チ
チエル株式会社
チエルカブシキガイシャ上場情報・通信業3933EDINET: E32161CHIeru Co.,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
69.0億円
49.22%営業利益 (FY25)
6.8億円
14.53%経常利益 (FY25)
6.6億円
0.30%純利益 (FY25)
4.2億円
21.49%総資産
106億円
73.48%自己資本比率
36.2%
—ROE
14.7%
1.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
チエルは「先生の授業をICTで支える」を経営理念に掲げ、小中学校・高校・大学向けにデジタル教材、授業支援システム、セキュリティソリューション、ID一元管理ツールなどを開発・販売する文教特化型ICT企業である。販売パートナー制度を通じて全国の教育委員会・大学に製品を届けるモデルを採用しており、売上高は2019年の20億円から2025年の69億円へと約3.5倍に拡大した。FY2025は文部科学省GIGAスクール第2期の整備開始を追い風に、四国での端末リプレイス案件や統合ID管理システムが好調な小中学校部門に加え、M&Aで取り込んだトラストコミュニケーション株式会社(2024年4月連結)と株式会社オキジム(2025年1月連結)が「その他」部門の売上を前年比+346%押し上げ、グループ全体の増収を牽引した。営業利益は677百万円(前年比+14.5%)とM&A費用37百万円の計上にもかかわらず増益を達成し、ROEは14.7%を確保した。一方、資産は106億円と前期比73%増え、長期借入金も117億円増加したため財務レバレッジが上昇しており、M&A後の統合効果と有利子負債管理が今後の焦点となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 自社開発デジタル教材・授業支援システムのライセンス販売と、OEM調達セキュリティ製品の仲介販売が主収益柱である。
- 2顧客: 小中学校・高校・大学の教育機関および行政機関・企業向けに、教育委員会入札を経由して製品を届けている。
- 3価値提案: GIGAスクール対応クラウド教材・ID管理・ネットワーク分離製品で教師の授業負担を軽減し学習効果を高めている。
- 4販売体制: 全国拠点の直販営業が仕様策定を支援し、実際の納品は販売パートナーが入札経由で行う間接販売モデルを採用している。
Risks · リスク要因
- 1政策依存リスク: GIGAスクールなど国の施策変更・予算縮小が直接売上に影響し、教育委員会予算執行の遅延も業績変動要因となる。
- 2少子化による市場縮小: 長期的に学齢人口が減少するため、国内文教市場は構造的縮小圧力にさらされ売上天井を抑制するリスクがある。
- 3M&A統合リスク: 連続M&Aで有利子負債が大幅増加(新規借入117億円)しており、のれん減損や統合コスト超過が利益を毀損する可能性がある。
- 4入札・季節変動リスク: 売上の63.5%が下半期に集中し、入札不調や3月検収遅延が発生した場合に業績が大幅にぶれる構造的リスクが存在する。
Strengths · 強み
- 1文教特化の製品ポートフォリオ: 教材・セキュリティ・ID管理など学校現場のニーズを一括カバーし、競合との差別化を実現している。
- 2GIGAスクール政策との連動: 文部科学省の1人1台端末政策と第2期整備(2024〜2028年度)が直接的な需要創出機会となっている。
- 3販売パートナーネットワーク: 全国拠点の直販+間接販売を組み合わせ、地方教育委員会の入札に対応できる広域営業体制を構築している。
- 4M&Aによる事業領域拡張: オキジム・トラストコミュニケーションの取込みで行政・企業向け什器販売やLMS事業に展開範囲を広げている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1GIGAスクール第2期への対応: 2024〜2028年度の端末リプレイス・クラウド利活用需要を取込むため、クラウドフィット製品ラインとインストラクター支援体制を強化する。
- 2グローバル展開の拡大: 少子化による国内市場縮小を見据え、北米・東南アジア向け製品ラインナップ整備と販売チャネル開拓を推進する。
- 3M&A継続戦略: 文教関連事業のM&Aを有効な成長手段と位置付け、デューデリジェンスを徹底しながら事業拡大を加速させる方針である。
- 4人材・ガバナンス強化: 従業員52名規模の小規模組織の課題を克服するため、採用強化・人事評価制度充実・権限委譲による内部管理体制を整備する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高69億円(前年比+49.2%)を達成し、M&A子会社2社の寄与で「その他」部門売上が前年比+346%と急増した。
株式会社オキジムを2025年1月に株式取得(借入117億円で資金調達)し、3か月分の業績を連結に取込み、総資産が前期比+73%の106億円に拡大した。
持分法適用関連会社ワンビ株式会社の株式売却により関連会社株式売却益7,800万円を特別利益として計上した。
営業CFは1.9億円の支出と前期(2,500万円支出)から悪化し、契約負債減少7.4億円と法人税支払1.7億円が主因で資金繰りの引き締まりが続いている。
02
業績推移
売上高
69億円▲49.2%FY25
営業利益
6.8億円▲14.5%FY25
純利益
4.2億円▲21.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 20.3 | 31.9 | 40.8 | 40.9 | 38.7 | 46.2 | 69.0 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 5.9 | 6.2 | 5.9 | 6.8 |
| 経常利益 | 0.6 | 2.3 | 4.9 | 6.5 | 6.2 | 6.6 | 6.6 |
| 純利益 | 0.1 | 1.5 | 3.6 | 4.7 | 4.2 | 3.5 | 4.2 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 24.1 | 30.3 | 55.9 | 63.8 | 67.0 | 61.2 | 106 |
| 純資産 (自己資本) | 14.8 | 16.3 | 20.0 | 21.4 | 25.3 | 27.1 | 38.4 |
| 自己資本比率 (%) | 61.5 | 53.8 | 35.9 | 33.6 | 37.7 | 44.3 | 36.2 |
| 現金及び預金 | 6.9 | 11.8 | 33.7 | 41.1 | 38.6 | 32.5 | 31.3 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 3.8 | 5.1 | 25.7 | 15.5 | 1.5 | ▲0.3 | ▲1.9 |
| 投資CF | ▲0.1 | 0.0 | ▲3.5 | ▲4.6 | ▲3.6 | ▲4.0 | ▲9.0 |
| 財務CF | ▲1.1 | ▲0.1 | ▲0.3 | ▲3.5 | ▲0.4 | ▲1.8 | 9.7 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
56.93
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
14.7%
自己資本利益率
ROA
4.0%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Elementary0.0兆29.5%0.00兆15.7%
Highschool0.0兆36.1%0.00兆9.5%
その他0.0兆34.4%0.00兆5.1%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
52人
平均年齢
39.6歳
平均勤続
6.9年
単体 平均年収
612万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
12.00円+5
配当性向
23.8%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
2
FY21
3
FY22
3
FY23
5
FY24
7
FY25
12
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。