marketplace」構築を目指し、子会社化・事業承継・提携を積極活用して新規収益の柱を短期間で育成する方針である。
Recent Highlights · 直近の動向
売上3期連続減少: FY2025売上高は59億円(前期比4.4%減)で、ピーク比22%減となっており、円安・海外インフレによる消費意欲低下が継続的に響いている。
BUYMA TRAVEL連結化: 2024年5月に株式会社MEGURUを子会社化し8月に商号変更、FY2025から連結計上。売上2.9億円を計上したが損失1.8億円で先行投資フェーズにある。
新規事業ローンチ: 転職支援サービス「Q転職」を新たに立ち上げ、不動産事業参入と合わせて第3・第4の収益源創出に着手し、事業ポートフォリオ多様化を加速した。
財務基盤の維持: 営業CF2.7億円、期末現金91億円を確保しつつ、投資有価証券35.5億円を保有。配当支払い4.0億円を実施し株主還元を継続している。
02
業績推移
売上高
59.3億円▼4.4%FY25
営業利益
7.4億円▼26.0%FY25
純利益
4.3億円▼48.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 52.8 | 61.0 | 70.8 | 76.2 | 68.7 | 62.0 | 59.3 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 29.7 | 11.4 | 10.0 | 7.4 |
| 経常利益 | 21.4 | 26.8 | 30.3 | 29.8 | 11.4 | 10.2 | 6.9 |
| 純利益 | 15.4 | 18.6 | 21.0 | 20.6 | 7.1 | 8.4 | 4.3 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 71.5 | 88.4 | 127 | 137 | 127 | 132 | 144 |
| 純資産 (自己資本) | 55.1 | 73.7 | 92.2 | 109 | 101 | 105 | 114 |
| 自己資本比率 (%) | 77.1 | 83.4 | 72.4 | 79.4 | 80.0 | 79.6 | 79.2 |
| 現金及び預金 | 64.6 | 81.9 | 118 | 128 | 103 | 105 | 90.9 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 26.1 | 17.5 | 41.3 | 15.1 | ▲3.2 | 17.1 | 2.7 |
| 投資CF | ▲0.1 | ▲0.3 | ▲2.2 | ▲0.6 | ▲7.8 | ▲10.2 | ▲14.1 |
| 財務CF | — | — | ▲2.9 | ▲4.2 | ▲14.2 | ▲4.8 | ▲3.0 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
10.93
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
3.8%
自己資本利益率
ROA
3.0%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
FashionPlatform0.0兆95.1%0.00兆28.0%
TravelPlatform0.0兆4.9%▲0.00兆-61.2%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
114人
平均年齢
36.9歳
平均勤続
5.6年
単体 平均年収
701万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
10.00円
配当性向
65.6%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
7
FY21
10
FY22
10
FY23
10
FY24
10
FY25
10
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。