イ
イビデン株式会社
イビデンカブシキガイシャ上場電気機器4062EDINET: E00775IBIDEN CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
3694億円
0.29%営業利益 (FY25)
476億円
0.11%経常利益 (FY25)
479億円
6.36%純利益 (FY25)
337億円
7.03%総資産
10817億円
4.27%自己資本比率
46.0%
—ROE
6.8%
0.05%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
イビデンは岐阜県大垣市を本拠とする電子・セラミック部材の総合メーカーで、売上3,694億円のうち電子事業が53%、セラミック事業が23%、その他事業が24%を占める。電子事業ではIntel・NVIDIA・AMDといった世界トップ半導体メーカー向けにICパッケージ基板を供給し、FY2025はNVIDIA向け売上が新たに総販売比20.3%、AMD向けが11.0%と開示されるほど生成AIサーバー需要の恩恵を受けた。一方、パソコン向け需要回復の遅れと中国景気停滞によるセラミック事業の不振が重なり、売上高は前期比0.3%減の横ばいに留まった。2023年度始動の5カ年中期経営計画「MNS115Plan」のもと、2025年度下期からの大野事業場量産立ち上げ、One Factory構想によるグローバル品質均質化、EV化対応の新製品開発などを推進中である。営業利益率は12.9%と高水準を維持するが、ROE6.8%は資本効率の観点でなお改善余地があり、大型設備投資に伴うキャッシュ消費(投資CF▲1,642億円)も継続していることから、需要回復のタイミングと投資回収の確度が株価の鍵を握る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 電子事業(ICパッケージ基板)が売上の53%、セラミック事業(DPF等)が23%を占め、製造業向け高付加価値部材で稼ぐ構造である。
- 2顧客: Intel・NVIDIA・AMDなど世界大手半導体メーカーが主要顧客で、上位3社で売上の52%超を占める高集中型である。
- 3価値提案: 超微細配線技術と高熱・高圧セラミック焼結技術による代替困難な高機能製品を、長期契約で安定供給する。
- 4コスト構造: 売上原価率69.3%(前期比3.0pt改善)で、大規模設備投資による減価償却費と原材料費が主要コストドライバーである。
Risks · リスク要因
- 1顧客集中リスク: 上位3社(Intel・NVIDIA・AMD)で売上の52%超を占め、1社の設計変更や調達先切替えが業績に直撃する構造的脆弱性がある。
- 2設備投資回収リスク: 投資CF▲1,642億円と大規模投資を継続中で、需要変動により稼働率が低下した場合、減価償却費が利益を大きく圧迫する可能性がある。
- 3地政学・関税リスク: 米国の対中・対外関税政策の変化が顧客の調達先見直しや生産移管を引き起こし、当社受注量に不確実性をもたらす恐れがある。
- 4EV化・技術転換リスク: 自動車排気系部品はEV普及加速で需要が構造的に縮小するリスクを内包し、NEV向け代替製品の事業化が遅れた場合に打撃となる。
Strengths · 強み
- 1AI向け基板シェア: NVIDIA・AMD向けICパッケージ基板を同時に主要供給するポジションを確立し、FY2025で両社合計売上比31.3%に達した。
- 2製造技術の深度: 超多層・超微細配線の一貫内製技術は習得に長期間を要し、競合の新規参入障壁として機能している。
- 3セラミック二刀流: 自動車DPF/AFPと半導体製造装置向けFGM(焼結部品)を持ち、異なる需要サイクルで相互補完できる事業ポートフォリオを保有している。
- 4財務健全性: 自己資本比率45.4%、現金3,907億円の豊富な手元流動性により、大型設備投資を自己資金中心で実施できる財務基盤を持つ。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1大野事業場立上げ: 2025年度下期より大野事業場での高付加価値ICパッケージ基板の量産を開始し、AI向け受注を最大限に取り込む計画である。
- 2One Factory構想: 国内外工場をデジタル技術で一体運営し、品質均質化と匠人材育成による現場力強化を2027年度までに実現する。
- 3NEV安全部材の量産化: EVシフト再加速に備え、NEV(新エネルギー車)向け安全部材の量産体制を整備し、セラミック事業の次の柱を構築する。
- 4ESG/GX推進: 環境ビジョン2050に基づきCO2排出削減目標を設定し、再生可能エネルギーの自社活用と高効率生産プロセスの実現を推進する。
Recent Highlights · 直近の動向
売上構成の劇的変化: FY2025にNVIDIA向け売上が新たに750億円(売上比20.3%)、AMD向けが407億円(同11.0%)へ急伸し、Intel依存(前期30.9%→20.8%)を大幅に分散した。
電子事業受注残高急増: FY2025の電子事業受注残高は306億円と前期比108.7%増加し、AI需要を背景とした旺盛な引合いが継続していることを示している。
大型設備投資の加速: 有形固定資産取得支出の増加により投資CFが前期比869億円増の▲1,642億円となり、大野事業場など次期成長への先行投資が本格化した。
セラミック事業の苦戦: セラミック事業売上は841億円(前期比▲12.9%)、営業利益は122億円(同▲8.5%)と中国景気停滞と自動車生産台数伸び悩みで2期連続の減収減益となった。
02
業績推移
売上高
3,694億円▼0.3%FY25
営業利益
476億円▲0.1%FY25
純利益
337億円▲7.0%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2911 | 2960 | 3235 | 4011 | 4175 | 3705 | 3694 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 708 | 724 | 476 | 476 |
| 経常利益 | 126 | 214 | 407 | 744 | 762 | 511 | 479 |
| 純利益 | 33.1 | 113 | 257 | 412 | 522 | 315 | 337 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 4231 | 5186 | 5785 | 6643 | 8575 | 11300 | 10817 |
| 純資産 (自己資本) | 2763 | 2739 | 3219 | 3707 | 4256 | 5018 | 4973 |
| 自己資本比率 (%) | 65.3 | 52.8 | 55.6 | 55.8 | 49.6 | 44.4 | 46.0 |
| 現金及び預金 | 1135 | 1749 | 1269 | 1856 | 3024 | 4436 | 3907 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 186 | 261 | 390 | 1084 | 1257 | 1452 | 1189 |
| 投資CF | ▲180 | ▲381 | ▲823 | ▲677 | ▲1040 | ▲773 | ▲1642 |
| 財務CF | ▲49.3 | 745 | ▲62.4 | 139 | 926 | 675 | ▲71.1 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
241.32
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.8%
自己資本利益率
ROA
3.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Ceramics0.1兆22.8%0.01兆14.5%
Electronics0.2兆53.4%0.03兆13.6%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.1兆23.9%0.01兆9.9%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
3,920人
平均年齢
40.3歳
平均勤続
17.0年
単体 平均年収
736万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
60.00円
配当性向
12.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
50
FY21
50
FY22
60
FY23
80
FY24
60
FY25
60
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。