第
第一稀元素化学工業株式会社
ダイイチキゲンソカガクコウギョウカブシキガイシャ上場化学4082EDINET: E00806決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
336億円
4.48%営業利益 (FY25)
22.8億円
5.78%経常利益 (FY25)
6.3億円
78.52%純利益 (FY25)
7.9億円
30.53%総資産
648億円
1.30%自己資本比率
59.4%
—ROE
2.2%
1.00%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
第一稀元素化学工業はジルコニウム化合物を主力とする特殊化学品メーカーで、自動車排ガス浄化触媒向け素材で国内トップシェアを誇る。FY2025売上高は336億円(前期比4.5%減)で、主因は日系自動車メーカーの生産調整と中国勢のシェア拡大による排ガス触媒分野(208億円)の不振である。経常利益は為替差損の影響で前期比78.5%減の6億円にとどまり、ROEも2.2%と低水準にある。一方、戦略3分野(半導体・エレクトロニクス、エネルギー、ヘルスケア)合計売上は51億円で、ヘルスケア+12.6%・半導体+3.9%と一部で成長しているものの、エネルギー分野は36.3%減と大幅に落ち込んだ。中期経営計画「DK-One Next」では2029年3月期売上410億円・ROE5%、2032年3月期売上500億円超・ROE11%以上を掲げ、戦略分野の売上構成比を2032年3月期に50%以上へ引き上げる方針だ。主原料のZOC(オキシ塩化ジルコニウム)については、中国依存低減を目的にベトナム新工場が2025年7月本格稼働予定であり、サプライチェーン強化と原価改善が短期の重要課題となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 自動車排ガス浄化触媒向けが売上の約62%を占め、基盤分野23%・戦略分野15%が補完する。
- 2顧客: 国内外の自動車メーカー・触媒メーカー、半導体・医療機器・工業用触媒メーカーに供給する。
- 3価値提案: ジルコニウム化合物の開発・製造に特化した独自技術で、高純度・高機能素材を提供する。
- 4コスト構造: 主原料を海外輸入に依存し、ベトナム子会社VRECでZOCを内製化してコスト分散を図る。
Risks · リスク要因
- 1自動車電動化による主力市場縮小: 内燃機関車向け排ガス触媒分野が売上の62%を占め、EV普及加速で構造的な需要減が不可避である。
- 2為替変動リスク: ベトナム子会社との親子ローン取引が為替差損を拡大させ、FY2025経常利益を前期比78.5%減に押し下げた。
- 3原料調達の地政学リスク: イットリウム等の中重希土類は特定国依存が続き、輸出規制強化時に調達コスト急騰や供給途絶の恐れがある。
- 4戦略分野の進捗遅延リスク: エネルギー分野がFY2025に前期比36.3%減と大幅未達となり、2029年3月期目標達成の蓋然性に不透明感がある。
Strengths · 強み
- 1国内首位のジルコニウム技術: ジルコニウム化合物の研究開発を60年以上継続し、排ガス触媒用途で国内トップシェアを保持している。
- 2多用途展開力: 同一素材を自動車・半導体・医療・工業用途に横展開でき、需要分散による収益安定性を持つ。
- 3垂直統合によるコスト管理: ベトナム拠点でZOCを内製化し、主要原料の調達コストと供給リスクを自社管理できる。
- 4財務健全性: 自己資本比率58.6%・有利子負債削減(長期借入金2,219百万円減)と堅固なバランスシートを維持している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1事業転換目標: 戦略3分野の売上構成比を2029年3月期に30%、2032年3月期に50%以上へ引き上げる。
- 2キャッシュ配分: 2026-2032年に累計355億円の営業CFを見込み、成長投資65億円・研究開発80億円・戦略増産75億円に重点配分する。
- 3供給網強化: ベトナム新工場(VREC)を2025年7月本格稼働させ、ZOCの中国依存を解消しコスト競争力を高める。
- 4資本効率改善: ROICスプレッド最大化を重視し、2032年3月期ROE11%以上・ROIC9%以上・DOE1.8%下限を目標に掲げる。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上336億円(-4.5%)・営業利益23億円(-5.8%)・経常利益6億円(-78.5%)で、為替差損が経常段階で大幅に響いた。
補助金収入計上: 第3・第4四半期に特別利益として補助金収入1,247百万円を計上し、純利益8億円の下支えとなった。
ベトナム新工場: VRECのZOC製造ラインが2025年7月本格稼働予定で、中国依存低減と原価改善の試金石となる。
中計目標見直し: 2025年5月に「DK-One Next」の中後期目標を改訂し、ROE・DOEを新たに明示して資本効率と株主還元を強化した。
02
業績推移
売上高
336億円▼4.5%FY25
営業利益
22.8億円▼5.8%FY25
純利益
7.9億円▼30.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 275 | 265 | 235 | 294 | 357 | 352 | 336 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 37.7 | 53.9 | 24.2 | 22.8 |
| 経常利益 | 43.1 | 31.0 | 21.3 | 60.0 | 59.7 | 29.4 | 6.3 |
| 純利益 | 30.9 | 23.5 | 12.3 | 18.5 | 40.2 | 11.4 | 7.9 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 458 | 512 | 563 | 580 | 660 | 656 | 648 |
| 純資産 (自己資本) | 273 | 295 | 308 | 318 | 362 | 363 | 385 |
| 自己資本比率 (%) | 59.6 | 57.7 | 54.7 | 54.8 | 54.8 | 55.4 | 59.4 |
| 現金及び預金 | 75.2 | 85.8 | 106 | 83.3 | 100 | 82.9 | 89.2 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 26.4 | 42.9 | 56.6 | 32.3 | 38.9 | 53.1 | 35.0 |
| 投資CF | ▲63.9 | ▲91.4 | ▲64.5 | ▲42.2 | ▲44.2 | ▲34.5 | ▲5.5 |
| 財務CF | 59.1 | 58.8 | 24.8 | ▲0.1 | 24.5 | ▲24.4 | ▲35.3 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
32.64
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
2.2%
自己資本利益率
ROA
1.2%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
461人
平均年齢
39.1歳
平均勤続
14.1年
単体 平均年収
683万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
38.00円
配当性向
25.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
30
FY21
26
FY22
36
FY23
52
FY24
38
FY25
38
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。