東
東ソー株式会社
トウソーカブシキガイシャ上場化学4042EDINET: E00767TOSOH CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
1.06兆円
5.74%営業利益 (FY25)
0.10兆円
23.87%経常利益 (FY25)
0.10兆円
7.39%純利益 (FY25)
0.06兆円
1.18%総資産
1.33兆円
2.90%自己資本比率
68.0%
—ROE
7.2%
0.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
東ソーは、クロル・アルカリ(塩素・苛性ソーダ)と石油化学の両プロダクトチェーンを高度に統合した国内最大級の総合化学メーカーである。売上高は食塩電解・ナフサ熱分解を起点とするチェーン事業(石油化学・クロル・アルカリ)が中核を担いながら、バイオ医薬品向け分離精製剤や半導体向け石英ガラス・薄膜材料、水処理エンジニアリング(オルガノ)などの先端事業が収益多様化を支える構造を持つ。FY2025は売上1兆634億円(前年比+5.7%)、営業利益989億円(同+23.9%)と大幅増益を達成したが、これは前年の四日市プラントトラブル解消による販売数量回復と円安・ナフサ高による価格上昇が主因である。2025年5月策定の中期経営計画(2025〜2027年度)では、3カ年累計2,200〜2,500億円の設備投資を計画し、バイオマス発電所建設・CO2回収原料化設備稼働・ベトナムMDIスプリッター建設など脱炭素と成長の両立を推進する。2030年度に向けて営業利益1,700億円・CO2排出量30%削減(2018年比)を掲げており、先端事業の規模拡大がカギを握る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: クロル・アルカリ事業が売上の約35%、石油化学が約19%を占め、機能商品・エンジニアリングが残余を担う4事業構造である。
- 2顧客: 自動車・半導体・バイオ医薬品・建材など幅広い産業向けに、国内外のメーカーへ素材・化学品を供給している。
- 3価値提案: 塩素を原料とする参入障壁の高い誘導品群と、医薬・半導体向け高機能品で独自ポジションを確保している。
- 4コスト構造: ナフサ・石炭等のエネルギー多消費型産業であり、原燃料費と設備維持費が総コストの大半を占める構造である。
Risks · リスク要因
- 1原燃料・製品市況変動: ナフサ・石炭価格と塩ビ・MDI等製品市況の逆スプレッドが拡大すると、クロル・アルカリ・石油化学セグメントの収益を直撃する。
- 2中国過剰供給リスク: 中国メーカーによるPVC・VCM・MDI等の大幅な能力増設が続いており、アジア市況の慢性的な低迷と当社製品価格の下押し圧力が継続している。
- 3大型設備投資の超過コスト: 3カ年で最大2,500億円の投資計画において、建設費・物流費の高騰や工期遅延により投資額が予定を大幅に上回るリスクがある。
- 4気候変動規制強化: CO2排出規制の強化・炭素税導入によるコスト増や、化石燃料由来製品の需要縮小が長期的な事業構造を脅かす可能性がある。
Strengths · 強み
- 1統合プロダクトチェーン: 食塩電解とナフサ熱分解を南陽・四日市で一体運営し、スケールメリットとコスト効率で国内最高水準を実現している。
- 2塩素誘導品の参入障壁: MDI・HDI・クロロプレンゴム等、塩素を原料とする特殊製品は技術・設備面で競合の新規参入が困難である。
- 3先端事業のニッチ優位: バイオ医薬品向け分離精製剤と半導体向け石英ガラスは成長市場で強固な顧客関係と高い市場シェアを持つ。
- 4エンジニアリング事業の安定収益: 子会社オルガノが半導体向け水処理装置で国内外大型案件を受注し、景気変動の緩衝材として機能している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 12030年度営業利益1,700億円目標: チェーン事業の塩素高付加価値化と先端事業の大型新規事業創出の2軸で、現状比約70%増益を目指している。
- 2先端事業の能力増強: 分離精製剤を南陽・四日市の2拠点に拡充し、半導体向け石英ガラス・薄膜材料も増設して2027年度以降の利益貢献を狙う。
- 3脱炭素インフラ整備: 2026年稼働予定のバイオマス発電所と2024年11月稼働済みCO2回収原料化設備により、2030年度CO2排出量30%削減(2018年比)を目指す。
- 4株主還元強化: 中計期間中は資本効率改善を明示し、増配・自社株買いを含む還元強化でROE向上とPBR改善を図る方針である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025営業利益+23.9%の大幅増益: 前年の四日市プラントトラブル解消による数量回復(+193億円)と円安・ナフサ高による価格上昇(+91億円)が主な増益要因である。
CO2回収原料化設備が2024年11月稼働: 南陽事業所で回収したCO2をMDI等の原料として活用する設備が稼働し、脱炭素と資源効率化を同時に実現した。
ベトナムMDI事業を新設: 東南アジアの需要拡大に対応し、トーソー・ベトナム・ポリウレタンを設立して粗MDIスプリッターの建設を進めている。
2025年5月に新中期経営計画を公表: 事業をチェーン・先端の2区分に再定義し、3カ年累計2,200〜2,500億円の設備投資と株主還元強化を明示した。
02
業績推移
売上高
1.06兆円▲5.7%FY25
営業利益
0.10兆円▲23.9%FY25
純利益
0.06兆円▲1.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 0.86 | 0.79 | 0.73 | 0.92 | 1.06 | 1.01 | 1.06 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.14 | 0.07 | 0.08 | 0.10 |
| 経常利益 | 0.11 | 0.09 | 0.10 | 0.16 | 0.09 | 0.10 | 0.10 |
| 純利益 | 0.08 | 0.06 | 0.06 | 0.11 | 0.05 | 0.06 | 0.06 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 0.88 | 0.89 | 0.98 | 1.09 | 1.19 | 1.29 | 1.33 |
| 純資産 (自己資本) | 0.58 | 0.61 | 0.66 | 0.76 | 0.79 | 0.86 | 0.90 |
| 自己資本比率 (%) | 66.0 | 68.8 | 67.3 | 69.8 | 66.5 | 66.6 | 68.0 |
| 現金及び預金 | 0.09 | 0.10 | 0.15 | 0.16 | 0.12 | 0.15 | 0.14 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.08 | 0.10 | 0.10 | 0.11 | ▲0.02 | 0.12 | 0.11 |
| 投資CF | ▲0.06 | ▲0.07 | ▲0.05 | ▲0.04 | ▲0.08 | ▲0.06 | ▲0.08 |
| 財務CF | ▲0.03 | ▲0.02 | 0.00 | ▲0.06 | 0.05 | ▲0.03 | ▲0.04 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
182.13
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.2%
自己資本利益率
ROA
4.4%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
ChlorAlkali0.4兆35.1%0.01兆2.5%
Engineering0.2兆15.9%0.03兆19.9%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆4.3%0.00兆6.4%
Petrochemical0.2兆19.3%0.01兆7.0%
Specialty0.3兆25.4%0.04兆14.3%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
3,954人
平均年齢
38.5歳
平均勤続
13.5年
単体 平均年収
796万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
150.00円+25
配当性向
65.1%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
84
FY21
88
FY22
110
FY23
120
FY24
125
FY25
150
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。