ウ
ウェルス・マネジメント株式会社
ウェルスマネジメントカブシキガイシャ上場不動産業3772EDINET: E03801Wealth Management, Inc.
決算期: 03月期
業種: 不動産業
売上高 (FY25)
183億円
36.03%営業利益 (FY25)
25.2億円
16.80%経常利益 (FY25)
10.5億円
60.25%純利益 (FY25)
11.0億円
39.53%総資産
621億円
12.44%自己資本比率
31.2%
—ROE
5.8%
4.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ウェルス・マネジメントは、ラグジュアリーホテルの開発・運営受託を核としつつ、アセットマネジメント(AM)事業と不動産売買を組み合わせた資産循環型ビジネスモデルを追求する小型上場企業である。具体的には、シックスセンシズ京都、バンヤンツリー東山京都などグローバルラグジュアリーブランドと提携したホテルを開発・バリューアップし、特別目的会社や不動産STO(セキュリティ・トークン・オファリング)等を通じて外部投資家に売却・AM受託するサイクルを志向している。FY2025の売上高は183億円と前期比36%減となったが、これは予定していた不動産物件の売却が翌期へ延期されたことが主因であり、構造的な収益悪化ではないとしている。一方、ホテル運営事業の売上は前期比+27.9%の79億円と堅調に拡大し、AM事業も+171.4%の21億円と急成長した。課題は、不動産売買収入への依存度が依然高く業績変動が激しい点、建設コストや人件費の上昇によるホテル運営の収益圧迫、プライム市場基準を満たす株式流動性の確保であり、上場リートを出口とするパイプライン約3,000億円の実現が中長期の業績安定に向けた最大のカギを握る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 不動産売買益・AM報酬・ホテル運営収入の3柱で構成し、FY2025はホテル運営43%、不動産46%、AM11%の比率である。
- 2顧客: 国内外の機関投資家・富裕層個人をAM受託や不動産STO等を通じて外部資金として取り込む形態をとっている。
- 3価値提案: シックスセンシズ・バンヤンツリー等グローバルブランドとの提携でラグジュアリー物件を開発し、インバウンド需要を高付加価値で取り込む。
- 4コスト構造: 建設はゼネコン外注、運営はブランドオペレーター活用で固定費を抑制するが、マスターリース固定賃料が逆鞘リスクとなる。
Risks · リスク要因
- 1業績変動リスク: 特定物件売却の時期が業績を左右し、FY2025のように1件の延期で売上が36%減少するなど、収益の予測可能性が著しく低い。
- 2建設コスト・工期リスク: 資材費・人件費の高騰と人手不足でゼネコンとの契約締結遅延や工期遅延が頻発しており、資金調達計画に直結するリスクがある。
- 3金利上昇リスク: 財務レバレッジをフル活用する戦略のため、実質金利の上昇は開発コストと借入コストを同時に押し上げ、採算を大幅に悪化させうる。
- 4流動性・市場リスク: 不動産市場悪化時に希望条件での物件売却が困難になるほか、プライム市場基準未達の株式流動性の低さが資金調達コストを高める懸念がある。
Strengths · 強み
- 1ブランド調達力: シックスセンシズ・バンヤンツリー等世界トップクラスのラグジュアリーブランドとの運営契約を複数締結できる希少な関係性を保有している。
- 2AM兼業モデル: 物件開発から売却・AM受託まで一貫して手がけることで、売却後も継続報酬を得る高収益サイクルを設計できる。
- 3インバウンド追い風: 2024年訪日外客数3,700万人と過去最高を更新しており、ラグジュアリーホテル不足の市場において高単価ADR設定が可能である。
- 4出口多様化: 上場リート・不動産STO・私募ファンドと複数の出口を整備しており、市場環境に応じた柔軟な売却戦略が可能になっている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1資産循環型モデルの確立: 上場リートを核とした出口を活用し、パイプライン約3,000億円の物件をリートへ順次拠出してAM受託残高を積み上げる計画である。
- 2ホテル運営拡大: ラグジュアリーに加えミッドクラスにも展開し、2025年秋に新規ホテルを開業予定、開発中プロジェクトは現時点で6件が進行中である。
- 3不動産STO推進: 第2号STOに続き次回発行も検討中で、個人富裕層への新たな資金調達チャネルとして不動産デジタル証券を活用・拡充していく方針である。
- 4プライム市場昇格: 戦略的資本提携先の開拓と特定株主保有株の移転促進により株式流動性を改善し、プライム市場基準の充足を目指している。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高183億円(前期比-36.0%)、経常利益10億円(-60.3%)と大幅減だが、不動産物件売却の翌期繰越が主因で構造的悪化ではないとしている。
新規ホテル2件開業: 2024年4月にシックスセンシズ京都、同8月にバンヤンツリー東山京都がグランドオープンし、ホテル運営売上は前期比+27.9%の79億円に拡大した。
AM事業が急成長: シックスセンシズ京都の信託受益権譲渡報酬と第2号STO組成報酬を計上し、AM事業売上は前期比+171.4%の21億円と初めて存在感を示した。
現金残高が50億円減少: 仕掛販売用不動産の積み上げ78億円や投資有価証券取得35億円などで営業・投資CFが大幅マイナスとなり、期末現金は89億円へ減少した。
02
業績推移
売上高
183億円▼36.0%FY25
営業利益
25.2億円▼16.8%FY25
純利益
11億円▼39.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 30.5 | 132 | 53.1 | 290 | 148 | 286 | 183 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 56.8 | 38.1 | 30.3 | 25.2 |
| 経常利益 | 9.6 | 37.3 | -8.3 | 53.2 | 39.3 | 26.4 | 10.5 |
| 純利益 | 26.8 | 24.3 | -10.6 | 35.1 | 37.3 | 18.2 | 11.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 113 | 249 | 258 | 394 | 499 | 552 | 621 |
| 純資産 (自己資本) | 72.5 | 96.8 | 86.3 | 109 | 158 | 185 | 194 |
| 自己資本比率 (%) | 63.9 | 38.9 | 33.5 | 27.7 | 31.6 | 33.6 | 31.2 |
| 現金及び預金 | 23.8 | 42.9 | 21.1 | 55.6 | 85.8 | 139 | 89.2 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 13.3 | ▲89.2 | ▲37.2 | 193 | ▲32.6 | 70.3 | ▲30.8 |
| 投資CF | 49.4 | ▲19.8 | ▲3.2 | ▲45.9 | ▲3.1 | ▲4.6 | ▲38.5 |
| 財務CF | ▲51.9 | 128 | 18.6 | ▲112 | 65.9 | ▲12.3 | 19.2 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
57.56
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
5.8%
自己資本利益率
ROA
1.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AssetManagement0.0兆11.1%0.00兆58.0%
HotelManagement0.0兆43.0%0.00兆12.2%
RealEstate0.0兆45.9%0.00兆16.0%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
24人
平均年齢
37.6歳
平均勤続
2.5年
単体 平均年収
735万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
20.00円+1
配当性向
42.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
20
FY21
20
FY22
30
FY23
17
FY24
19
FY25
20
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。