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メディカル・データ・ビジョン株式会社

メディカルデータビジョンカブシキガイシャ上場情報・通信業3902EDINET: E31056
決算期: 12月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
65.4億円
10.70%
営業利益 (FY25)
3.5億円
8625.00%
経常利益 (FY25)
3.6億円
170.78%
純利益 (FY25)
2.8億円
135.40%
総資産
47.8億円
0.61%
自己資本比率
65.1%
ROE
9.1%
9.10%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

メディカル・データ・ビジョン(MDV)は、急性期病院向け経営支援システム「MDV Act」等を通じて診療データを収集しつつ、蓄積した5,500万人超の大規模診療データベース「さくらDB」を製薬会社・研究機関向けデータ解析サービス(データ利活用サービス)で収益化する二層構造のビジネスモデルを持つ。売上構成はデータ利活用サービスが全体の70.7%を占め、製薬会社の研究開発・マーケティング予算に業績が連動する構造である。FY2025(2025年12月期)は売上高65億円(前期比+10.7%)と2期ぶりの増収に転じ、営業利益3.5億円・経常利益3.6億円を確保。前期(FY2024)に計上した営業損失・経常損失・最終損失から明確にV字回復した。データ利活用サービスは過去最高売上を達成し、PHRシステム「カルテコ」や健診クラウド「アルファ・サルース」が新たなデータ収集基盤として立ち上がり始めている。一方、営業利益率は5.3%にとどまり、販管費比率の高さと先行投資による収益性の低さが課題である。DXや医療データ活用の社会的要請を追い風に成長機会は大きいが、特定役員依存・情報セキュリティリスク・製薬会社の予算動向への依存という構造的リスクも存在する。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: データ利活用サービス(売上の70.7%)と病院向けデータネットワークサービス(20.7%)の2本柱で構成される。
  • 2顧客: 急性期病院へ経営支援システムを提供しデータを収集、製薬会社・研究機関にデータ解析を販売する。
  • 3価値提案: 5,500万人超の診療データと保険者データ2,500万人超を組み合わせ、日本最大級の医療ビッグデータを提供する。
  • 4コスト構造: 売上総利益率69.6%と高粗利だが、販管費が42億円規模で営業利益率5.3%にとどまる先行投資型である。
Risks · リスク要因
  • 1製薬会社依存リスク: 売上の7割超を占めるデータ利活用サービスは製薬会社の研究開発予算に左右され、業界不況時に業績が急落する。
  • 2情報セキュリティ・個人情報漏洩リスク: 要配慮個人情報である診療データを大量保有しており、流出時には信用失墜と多額賠償が生じる。
  • 3特定役員依存リスク: 代表取締役社長 岩崎博之氏への依存度が高く、不測の事態発生時に経営の継続性に重大な影響が及ぶ恐れがある。
  • 4医療制度・診療報酬改定リスク: 2年ごとの診療報酬改定やDPC制度の抜本変更が医療機関の投資意欲を低下させ、売上に影響する。
Strengths · 強み
  • 1データ規模の参入障壁: 5,500万人超の診療データベース「さくらDB」は競合他社が短期間で複製困難な圧倒的資産である。
  • 2病院ネットワーク基盤: 創業以来の信頼関係に基づく全国病院との顧客基盤が、継続的なデータ収集チャネルを担保している。
  • 3アライアンス戦略: DeNA・日本システム技術との連携で保険者DB2,500万人超に拡大し、データ種別の多様化を実現した。
  • 4製薬向け高成長: データ利活用サービスが営業人員増強を機にFY2025で過去最高売上を達成し、売上規模は前期比+10.9%となった。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1データ基盤拡大: 「さくらDB」をクラウド化・リアルタイム化し、診療所・薬局・介護データを加えた医療・健康データの一元化を推進する。
  • 2新規顧客層の開拓: 「MDV Act」対象をDPC病院以外に拡大し、「アルファ・サルース」の健診施設向け展開でデータ収集源を多様化する。
  • 3アライアンス・M&A活用: スピード経営のため自前主義を排し、強み同士のアライアンスとM&Aを積極推進してデータ市場シェアを拡大する。
  • 4AI等最新技術活用: AIをはじめとした最新情報処理技術を新規事業開発や海外事業展開に活用し、次の収益柱の創出を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025のV字回復: 売上高65億円(+10.7%)・経常利益3.6億円で、前期の経常損失5.1億円・最終損失7.9億円から1年で黒字転換した。
データ利活用サービスが過去最高: 営業人員の増強と戦力化が奏功し、売上46.2億円(前期比+10.9%)で過去最高を更新した。
「アルファ・サルース」の本格始動: 健診クラウドシステムが第4四半期より売上計上を開始し、新たなデータ収集基盤として立ち上がり始めた。
中期経営計画最終年度: 2022年11月公表の中期計画が2025年12月期で完了し、次期計画の策定・公表が注目される局面に入っている。
02

業績推移

売上高
65.4億円10.7%FY25
020406080FY20FY22FY24
営業利益
3.5億円8625.0%FY25
05101520FY20FY22FY24
純利益
2.8億円135.4%FY25
03.87.511.315FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.07.515.022.530.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
07.51522.530FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高40.345.856.761.164.259.165.4
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益17.617.70.03.5
経常利益8.111.515.917.517.0-5.13.6
純利益5.57.010.98.79.8-7.92.8
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産49.553.255.449.062.247.547.8
純資産 (自己資本)40.241.442.136.143.231.531.1
自己資本比率 (%)81.377.776.073.669.466.465.1
現金及び預金29.531.832.022.732.213.517.1
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF12.09.610.89.116.2▲8.87.8
投資CF▲0.3▲1.4▲0.3▲8.7▲4.4▲5.9▲1.0
財務CF2.0▲5.9▲10.3▲9.8▲2.3▲4.0▲3.2
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
7.40
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
9.1%
自己資本利益率
ROA
5.9%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

セグメント情報は準備中です。

05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
286
平均年齢
39.3
平均勤続
6.5
単体 平均年収
622万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1SBIホールディングス株式会社14.5百万株38.32%
#2株式会社メディパルホールディングス3.2百万株8.48%
#3日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)2.4百万株6.34%
#4東海東京証券株式会社1.4百万株3.64%
#5BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD ACISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.2百万株3.04%
#6鈴木隆啓0.9百万株2.32%
#7THE BANK OF NEW YORK MELLON140040(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.8百万株2.11%
#8岩崎博之0.8百万株2.11%
#9JP JPMSE LUX RE NOMURA INT PLC1 EQCO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.7百万株1.94%
#10シミックホールディングス株式会社0.6百万株1.61%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY24 実績
1株配当 (年間)
6.50
配当性向
%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
4
FY21
6
FY22
6
FY23
7
FY24
7
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

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