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王子ホールディングス株式会社
オウジホールディングスカブシキガイシャ上場パルプ・紙3861EDINET: E00642Oji Holdings Corporation
決算期: 03月期
業種: パルプ・紙
売上高 (FY25)
1.85兆円
9.02%営業利益 (FY25)
0.07兆円
6.77%経常利益 (FY25)
0.07兆円
20.26%純利益 (FY25)
0.05兆円
9.13%総資産
2.64兆円
7.88%自己資本比率
43.0%
—ROE
4.3%
0.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
王子ホールディングスは1873年創業の製紙業大手で、段ボール・白板紙等の生活産業資材(売上構成比45%)、感熱紙・フィルム等の機能材(13%)、パルプ・植林等の資源環境ビジネス(21%)、新聞・印刷用紙等の印刷情報メディア(16%)の4セグメントを展開し、2024年4月フィンランドWalki社買収でパッケージング分野を強化、海外売上比率は40.8%に達した。FY2025は売上高1.85兆円(前年比+9.0%)と増収を確保したが、営業利益677億円(同△6.8%)と減益となり、ROEは4.3%に留まる。中計目標を大幅に未達としたことを受け、2025年に新「長期ビジョン2035」と「中期経営計画2027」を策定し、(1)投資基準厳格化・保有株式1,200億円縮減・自社株取得1,500億円等のBS改革、(2)印刷用紙依存からパッケージング・木質バイオマス・インドアジアへのポートフォリオ転換、(3)配当性向50%への引き上げを三本柱に資本効率重視経営への転換を急ぐ。木質由来CNF・糖液・エタノール・次世代半導体向けレジストなど新素材開発も将来の成長軸と位置付けている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 生活産業資材45%・資源環境21%・印刷情報メディア16%・機能材13%の多セグメントで構成し、国内紙製造が基盤である。
- 2顧客: 国内食品・流通・出版向けと、東南アジア・欧州・南米向け海外顧客に供給し、海外売上比率は40.8%に達している。
- 3価値提案: 自社有林による原料内製化と脱プラ・包装規制強化を追い風にしたサステナブルパッケージングで差別化を図っている。
- 4コスト構造: チップ・重油等原燃料と物流費・人件費が主要コストで、原料高騰が利益圧迫の構造的要因となっている。
Risks · リスク要因
- 1原燃料・国際市況リスク: チップ・重油・パルプ市況の変動が直接利益に影響し、FY2025は物流費・人件費高騰が営業利益を前期比49億円押し下げた。
- 2構造的需要減退リスク: DX加速による新聞・印刷情報用紙の需要減少が継続しており、印刷情報メディアは営業利益が前期比48.7%減と落ち込んでいる。
- 3海外事業・地政学リスク: ニュージーランドPan Pacのサイクロン被災や東南アジア・欧州等での政治リスクが事業継続と投資回収に影響を及ぼす可能性がある。
- 4資本効率・財務リスク: ROE4.3%と低水準が続き、ネットD/Eレシオ1.0倍以内目標達成と自社株取得1,500億円の両立が財務規律上の課題となっている。
Strengths · 強み
- 1森林資源の内製: 国内外に広大な社有林と植林地を保有し、再生可能原料の安定調達と低炭素経営の基盤を国内最大規模で確立している。
- 2多角セグメント: 段ボール・感熱紙・パルプ・印刷用紙と幅広い製品群を持ち、特定市場の需要変動に対するリスク分散機能を有している。
- 3海外製造拠点: 東南アジア・南米・欧州に生産拠点を構え、2024年Walki社買収により欧州の脱プラ規制対応技術を取り込んだ。
- 4技術蓄積: CNF・木質糖液・エタノール・次世代EUVレジストなど製紙技術を応用した新素材開発で潜在的な高付加価値領域を開拓している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1資本効率向上: 保有株式を2030年度までに1,200億円縮減し、配当性向を2025年度から50%に引き上げ、2027年度までに自社株を1,500億円取得する。
- 2ポートフォリオ転換: 不採算事業撤退基準を厳格化し、高成長のインド・東南アジアとWalki社を核とする欧州パッケージング事業の拡大を加速する。
- 3木質バイオマス事業化: 米子工場で木質糖液パイロット設備を稼働し、SAF原料向けエタノールや次世代EUVバイオマスレジストの量産化を目指す。
- 4長期売上目標: 長期ビジョン2035でサステナビリティ貢献企業への進化を掲げ、旧目標2030年2.5兆円から見直した新数値目標と温室効果ガス削減70%を追求する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高1.85兆円(前年比+9.0%)と増収の一方、営業利益677億円(同△6.8%)・ROE4.3%と中計目標1,500億円を大幅下回りビジョンを刷新した。
Walki社買収: 2024年4月にフィンランドの脱プラ素材加工大手を買収・連結化し、その他セグメント売上高が前期比+33.8%増の4,228億円に拡大した。
Pan Pac復旧: サイクロン被災で停止していたニュージーランドの製紙工場が2024年11月に全ライン再稼働し、資源環境ビジネスの営業利益が前期比+55.8%と急回復した。
株主還元強化: 2024年12月発表の自社株取得枠を500億円追加し総額1,500億円(2027年度まで)とし、配当性向も50%へ引き上げる方針を新中計で明示した。
02
業績推移
売上高
1.85兆円▲9.0%FY25
営業利益
0.07兆円▼6.8%FY25
純利益
0.05兆円▼9.1%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1.55 | 1.51 | 1.36 | 1.47 | 1.71 | 1.70 | 1.85 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.12 | 0.08 | 0.07 | 0.07 |
| 経常利益 | 0.12 | 0.10 | 0.08 | 0.14 | 0.10 | 0.09 | 0.07 |
| 純利益 | 0.05 | 0.06 | 0.05 | 0.09 | 0.06 | 0.05 | 0.05 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1.95 | 1.89 | 1.98 | 2.05 | 2.30 | 2.44 | 2.64 |
| 純資産 (自己資本) | 0.82 | 0.83 | 0.87 | 0.88 | 0.96 | 1.10 | 1.13 |
| 自己資本比率 (%) | 41.8 | 44.1 | 43.7 | 42.6 | 42.0 | 44.9 | 43.0 |
| 現金及び預金 | 0.08 | 0.08 | 0.14 | 0.06 | 0.06 | 0.06 | 0.07 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.14 | 0.12 | 0.13 | 0.14 | 0.02 | 0.20 | 0.09 |
| 投資CF | ▲0.07 | ▲0.06 | ▲0.09 | ▲0.09 | ▲0.12 | ▲0.12 | ▲0.15 |
| 財務CF | ▲0.05 | ▲0.06 | 0.02 | ▲0.14 | 0.10 | ▲0.08 | 0.06 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
47.34
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
4.3%
自己資本利益率
ROA
1.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
ForestResourcesAndEnvironmentalMarketing0.3兆18.7%0.03兆8.8%
FunctionalMaterials0.2兆12.0%0.01兆4.4%
HouseholdAndIndustrialMaterials0.8兆41.2%0.01兆1.1%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.3兆15.8%0.01兆3.1%
PrintingAndCommunicationsMedia0.2兆12.4%0.01兆3.8%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
423人
平均年齢
45.1歳
平均勤続
17.2年
単体 平均年収
845万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
36.00円+12
配当性向
66.2%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
21
FY21
21
FY22
21
FY23
24
FY24
24
FY25
36
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。