株
株式会社モバイルファクトリー
カブシキガイシャモバイルファクトリー上場情報・通信業3912EDINET: E31331Mobile Factory, Inc.
決算期: 12月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
34.3億円
3.29%営業利益 (FY25)
11.2億円
5.95%経常利益 (FY25)
11.5億円
8.42%純利益 (FY25)
4.9億円
30.19%総資産
39.8億円
5.67%自己資本比率
77.5%
—ROE
15.1%
6.70%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
モバイルファクトリーは「駅メモ!(ステーションメモリーズ!)」を中核に据えた位置情報連動型モバイルゲーム開発・運営会社である。売上高の約93%をモバイルゲーム事業が占め、GoogleとAppleのアプリストア経由の課金収益が収益の柱となっている。FY2025は売上高3,427百万円(前期比+3.3%)と過去最高を更新し、営業利益も1,121百万円(同+6.0%)と5期連続増益を達成した。広告投資強化による新規インストール増や「アクセサリーガチャ」「プレミアムでんこ」などの新商材投入が奏功し、ゲーム事業は+4.7%増収となった一方、着信メロディ中心のコンテンツ事業は-11.1%と構造的縮小が続く。純利益は子会社投資に係る繰延税金資産の取り崩し(約3億円規模)が響き前期比-30.1%の488百万円にとどまった。財務面では無借金で流動資産が3,793百万円と潤沢な現金を保持し、自己株式取得(391百万円)と配当支払い(422百万円)を実施するなど積極的な株主還元を行っている。課題はGoogleとApple2社への売上集中度(合計82%)の高さと、コンテンツ事業の縮小補完となる新規事業の育成にある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: モバイルゲーム事業がモバイルゲーム内課金として売上の92.6%を占め、主にiOS/Android経由で課金収益を得ている。
- 2顧客: 「駅メモ!」の位置情報ゲームを楽しむ鉄道移動ユーザーを主対象とし、課金ユーザーからのガチャ等が中心となる。
- 3価値提案: 実際の駅・鉄道を舞台にした位置情報連動体験とコレクション要素で、移動そのものをゲーム化する独自性を提供している。
- 4コスト構造: 売上原価1,666百万円が主体で、開発人件費と広告宣伝費への積極投資がコストの大半を占める構造である。
Risks · リスク要因
- 1Google・Apple2社への売上集中: 両社合計の売上比率が82%に達し、手数料率変更や規約改定が即座に業績へ直結するプラットフォームリスクが高い。
- 2単一タイトル依存: 売上の大半を「駅メモ!」1タイトルに依存しており、ユーザー離れや競合タイトル台頭による急激な業績悪化リスクが内在する。
- 3移動制限による需要消滅リスク: 感染症流行・自然災害等で外出・移動が制限された場合、位置情報ゲーム固有の特性上、売上が急減する可能性がある。
- 4コンテンツ事業の構造的縮小: 着信メロディ事業が前期比-11.1%と縮小を続けており、収益補完機能が低下するなか代替事業の育成が急務となっている。
Strengths · 強み
- 1位置情報ゲームの先行者優位: 10年超の運営実績で蓄積した運営ノウハウとユーザーデータは、後発他社が短期間で模倣困難な参入障壁を形成している。
- 2高い収益性と財務健全性: 営業利益率32.7%・無借金経営でROE15.1%を維持し、潤沢なキャッシュ(現預金+定期預金で約31億円)を確保している。
- 3地域・鉄道事業者との連携: 地方自治体や鉄道事業者との公式タイアップ実績が差別化要素となり、ユーザーの移動促進と継続率向上に寄与している。
- 4フルリモート「モバワーク」による人材確保: 全国から優秀なエンジニアを採用可能な独自制度で、採用競争力と従業員定着率の維持に貢献している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1「駅メモ!」への広告投資拡大: 新規インストール数を前年累計比で増加させた実績を踏まえ、WEBプロモーションへの積極投資を継続しユーザー基盤を拡充する方針である。
- 2移動経済圏の形成とM&A検討: ユーザーの移動を起点とした新たな経済圏を構築し、その実現に向けM&Aを含む事業者との協業を積極的に検討していく。
- 3AI活用による開発生産性向上: 全社的なAIツールのトライアル導入と検証を進め、開発期間の短縮とコスト効率化を図り競争力の維持・向上を目指す。
- 4スマホ新法(2025年全面施行)を成長機会に活用: アプリストア競争促進による手数料負担軽減と決済手段多様化をユーザー還元に転換し、収益構造の改善を図る。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高が過去最高の34億円を更新: 「駅メモ!」のコラボイベントや移動系商材好調が牽引し、前期比+3.3%・営業利益は+6.0%の11億円を達成した。
純利益が前期比-30.1%の4.9億円に急減: 子会社投資に係る繰延税金資産を約3億円取り崩したことが主因で、営業利益段階の実力とは乖離した特殊要因による下落である。
自己株式取得3.9億円と配当4.2億円の積極還元: 財務活動CFは8.1億円の支出超となり、潤沢なキャッシュを活用した株主還元姿勢を明確に示した。
新商材「アクセサリーガチャ」「プレミアムでんこ」を導入: 収益機会の多様化を図る新たな課金商材を投入し、ゲーム内マネタイズの幅を拡大した。
02
業績推移
売上高
34.3億円▲3.3%FY25
営業利益
11.2億円▲6.0%FY25
純利益
4.9億円▼30.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 31.9 | 28.6 | 29.0 | 31.4 | 33.7 | 33.2 | 34.3 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 8.7 | 9.4 | 10.6 | 11.2 |
| 経常利益 | 11.1 | 8.7 | 8.5 | 8.7 | 9.4 | 10.6 | 11.5 |
| 純利益 | 7.7 | 5.8 | 5.4 | 5.6 | -0.0 | 7.0 | 4.9 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 31.4 | 30.4 | 33.0 | 35.2 | 38.7 | 42.2 | 39.8 |
| 純資産 (自己資本) | 25.3 | 26.5 | 28.7 | 30.4 | 30.0 | 34.1 | 30.8 |
| 自己資本比率 (%) | 80.5 | 87.3 | 87.0 | 86.3 | 77.6 | 80.8 | 77.5 |
| 現金及び預金 | 24.8 | 23.2 | 26.7 | 27.9 | 28.0 | 31.1 | 15.4 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 9.3 | 4.7 | 6.6 | 5.6 | 7.6 | 6.6 | 8.6 |
| 投資CF | ▲0.9 | ▲1.5 | ▲0.1 | ▲0.5 | ▲5.6 | ▲0.3 | ▲16.2 |
| 財務CF | ▲4.9 | ▲4.7 | ▲3.0 | ▲3.9 | ▲1.8 | ▲3.1 | ▲8.1 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
67.66
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
15.1%
自己資本利益率
ROA
12.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
MC0.0兆7.4%0.00兆74.0%
SA0.0兆92.6%0.00兆29.6%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
75人
平均年齢
34.7歳
平均勤続
7.5年
単体 平均年収
612万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
64.00円+27
配当性向
70.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY23
8
FY24
37
FY25
64
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。