大
大王製紙株式会社
ダイオウセイシカブシキガイシャ上場パルプ・紙3880EDINET: E00660Daio Paper Corporation
決算期: 03月期
業種: パルプ・紙
売上高 (FY25)
6689億円
0.41%営業利益 (FY25)
98.1億円
31.74%経常利益 (FY25)
45.3億円
52.92%純利益 (FY25)
-112億円
350.38%総資産
8861億円
5.71%自己資本比率
28.2%
—ROE
-4.6%
6.50%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
大王製紙は紙・板紙事業(売上比率約53%)とホーム&パーソナルケア事業(約44%)を2本柱とする国内大手製紙メーカーである。「エリエール」ブランドを核に衛生用紙・吸収体製品を展開し、国内では価格改定と付加価値品販売で収益を下支えしている。一方、中国・トルコなど海外H&PC事業が長期低迷し、FY2025は減損損失・事業構造改善費用を中心に特別損失140億円超を計上、最終赤字112億円・ROE▲4.6%に沈んだ。2024年度を初年度とする第5次中計「Reframe」では、中国ベビー用紙おむつ資産売却・トルコ撤退という抜本的な海外事業リストラを断行しつつ、CNF複合樹脂商用プラント(2025年7月稼働予定)など新素材領域への投資も継続する。長期ビジョン「Daio Group Transformation 2035」では2035年度に売上1兆2,000億円・営業利益率10%を目標に掲げるが、中計最終年度2026年度の営業利益目標300億円(同4.1%)に対し現状98億円と乖離は大きく、海外事業の早期黒字化と国内コスト削減の実行力が問われる局面にある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 紙・板紙事業が売上3,512億円(53%)、H&PC事業が2,952億円(44%)の2本柱で構成される。
- 2顧客: 国内量販店・ドラッグストアへの家庭紙販売と、印刷・包装向け産業用紙の企業顧客が主体である。
- 3価値提案: 「エリエール」ブランドの高付加価値衛生用紙と、ベビー・フェミニン・ペットケアの複合展開で生活者ニーズを捉える。
- 4コスト構造: 木材チップ・古紙・石炭等の原燃料費と製造固定費が大きく、減価償却費は年間448億円に上る。
Risks · リスク要因
- 1海外事業損失: 中国・トルコ事業の不振が継続し、固定資産売却損・減損損失が累積してFY2025純損失112億円の主因となっている。
- 2財務制限条項: 金融機関との借入契約に純資産・経常損益基準の財務制限条項があり、業績悪化時に返済要求リスクが存在する。
- 3原燃料・為替変動: 木材チップ・石炭等を外貨建てで調達しており、円安や資源価格高止まりが収益を直撃しやすい構造である。
- 4固定資産減損: 国内洋紙需要の構造的減退と海外事業低迷により、追加減損損失が発生するリスクが継続している。
Strengths · 強み
- 1ブランド力: 「エリエール」は国内衛生用紙市場でトップクラスの認知を持ち、価格改定の転嫁力を支えている。
- 2生産柔軟性: 三島・可児の基幹工場で品種シフトが可能な生産体制を持ち、需要変動への対応力がある。
- 3商品多様性: 衛生用紙からベビー・ヘルスケア・ペットケアまで幅広いラインナップにより、単一カテゴリー依存リスクを分散している。
- 4新素材投資: CNFやバイオリファイナリーなど次世代素材の研究開発を先行し、紙需要減退を補完する事業軸を育成中である。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1海外構造改革: 2025年3月に中国ベビー用紙おむつ資産売却・トルコ撤退を決定し、残存事業をフェミニンケアブランド育成に集中させる。
- 2中計数値目標: 第5次中計最終年度2026年度に売上7,400億円・営業利益300億円(利益率4.1%)・ネットD/Eレシオ1.2倍を目指す。
- 3新素材事業化: 2025年7月にCNF複合樹脂商用プラントを稼働させ、自動車・家電部材向けに展開してポートフォリオを多角化する。
- 4エネルギー転換: 2030年度までに化石由来CO2排出量を2013年度比46%削減すべく、バイオマスボイラー導入・石炭ゼロ化を推進する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績悪化: 売上6,689億円(前年比▲0.4%)、営業利益98億円(▲31.7%)、純損失112億円と大幅な最終赤字に転落した。
特別損失急増: 事業構造改善費用・減損損失の増加により特別損失が前年比101億円増の140億円超となり、純利益を大きく押し下げた。
海外撤退決断: 2025年3月にトルコ事業からの完全撤退と中国ベビー用紙おむつ関連固定資産の売却を決定し、損失の固定化を図った。
北越コーポレーションとの提携: 紙・板紙事業のコスト構造改革を目的に北越コーポレーションと戦略的業務提携を締結し、競争力強化を進めている。
02
業績推移
売上高
6,689億円▼0.4%FY25
営業利益
98.1億円▼31.7%FY25
純利益
-112億円▼350.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 5339 | 5464 | 5629 | 6123 | 6462 | 6717 | 6689 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 376 | -214 | 144 | 98.1 |
| 経常利益 | 98.4 | 281 | 345 | 377 | -240 | 96.2 | 45.3 |
| 純利益 | 47.0 | 192 | 221 | 237 | -347 | 44.7 | -112 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 7459 | 7631 | 8498 | 8404 | 9235 | 9397 | 8861 |
| 純資産 (自己資本) | 1993 | 2095 | 2468 | 2667 | 2447 | 2601 | 2497 |
| 自己資本比率 (%) | 26.7 | 27.5 | 29.0 | 31.7 | 26.5 | 27.7 | 28.2 |
| 現金及び預金 | 1034 | 1094 | 1303 | 889 | 1024 | 1238 | 1129 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 403 | 680 | 642 | 714 | ▲262 | 593 | 446 |
| 投資CF | ▲621 | ▲479 | ▲1037 | ▲624 | ▲580 | ▲265 | ▲209 |
| 財務CF | 659 | ▲140 | 636 | ▲506 | 964 | ▲136 | ▲355 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
HomeAndPersonalCare0.3兆44.1%▲0.00兆-0.5%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆3.4%0.00兆9.8%
PaperAndPaperboard0.4兆52.5%0.01兆2.5%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
2,332人
平均年齢
44.0歳
平均勤続
19.6年
単体 平均年収
624万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
21.00円-2
配当性向
—%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
19
FY21
24
FY22
32
FY23
23
FY24
23
FY25
21
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。