株
株式会社インターネットイニシアティブ
カブシキガイシャインターネットイニシアティブ上場情報・通信業3774EDINET: E05480Internet Initiative Japan Inc.
決算期: 03月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
3168億円
14.76%営業利益 (FY25)
301億円
3.70%経常利益 (FY25)
292億円
0.86%純利益 (FY25)
199億円
0.51%総資産
3124億円
14.15%自己資本比率
45.0%
—ROE
15.0%
1.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、日本初の本格的インターネットサービスプロバイダーとして創業し、現在は法人・官公庁向けのネットワークサービスとシステムインテグレーション(SI)を両輪とする総合ITサービス企業である。FY2025の売上高は3,168億円(前年比+14.8%)と6期連続増収を達成し、2019年の1,924億円から6年間で約1.6倍に拡大した。成長の主エンジンはSI事業で、企業・官公庁のネットワーク更改需要を背景に十億円から百億円超の複数年大型案件を相次いで獲得、システム構築売上は前年比+37.8%増と急拡大した。ネットワークサービスでは、IPサービス・セキュリティ・クラウドの安定収益に加えMVNOモバイル回線が574万回線まで積み上がり、ストック型収益基盤が着実に厚みを増している。中期計画(FY2024-FY2026)ではFY2027/3期に売上高3,800億円・営業利益460億円規模を目標とし、さらに中長期ビジョンとして売上高5,000億円規模を掲げる。FY2025の営業利益は301億円(+3.7%)にとどまり、VMware製品の実質大幅値上げ(約36億円の費用増)が利益を圧迫したものの、価格転嫁策により通年の純影響を約15億円に抑制した。ROE15.0%、設備投資263億円とデータセンター増強も継続しており、成長投資と収益性の両立が今後の焦点となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ネットワークサービス売上1,626億円(51%)とシステムインテグレーション売上1,513億円(48%)の2本柱で構成される。
- 2顧客: 国内企業・官公庁が売上の87%を占め、十億円超の大型複数年契約を主軸に法人需要を取り込む。
- 3価値提案: 高信頼ネットワークとSI・クラウド・セキュリティを一体提供し、顧客のICT環境を包括的に運用支援する。
- 4コスト構造: 回線費・減価償却費・人件費等の固定費比率が高く、売上増加が限界利益の積み上げに直結する構造である。
Risks · リスク要因
- 1国内景気・設備投資依存: 売上の87%が国内法人向けで、景気後退や企業のIT投資抑制がSI事業を直撃するリスクが高い。
- 2ライセンスコスト高騰: VMware等ソフトウェアの大幅値上げが既に約36億円の費用増を招き、価格転嫁が追いつかない場合に利益が毀損する。
- 3為替・設備投資リスク: サーバや通信機器は実質的にドル建て調達が多く、円安継続は設備投資額263億円をさらに押し上げる恐れがある。
- 4競合激化と技術陳腐化: クラウド・セキュリティ市場での国内外大手との競合が激しく、技術優位性を維持できなければ価格低下や解約が生じる。
Strengths · 強み
- 1技術力と顧客基盤: 国内ISP草創期からの30年超の運用実績と高度な技術者集団が、大手企業・官公庁の信頼を獲得している。
- 2ストック収益の厚み: MVNOモバイル574万回線・クラウド売上365億円など月額課金型収益が積み上がり、業績の安定性を支えている。
- 3大型SI案件の獲得力: 期間総額十億円から百億円超の複数年ネットワーク構築案件を連続獲得し、後続の運用保守ストック収益も確保する。
- 4自社データセンター: 松江・白井の自社DCにより設備コストを最適化しつつ、クラウドサービスの安定供給基盤を内製で保有する。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期売上目標: FY2027/3期に売上高3,800億円・営業利益460億円規模を目標とし、既存コアビジネスの徹底強化で達成を目指す。
- 2データセンター増強: 白井DC第3期棟を2025年6月着工(約85億円)し、FY2026/3期に設備投資300億円規模を予定して供給能力を拡大する。
- 3人材拡充: 新規学卒採用を中心に毎年400名超の純増を継続し、FY2025末5,221名の従業員体制をさらに強化する。
- 4新規領域・国際事業: デジタル通貨DCJPY等の新事業育成と、アジア拠点(シンガポール・タイ等)経由の国際事業拡大で次の成長軸を構築する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高3,168億円(+14.8%)と大幅増収も、VMware費用増影響で営業利益は301億円(+3.7%)にとどまりROE15.0%を維持した。
大型SI案件の急拡大: システム構築売上が前年比+37.8%増の688億円に達し、百億円超の複数年案件獲得が業績を牽引した。
MVNO回線数の急増: モバイル契約回線数が前年度末比92.9万回線増の573.9万回線となり、モバイル関連売上は503億円(+9.0%)に拡大した。
デジタル通貨の商用化: 関連会社ディーカレットDCPが国内初の商用デジタル通貨「DCJPY」第一号案件を開始し、法人13社から約63.5億円を調達した。
02
業績推移
売上高
3,168億円▲14.8%FY25
営業利益
301億円▲3.7%FY25
純利益
199億円▲0.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1924 | 2045 | 2130 | 2263 | 2527 | 2761 | 3168 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 235 | 272 | 290 | 301 |
| 経常利益 | 58.4 | 71.6 | 140 | 242 | 273 | 289 | 292 |
| 純利益 | 35.2 | 40.1 | 97.1 | 157 | 189 | 198 | 199 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1673 | 2065 | 2208 | 2318 | 2463 | 2737 | 3124 |
| 純資産 (自己資本) | 763 | 791 | 900 | 1035 | 1182 | 1258 | 1407 |
| 自己資本比率 (%) | 45.6 | 38.3 | 40.7 | 44.7 | 48.0 | 45.9 | 45.0 |
| 現金及び預金 | 320 | 387 | 425 | 474 | 425 | 455 | 325 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 252 | 334 | 405 | 436 | 385 | 408 | 285 |
| 投資CF | ▲86.9 | ▲72.6 | ▲132 | ▲118 | ▲184 | ▲179 | ▲217 |
| 財務CF | ▲58.9 | ▲194 | ▲236 | ▲273 | ▲257 | ▲208 | ▲197 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
112.68
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
15.0%
自己資本利益率
ROA
6.4%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
5,221人
単体
2,971人
平均年齢
37.4歳
平均勤続
9.0年
単体 平均年収
726万円
連結従業員数 推移
FY21
3,805
FY22
4,147
FY23
4,451
FY24
4,803
FY25
5,221
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
52.50円+1
配当性向
35.1%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
41
FY21
40
FY22
71
FY23
44
FY24
52
FY25
53
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。