株
株式会社イルグルム
カブシキカイシャイルグルム上場サービス業3690EDINET: E30836YRGLM Inc.
決算期: 09月期
業種: サービス業
売上高 (FY25)
49.4億円
35.73%営業利益 (FY25)
2.8億円
70.12%経常利益 (FY25)
2.8億円
72.84%純利益 (FY25)
-1.4億円
305.80%総資産
32.0億円
9.05%自己資本比率
52.6%
—ROE
0.0%
3.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社イルグルムは、広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」を中核とする「マーケティングAI事業」と、オープンソースEC基盤「EC-CUBE」及びEC構築・運用支援を展開する「コマースAI事業」の2軸で事業を運営する大阪発のITベンダーである。FY2025通期の売上高は49億円(前期比+35.7%)と創業以来最大の伸びを記録した。これはルビー・グループ子会社化によるコマース支援事業の急拡大(同+159.2%)が主因であり、マーケティング事業も「アドエビス」契約件数拡大により2.2%増と底堅い。一方で、子会社のれんの減損・償却を特別損失に計上したことで純損失1.4億円を計上し、純資産は前期比2.5億円減少した。中期経営方針「VISION2027」の下、2026年9月期よりセグメント名称をAI冠称に変更し、生成AI組み込みの新製品「アドエビスキャンペーンマネージャー」(2025年5月正式販売開始)を新たな収益柱として育成しつつ、連結売上高100億円・ROE10%以上を目標に掲げる。先行投資フェーズにあり利益率は低水準だが、インターネット広告市場(3.7兆円規模)とEC市場(26.1兆円規模)という成長市場を対象領域としている点は中長期の追い風となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 主力SaaS「アドエビス」の月額課金が売上の約44%を占め、EC構築受託とEC-CUBEエコシステムの決済手数料が補完する。
- 2顧客: インターネット広告を活用する国内中堅〜大手EC事業者や広告代理店を主な顧客とし、B2B特化のサービスを展開する。
- 3価値提案: 広告効果測定・マーケティングPDCAの自動化と、EC構築から物流まで垂直統合で支援する一気通貫のDX支援を提供する。
- 4コスト構造: 研究開発・人件費が先行投資の中心で、EC構築拡大に伴う外注費が増加し、利益率を圧迫する構造にある。
Risks · リスク要因
- 1特定サービス依存リスク: 「アドエビス」関連売上が全社の約44%を占め、競合激化やクッキー規制等で同サービスの需要が落ちると業績に直接打撃となる。
- 2情報取得制限リスク: ブラウザやOS事業者の方針変更で広告効果測定に必要なデータ収集が制限される可能性があり、サービス品質低下や追加コスト発生の恐れがある。
- 3M&A・のれん減損リスク: 子会社のれんの減損(2億円超)を既に計上しており、今後のM&A失敗や被買収企業の業績悪化が再度の純資産毀損につながる可能性がある。
- 4先行投資による収益圧迫リスク: 新製品開発・人材採用・EC構築体制拡充の費用が先行し、投資回収が計画通りに進まない場合、利益率のさらなる悪化が生じうる。
Strengths · 強み
- 1SaaSの安定収益基盤: 「アドエビス」はサブスクリプション型で契約件数が増加傾向にあり、売上の約44%を占める高い利益率のストック収益を形成している。
- 2EC分野の垂直統合モデル: EC-CUBEのオープンソース基盤でエコシステムを構築し、構築・運用・フルフィルメントまで一貫支援できる差別化ポジションを持つ。
- 3AI特許・研究開発体制: 2020年設立の専任研究開発部門でAIマーケティング特許を出願しており、生成AI活用の先行者優位を確保しつつある。
- 4成長市場へのフォーカス: 国内インターネット広告費3.7兆円(前年比+9.6%)、EC市場26.1兆円(同+5.1%)という拡大市場を主戦場とし、市場成長の恩恵を受けやすい。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1売上高100億円の達成: 「VISION2027」の下、マーケティングAI事業とコマースAI事業の両輪拡大により、FY2025の49億円から27年9月期までに100億円を目指す。
- 2生成AI製品の拡販: 2025年5月に正式販売開始した「アドエビスキャンペーンマネージャー」を第2の収益柱として育成し、支援範囲を広告測定からマーケティング全体へ拡張する。
- 3垂直統合EC体制の強化: ルビー・グループ経由のEC運用・フルフィルメント支援を拡充し、EC構築から物流まで一貫提供できる垂直統合モデルを完成させる。
- 4組織統合とM&A: 子会社の事業統合を進めてシナジーを加速するとともに、AI組織能力獲得を目的とした戦略的M&Aを模索し、ROE10%以上の達成を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高49億円(前期比+35.7%)と過去最大の増収を達成したが、のれん減損2.2億円等の特別損失計上により純損失1.4億円を記録した。
コマース支援事業の売上高が20億円(前期比+159.2%)と倍増超の急拡大を遂げ、EC構築受注残高が4.9億円(前期末比+335.9%)と積み上がった。
2025年5月、生成AI組み込みの新製品「アドエビスキャンペーンマネージャー」の正式版を有償提供開始し、マーケティング支援の対象領域を大幅に拡張した。
2026年9月期よりセグメント名称を「マーケティングAI事業」「コマースAI事業」に変更し、AI企業への転換を対外的に明確に打ち出した。
02
業績推移
売上高
49.4億円▲35.7%FY25
営業利益
2.8億円▲70.1%FY25
純利益
-1.4億円▼305.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 22.0 | 26.2 | 29.6 | 33.3 | 36.3 | 36.4 | 49.4 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 3.9 | 3.2 | 1.6 | 2.8 |
| 経常利益 | 0.8 | 2.6 | 3.6 | 4.0 | 3.3 | 1.6 | 2.8 |
| 純利益 | -0.3 | 1.8 | 2.4 | 2.4 | 2.0 | 0.7 | -1.4 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 20.6 | 27.5 | 31.4 | 31.0 | 31.6 | 35.2 | 32.0 |
| 純資産 (自己資本) | 10.6 | 12.8 | 16.5 | 18.0 | 19.8 | 19.4 | 16.9 |
| 自己資本比率 (%) | 51.4 | 46.3 | 52.5 | 58.1 | 62.7 | 54.9 | 52.6 |
| 現金及び預金 | 7.7 | 11.2 | 13.9 | 12.6 | 13.8 | 13.3 | 14.6 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 2.1 | 5.2 | 5.7 | 4.3 | 5.6 | 3.9 | 5.9 |
| 投資CF | ▲5.3 | ▲5.1 | ▲2.8 | ▲2.6 | ▲1.6 | ▲4.9 | ▲1.9 |
| 財務CF | ▲1.0 | 3.4 | ▲0.2 | ▲3.2 | ▲2.9 | 0.5 | ▲2.6 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
CommerceSupportBusiness0.0兆40.9%0.00兆0.3%
MarketingDXSupportBusiness0.0兆59.1%0.00兆9.4%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
141人
平均年齢
34.7歳
平均勤続
5.9年
単体 平均年収
626万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
7.90円+0
配当性向
—%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
4
FY21
5
FY22
7
FY23
7
FY24
8
FY25
8
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。