株
株式会社クレハ
カブシキガイシャクレハ上場化学4023EDINET: E00761KUREHA CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
1620億円
8.97%営業利益 (FY25)
94.3億円
26.34%経常利益 (FY25)
102億円
26.56%純利益 (FY25)
78.0億円
19.87%総資産
3453億円
4.44%自己資本比率
60.6%
—ROE
3.6%
0.90%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社クレハは、機能樹脂・炭素製品を中心とする「機能製品事業」、農薬・医薬・工業薬品の「化学製品事業」、家庭用ラップ「クレラップ」等の「樹脂製品事業」、建設・環境等の周辺事業を擁する多角化型の特殊化学品グループである。成長ドライバーと位置づけていたリチウムイオン二次電池用バインダー向けフッ化ビニリデン樹脂が、欧州EV市場の回復遅延により2期連続で計画を大幅に未達となり、FY2025の売上高は1,620億円(前期比-9.0%)、営業利益は94億円(同-26.3%)まで落ち込んだ。ROEは3.6%にとどまりローリングプラン目標を下回る状況が続いている。一方でESS(定置用蓄電池)向けへのフッ化ビニリデン樹脂出荷が開始し、同市場は北米で年率15〜30%成長が見込まれるほか、建設・環境事業は堅調を維持した。資本政策面では2025年6月にToSTNeT-3で1千万株・341億円の大型自社株買いを実施し、DOE5%を配当基準に採用するなど株主還元を強化。2026年度からの次期中計で成長軌道の再設計を目指している。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 機能製品35%・樹脂製品25%・化学製品19%・建設9%・その他12%の5セグメントで構成される。
- 2顧客: EV/蓄電池メーカー・農薬メーカー・食品メーカー・シェール掘削会社等をグローバルに顧客基盤とする。
- 3価値提案: フッ化ビニリデン樹脂やPGAなど自社固有技術に基づく高機能素材で顧客のニーズに応える。
- 4コスト構造: 原燃料費比率が高く、市況変動の影響を受けやすい製造業型の固定費重型コスト構造である。
Risks · リスク要因
- 1EV向けフッ化ビニリデン樹脂が主力成長事業だが、欧米EV需要の停滞・トランプ政権のエネルギー政策転換により業績下振れリスクが継続する。
- 2PGA樹脂加工品はシェールガス価格低迷と低温鉱区向け製品普及遅れが重なり、棚卸資産評価減が再発するリスクがある。
- 3フッ化ビニリデン樹脂の生産設備増強投資が継続中で有利子負債が860億円に拡大しており、市場回復遅延時の財務負担が増大する。
- 4農薬・工業薬品は各国の登録制度変更や外部委託先の操業リスクに依存しており、規制強化による急激な収益悪化の可能性がある。
Strengths · 強み
- 1フッ化ビニリデン樹脂のLiB用バインダー分野で独自技術を保有し、ESS向け出荷も開始するなど用途多様化を進めている。
- 2家庭用ラップ「クレラップ」は1960年の日本初販売から60年以上の歴史を持つブランドで安定収益を支えている。
- 3PGA樹脂は中高温鉱区のシェールオイル・ガス掘削用プラグで一定のシェアを確保しており参入障壁が高い。
- 4球状活性炭「クレメジン」や農薬原体など医農薬分野でも独自製品を擁し、特定市場への依存度を分散している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ESS(定置用蓄電池)市場向けにフッ化ビニリデン樹脂の出荷を拡大し、EV依存からの用途多様化で2025年度以降の業績回復を目指す。
- 2DOE5%を2025〜2026年度の配当基準として導入し、政策保有株式を2030年度までに連結純資産比5%程度まで圧縮する。
- 3自己株式取得(2025年6月に341億円実施)や遊休資産売却を継続し、ROE改善と資本効率向上を優先した「バランス経営」を実行する。
- 42026年度開始の次期中期経営計画で環境・エネルギー・ライフ・情報通信の3重点分野への研究開発投資集中と新規事業創出方針を再設計する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高1,620億円(前期比-9.0%)・営業利益94億円(同-26.3%)となり、中長期ローリングプランの業績目標を大幅に未達となった。
2025年6月4日にToSTNeT-3で1千万株・341億円の大型自己株式取得を実施し、資本効率改善に向けた積極的な株主還元策を断行した。
欧州拠点の土地建屋売却や政策保有株式売却(186億円まで圧縮)を進め、遊休・低効率資産のスリム化を加速した。
機能製品事業の営業損益が前期+48億円から-20億円へ転落する一方、その他関連事業は廃棄物処理増加・病床稼働改善で営業利益+18.0%と堅調だった。
02
業績推移
売上高
1,620億円▼9.0%FY25
営業利益
94.3億円▼26.3%FY25
純利益
78億円▼19.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1483 | 1424 | 1446 | 1683 | 1913 | 1780 | 1620 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 201 | 223 | 128 | 94.3 |
| 経常利益 | 174 | 179 | 177 | 204 | 230 | 139 | 102 |
| 純利益 | 139 | 137 | 135 | 142 | 169 | 97.3 | 78.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2474 | 2469 | 2569 | 2826 | 2964 | 3306 | 3453 |
| 純資産 (自己資本) | 1606 | 1650 | 1838 | 1992 | 2152 | 2214 | 2094 |
| 自己資本比率 (%) | 64.9 | 66.8 | 71.6 | 70.5 | 72.6 | 67.0 | 60.6 |
| 現金及び預金 | 59.9 | 72.7 | 178 | 306 | 322 | 231 | 215 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 234 | 152 | 267 | 286 | 227 | 116 | 295 |
| 投資CF | ▲83.6 | 54.8 | ▲38.8 | ▲110 | ▲111 | ▲343 | ▲394 |
| 財務CF | ▲155 | ▲194 | ▲125 | ▲61.1 | ▲105 | 121 | 84.4 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
149.67
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
3.6%
自己資本利益率
ROA
2.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,671人
平均年齢
43.5歳
平均勤続
19.9年
単体 平均年収
749万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
130.05円-173
配当性向
65.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
255
FY21
255
FY22
295
FY23
395
FY24
303
FY25
130
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。