サ
サイオス株式会社
サイオスカブシキガイシャ上場情報・通信業3744EDINET: E05413SIOS Corporation
決算期: 12月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
191億円
7.30%営業利益 (FY25)
4.0億円
1048.57%経常利益 (FY25)
5.0億円
163.49%純利益 (FY25)
3.2億円
9.09%総資産
86.6億円
7.14%自己資本比率
21.4%
—ROE
20.1%
6.70%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
サイオス株式会社は、オープンソースソフトウェア(OSS)を基盤にクラウド・AI・システム開発の3事業を展開する東証上場の中堅ITサービス企業である。事業はプロダクト&サービス(自社製品「LifeKeeper」「Gluegentシリーズ」等)、コンサルティング&インテグレーション(金融・文教向けシステム開発)、ソフトウェアセールス&ソリューション(Red HatやElastic等サードパーティソフト販売)の3セグメントで構成される。FY2025は売上191億円と前期比7.3%減となったが、これは前期第1四半期に計上したRed Hat関連の大型案件の剥落と金融機関向け子会社の株式譲渡に伴う構造改革の影響が主因であり、実力ベースの収益力は大幅に改善した。営業利益は前期35百万円から401百万円へ急拡大し、EBITDAは目標122百万円に対して460百万円、ROICは目標2.8%に対して14.2%と中期経営計画の目標をいずれも大きく上回った。クラウド型SaaSである「Gluegentシリーズ」のARR伸長と、販管費削減(前期比404百万円減)が利益改善の主ドライバーである。一方、売上高の過半を占めるソフトウェア販売事業は特定ベンダーとの契約依存度が高く、筆頭株主・大塚商会(持株比率17.96%)との取引関係も重要な変数として注視が必要である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 自社SaaS「Gluegentシリーズ」や「LifeKeeper」等のプロダクト事業が売上の30%、OSS販売が52%を占めるハイブリッド構造である。
- 2顧客: 金融機関・文教・製造業を主要顧客とし、国内外の企業にクラウド移行・DX支援・システム構築を提供している。
- 3価値提案: OSSと生成AIを組み合わせたクラウドサービスで、顧客のIT基盤の安定稼働と業務効率化を低コストで実現している。
- 4コスト構造: エンジニア人件費が最大費用項目で、SaaS事業の拡大によりストック収益比率を高めて固定費を吸収する構造を志向している。
Risks · リスク要因
- 1特定ベンダー依存: 売上の約52%を占めるソフトウェア販売事業はRed Hat等との代理店契約に依存し、大型案件の消失が売上を大きく変動させるリスクがある。
- 2競合激化と人材不足: 生成AI対応エンジニアの獲得競争が激化しており、優秀な技術者を確保できない場合は事業競争力が低下する恐れがある。
- 3為替リスク: 米国子会社の運営や外貨建て仕入れを抱えており、円安・円高の局面で財務諸表の換算差異や仕入コスト上昇が業績を圧迫する可能性がある。
- 4知的財産権・OSSリスク: OSSのライセンス侵害を第三者から主張された場合、OSS関連ビジネスの抜本的見直しを迫られ業績に重大な影響が生じうる。
Strengths · 強み
- 1OSSの深い技術蓄積: HA(高可用性)ソフト「LifeKeeper」は北米子会社を持つグローバル製品で、競合が少ない高障壁ニッチ市場を押さえている。
- 2SaaSのARR成長: 「Gluegentシリーズ」は生成AI機能搭載を評価されARRが伸長し、ストック型収益による安定キャッシュフロー創出基盤を構築している。
- 3大塚商会との販売網: 発行済株式の17.96%を保有する筆頭株主・大塚商会との緊密な取引関係が、製品の販売チャネルと顧客基盤を補強している。
- 4コスト管理能力: FY2025に販管費を前期比404百万円削減し、売上減収下でも営業利益を401百万円へ急拡大させた費用コントロール力がある。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ストック型ビジネス拡大: 変動しやすいオンプレミス向け売上比率を低減し、SaaS・サブスクリプション型のARRを拡大することで2026年度以降の収益安定化を図る。
- 2生成AI・APIソリューション: 「Gluegentシリーズ」への生成AI機能搭載を継続し、APIソリューション事業を新成長柱として開発体制を強化し増収を目指す。
- 3人材・研究開発への投資: グローバル採用を含む優秀人材の確保と、クラウド・生成AI領域への研究開発投資を継続し、次世代製品・サービスを創出する。
- 4EBITDA・ROIC経営: 中期経営計画でEBITDAとROICを主要KPIに設定し、FY2025実績(EBITDA 460百万円、ROIC 14.2%)を上回る水準の維持・向上を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025営業利益が急回復: 売上191億円(-7.3%)と減収ながら、販管費削減404百万円が寄与し営業利益は前期35百万円から401百万円へ約11倍に拡大した。
中計KPIを大幅超過: EBITDAは目標122百万円に対して460百万円、ROICは目標2.8%に対して14.2%を達成し、利益体質への転換を示した。
Red Hat大型案件の剥落: 前期第1四半期に計上したRed Hat関連大型案件が消失し、ソフトウェアセールス&ソリューション事業の売上が前期比12.9%減の98.6億円に落ち込んだ。
Gluegentシリーズが生成AI機能を搭載: クラウド型ワークフロー「Gluegent Flow」等にAI機能を付加しARRが伸長、プロダクト事業のセグメント利益は前期比48.0%増の7.3億円となった。
02
業績推移
売上高
191億円▼7.3%FY25
営業利益
4億円▲1048.6%FY25
純利益
3.2億円▼9.1%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 137 | 148 | 157 | 144 | 159 | 206 | 191 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -5.7 | -2.1 | 0.3 | 4.0 |
| 経常利益 | 1.0 | 2.6 | 4.0 | -5.0 | -0.2 | 1.9 | 5.0 |
| 純利益 | 0.3 | 3.1 | 3.7 | -6.4 | -0.2 | 3.5 | 3.2 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 53.3 | 68.5 | 66.5 | 60.2 | 67.1 | 80.9 | 86.6 |
| 純資産 (自己資本) | 13.1 | 15.5 | 19.0 | 12.4 | 11.9 | 15.4 | 18.6 |
| 自己資本比率 (%) | 24.5 | 22.6 | 28.5 | 20.7 | 17.7 | 19.0 | 21.4 |
| 現金及び預金 | 21.4 | 27.3 | 31.5 | 25.1 | 26.0 | 36.8 | 35.9 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 3.6 | 6.5 | 5.9 | ▲3.7 | 0.3 | 8.7 | 2.0 |
| 投資CF | ▲1.0 | 1.5 | 0.6 | ▲1.1 | 1.9 | 3.0 | ▲2.1 |
| 財務CF | ▲1.3 | ▲1.8 | ▲2.7 | ▲2.5 | ▲1.6 | ▲1.3 | ▲0.7 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
36.93
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
20.1%
自己資本利益率
ROA
3.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
ConsultingAndIntegration0.0兆18.1%0.00兆10.0%
ProductsAndServices0.0兆30.2%0.00兆12.6%
SoftwareSalesAndSolution0.0兆51.7%0.00兆1.4%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
41人
平均年齢
43.6歳
平均勤続
7.6年
単体 平均年収
652万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY23 実績1株配当 (年間)
5.00円-5
配当性向
33.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY19
5
FY20
10
FY21
15
FY22
10
FY23
5
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。