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笹徳印刷株式会社

ササトクインサツカブシキガイシャ上場その他製品3958EDINET: E38898
決算期: 06月期
業種: その他製品
売上高 (FY25)
126億円
3.06%
営業利益 (FY25)
1.9億円
50.92%
経常利益 (FY25)
4.2億円
21.50%
純利益 (FY25)
2.5億円
38.04%
総資産
140億円
9.12%
自己資本比率
65.3%
ROE
2.6%
1.90%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

笹徳印刷は、パッケージング分野(売上構成比71%)とコミュニケーション分野(同29%)の2本柱で事業を展開する東海地区基盤の中堅印刷会社である。パッケージング分野は菓子・食品向けが堅調で、関東・中部地区でのフルフィルメントサービス(発想から発送まで一貫受託)の拡大が成長ドライバーとなっている。一方、コミュニケーション分野はデジタル化の加速と自動車業界の販促需要低迷が直撃し、FY2025はコミュニケーション分野売上が前期比17.2%減と急落。全社売上高は3.1%減の126億円、営業利益は51%減の1.8億円と大幅悪化した。売上規模はFY2019から横ばいが続き、構造的な成長力の乏しさが課題として残る。中国・インドネシアへの海外展開や生成AI・DX推進を中期成長策として掲げているが、コミュニケーション分野の縮小をどこまでパッケージング分野の拡大とデジタルサービスで補完できるかが企業価値向上の鍵を握る。ROE2.6%と資本効率は低水準であり、自己株式取得や配当を継続しながらも収益性の抜本改善が求められる局面にある。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: パッケージング分野が売上89億円(71%)、コミュニケーション分野が37億円(29%)を構成し、前者が成長を牽引している。
  • 2顧客: 王子ネピア(売上比9.9%)を筆頭に菓子・食品メーカー、自動車・消費財メーカーの販促印刷需要を主要顧客基盤としている。
  • 3価値提案: 企画・デザインから印刷・フルフィルメント(保管・梱包・発送)まで一貫提供するワンストップソリューションで差別化を図っている。
  • 4地域構成: 国内主力に加え中国・インドネシアへ海外展開し、東南アジア諸国への新規市場調査を進めて将来の収益多様化を目指している。
Risks · リスク要因
  • 1原材料価格高騰: 印刷用紙はコスト比率が最大で、世界情勢変動による価格転嫁のタイムラグや転嫁不全が利益率を直撃するリスクが高い(影響度:大)。
  • 2コミュニケーション分野の構造縮小: デジタル化進行でカタログ・販促印刷が慢性的に減少し、FY2025は17.2%減と急落、代替収益源の確立が急務である。
  • 3海外地政学リスク: 中国事業は影響度「大」と自社評価しており、米中摩擦や台湾有事リスクが顕在化した場合の事業継続に重大な懸念がある。
  • 4情報セキュリティリスク: 機密情報を多数取り扱う事業特性上、サイバー攻撃による情報漏洩は社会的信用の喪失と受注消失に直結するリスクを抱えている。
Strengths · 強み
  • 1紙器構造設計技術: 長年培った高度な紙器構造設計とサステナブルパッケージ開発力により、菓子・食品向け環境配慮型製品で顧客の代替コスト上昇を抑制している。
  • 2ワンストップ体制: 発想から発送までの一貫サービスにフルフィルメントを統合し、顧客の物流コスト削減ニーズを取り込んで関東・中部地区で受注を拡大している。
  • 3財務安定性: 純資産91億円・自己資本比率65%超の無借金に近い健全財務基盤を持ち、設備投資や株主還元を継続できる財務余力を維持している。
  • 4品質認証基盤: ISO9001・ISO14001を取得済みで、機密情報取扱いを含む品質・環境管理体制が大手メーカーとの取引継続の参入障壁となっている。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1パッケージング拡大: 菓子・食品向けパッケージと関東・中部地区フルフィルメントサービスへ経営資源を集中し、旺盛な国内需要を取り込む設備投資を継続する。
  • 2デジタル領域構造改革: デジタルデータ加工技術を活用したデジタルメディア事業を拡充し、コミュニケーション分野の収益構造をアナログ依存から脱却させる。
  • 3AI・DX推進: 生成AIを活用した業務自動化と製造ラインのIoT可視化を推進し、労働生産性向上と価格競争力強化を2026年度までに実現する方針である。
  • 4海外事業拡大: 中国・インドネシアでの販売拡大を継続しつつ、その他東南アジア諸国の市場調査を進め、将来的な事業拡大基盤を2026中期計画内に構築する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績悪化: 売上125億円(前期比3.1%減)、営業利益1.8億円(同51%減)、純利益2.5億円(同38%減)と全利益指標が大幅に落ち込んだ。
コミュニケーション分野急落: デジタル化加速と自動車業界の新車販売延期が重なり、コミュニケーション分野売上が前期比17.2%減の37億円に急減した。
キャッシュ減少: 投資有価証券取得3億円・定期預金積み増し3.6億円・借入返済3億円が重なり、現金同等物が前期比11億円減の6億円まで低下した。
自己株式取得と配当継続: FY2025に自己株式取得88百万円を実施、配当金1.1億円も支払い、株主還元を維持しながら財務健全性を保持した。
02

業績推移

売上高
126億円3.1%FY25
037.575113150FY20FY22FY24
営業利益
1.9億円50.9%FY25
01234FY20FY22FY24
純利益
2.5億円38.0%FY25
03.87.511.315FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.02.55.07.510.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
062.5125187.5250FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高124121119124130130126
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益3.43.63.81.9
経常利益1.82.53.57.35.95.34.2
純利益2.82.02.85.511.44.02.5
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産131132136135148154140
純資産 (自己資本)53.355.464.269.682.094.691.5
自己資本比率 (%)40.842.047.251.455.461.465.3
現金及び預金9.915.419.117.46.1
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF3.811.610.52.30.6
投資CF1.04.2▲1.7▲3.7▲6.8
財務CF▲6.3▲11.0▲5.1▲0.9▲4.9
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
43.28
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
2.6%
自己資本利益率
ROA
1.8%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

セグメント情報は準備中です。

05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
300
平均年齢
43.9
平均勤続
22.2
単体 平均年収
525万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1王子マテリア株式会社1.0百万株17.81%
#2すぐるラボ株式会社0.6百万株11.04%
#3笹徳印刷グループ従業員持株会0.3百万株5.89%
#4国際紙パルプ商事株式会社0.2百万株4.34%
#5杉山卓繁0.2百万株3.32%
#6平松裕将0.2百万株3.30%
#7株式会社GOLDEN BIRD0.2百万株3.21%
#8杉山昌樹0.2百万株3.19%
#9有限会社聡明0.2百万株2.80%
#10杉山翔太0.1百万株2.00%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY25 実績
1株配当 (年間)
28.00
配当性向
16.1%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
5
FY21
5
FY22
5
FY23
5
FY24
28
FY25
28
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

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