日
日本曹達株式会社
ニホンソーダカブシキガイシャ上場化学4041EDINET: E00766Nippon Soda Co.,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
1552億円
0.50%営業利益 (FY25)
161億円
15.79%経常利益 (FY25)
195億円
16.17%純利益 (FY25)
150億円
9.64%総資産
2881億円
0.82%自己資本比率
65.3%
—ROE
8.0%
1.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日本曹達は農薬(アグリビジネス)、工業化学品(ケミカルマテリアル)、化学品商社・物流(トレーディング&ロジスティクス)、エンジニアリング、エコソリューションの5セグメントを展開する総合化学メーカーである。売上高は1,552億円と前年並みにとどまったものの、ケミカルマテリアルの営業利益が前年比97%増と大幅回復し、全社営業利益は161億円(+15.8%)を達成した。一方、経常利益は持分法投資利益の減少等により195億円(-16.2%)、純利益は150億円(-9.6%)と減益となった。アグリビジネスは売上比率35%と最大セグメントだが、海外売上比率が約53%に達し農薬登録規制・地政学リスク・為替変動に業績が大きく左右される。長期ビジョン「かがくで、かがやく。2030」のもと、2030年3月期にROE10%以上・ROS10%以上・ROA7%以上を目標とするが、現ROEは8.0%にとどまり、資本効率改善が喫緊の課題である。2025年5月には新たな資本政策導入を公表しており、株主還元・収益性向上への取り組みが注目される。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: アグリビジネス535億円(34%)・ケミカルマテリアル364億円(23%)・商社物流428億円(28%)の3軸が柱である。
- 2顧客: 農薬は国内外農家・流通向け、工業化学品は電子材料・樹脂メーカー向けにグローバル供給している。
- 3価値提案: 独自技術に基づく高付加価値農薬・機能性化学品を開発し、商社・物流機能でグループ収益を補完している。
- 4コスト構造: 設備投資176億円(有形固定資産取得)を継続し、減価償却費78億円を計上するキャピタル集約型の製造業である。
Risks · リスク要因
- 1農薬規制強化リスク: 化学農薬への規制が世界的に厳格化しており、主力製品の登録取消・使用制限が業績に直結する可能性がある。
- 2為替変動リスク: 海外売上比率約53%のため、急激な円高局面では外貨建て売上高・持分法利益が大幅に圧縮される懸念がある。
- 3研究開発の長期先行投資リスク: アグリ新農薬の開発期間は10年超に及ぶため、テーマが実用化されない場合は多額の費用が不回収となる。
- 4原材料調達リスク: 石油化学系原材料の価格急騰・供給途絶が製造コストを直撃し、販売価格転嫁が遅延した場合に利益を大きく圧迫する。
Strengths · 強み
- 1農薬研究開発力: 独自の有効成分を長期開発投資で創出し、海外登録を含む農薬パイプラインが収益の安定基盤となっている。
- 2ケミカルマテリアルの回復力: FY2025営業利益が前年比97%増と倍増し、製品ミックス改善と固定費管理の効果を示した。
- 3グローバル展開: アグリ・ケミカル両事業の海外売上比率約53%を現地法人ネットワークでリスク管理しながら維持している。
- 4グループ多角化: エンジニアリング・商社物流が景気変動の緩衝材となり、FY2025エンジニアリング営業利益は前年比37%増を達成した。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ROE10%以上の達成: 2030年3月期にROE10%・ROS10%・ROA7%を目標とし、2025年5月公表の新資本政策で株主還元を強化する。
- 2高付加価値事業の拡大: ケミカルマテリアル・アグリビジネスを中心に高機能製品の比率を高め、価格競争から脱却する構造改革を推進する。
- 3DX推進による生産効率化: 「日本曹達DXビジョン」に基づき生産プロセスのデジタル最適化と研究効率化を進め、人材不足に対応する。
- 4カーボンニュートラル対応: 2050年CN目標に向け、GHG排出量削減WGを軸に低炭素製品開発と設備投資による排出削減を推進する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025営業利益161億円(前年比+15.8%): ケミカルマテリアルの利益倍増が牽引したが、経常利益は-16.2%と持分法収益の減少が重荷となった。
純利益150億円(-9.6%): 中計最終年度(FY2026)目標170億円に対し進捗は遅く、ROE8.0%は目標の10%を依然下回っている。
2025年5月に新資本政策を公表: 長期ビジョンKPIを見直し、株主還元強化を含む新たな資本政策を導入すると発表した。
エンジニアリング受注高が前年比33.7%減: 受注残高も前年比50.6%減と大幅に落ち込んでおり、同セグメントの先行きに注視が必要である。
02
業績推移
売上高
1,552億円▲0.5%FY25
営業利益
161億円▲15.8%FY25
純利益
150億円▼9.6%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1457 | 1447 | 1394 | 1525 | 1728 | 1544 | 1552 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 119 | 169 | 139 | 161 |
| 経常利益 | 88.9 | 103 | 127 | 165 | 265 | 233 | 195 |
| 純利益 | 58.0 | 67.6 | 73.6 | 127 | 167 | 166 | 150 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2162 | 2106 | 2280 | 2456 | 2514 | 2905 | 2881 |
| 純資産 (自己資本) | 1449 | 1444 | 1492 | 1583 | 1710 | 1895 | 1881 |
| 自己資本比率 (%) | 67.0 | 68.6 | 65.4 | 64.5 | 68.0 | 65.2 | 65.3 |
| 現金及び預金 | 165 | 172 | 193 | 179 | 185 | 222 | 216 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 117 | 124 | 138 | 145 | 156 | 57.3 | 226 |
| 投資CF | ▲153 | ▲104 | ▲138 | ▲116 | ▲48.6 | ▲95.9 | ▲176 |
| 財務CF | ▲75.3 | ▲11.6 | 17.2 | ▲48.0 | ▲104 | 66.9 | ▲53.9 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
272.56
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
8.0%
自己資本利益率
ROA
5.2%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AgriBusiness0.1兆34.5%0.01兆9.5%
ChemicalMaterials0.0兆23.5%0.01兆16.7%
EcoSolutions0.0兆5.9%0.00兆1.1%
Engineering0.0兆8.5%0.00兆18.0%
TradingAndLogistics0.0兆27.6%0.00兆5.6%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,346人
平均年齢
44.3歳
平均勤続
20.0年
単体 平均年収
906万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
320.00円-40
配当性向
75.6%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
110
FY21
150
FY22
235
FY23
330
FY24
360
FY25
320
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。