高
高圧ガス工業株式会社
コウアツガスコウギョウカブシキガイシャ上場化学4097EDINET: E00781KOATSU GAS KOGYO CO., LTD.
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
983億円
6.15%営業利益 (FY25)
59.7億円
4.04%経常利益 (FY25)
66.4億円
0.23%純利益 (FY25)
47.8億円
6.24%総資産
1230億円
2.34%自己資本比率
64.8%
—ROE
6.1%
0.10%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
高圧ガス工業は、溶解アセチレンを中心とする産業用ガス(売上比74%)、接着剤・塗料等の化成品(同22%)、LSIカード関連等のIT・その他(同4%)を展開する中堅総合メーカーである。ガス事業では自社製造・販売・物流を一体化したシリンダーガスビジネスを国内全国で展開し、地域密着型の安定収益基盤を持つ。FY2025は売上高983億円(前期比+6.1%)と2019年以降の右肩上がりが継続し、営業利益も60億円(同+4.0%)と増益を達成した。一方、化成品事業では甲賀工場新設の初期コストにより営業利益が前期比30.9%減と大きく落ち込み、全社利益の重石となった。中期経営計画「チェンジ&チャレンジStageⅡ」(2021-2026年)の下、水素・液化アンモニア・特殊ガスといった成長分野への投資、ベトナム拠点を軸にしたアジア展開、カーボンナノチューブ等の高付加価値製品開発を進める。ROE6.1%・売上高経常利益率6.7%はいずれも目標値を下回っており、収益性向上と物流コスト上昇への対応が投資家にとっての主要な注目点となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ガス事業が売上728億円(74%)・営業利益66億円でグループを牽引し、化成品事業が216億円で補完する。
- 2顧客: 鉄鋼・自動車・建設・食品・半導体など幅広い産業向けに国内を中心にガスと機能性化学品を供給する。
- 3価値提案: 製造・販売・物流を一体化したシリンダーガスビジネスと地域密着ネットワークで安定供給と保安サービスを提供する。
- 4コスト構造: ナフサ等原材料費と自社物流コストが主要原価を形成し、原油価格と人件費上昇が利益を圧迫しやすい構造である。
Risks · リスク要因
- 1原材料価格変動: ナフサ・輸入産業ガスの価格はロシア・中東情勢等の地政学リスクで急騰しやすく、製品価格転嫁に時間差が生じる。
- 2国内需要の構造的鈍化: 主力仕向け先である鉄鋼・自動車産業の国内生産縮小が進めば、ガス事業の溶解アセチレン需要が長期的に減少するリスクがある。
- 3物流コスト上昇: ドライバー不足と燃料費高騰により自社物流コストが増大しており、2024年問題を含む労働規制強化が追加負担となりうる。
- 4火災・爆発事故リスク: 可燃性・支燃性ガスを製造・輸送するため、想定外事故発生時は操業停止と賠償リスクが財務に甚大な影響を及ぼしうる。
Strengths · 強み
- 1一体型バリューチェーン: 製造・販売・物流を自社グループで垂直統合し、他社に対し安定供給と保安管理で差別化している。
- 2アセチレン製造基盤: 創業来のカーバイド法アセチレン技術を基に、常圧スマート浸炭やCNTなど高付加価値応用品の開発を推進している。
- 3財務健全性: 現金同等物287億円を保有し、有利子負債依存度が低く、積極投資と安定配当を両立できる財務体力を持つ。
- 4多角化ポートフォリオ: ガス・化成品・ITの3事業で需要変動リスクを分散し、FY2021の766億円底から4年連続で売上を回復させている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期計画最終年度(FY2026)達成へ: 売上高経常利益率・ROEの更なる向上を目標に、収益基盤強化と戦略投資を2026年3月期まで加速する。
- 2成長分野拡販: 水素用長尺容器・液化アンモニア・新冷媒ガス・農業向け炭酸ガスの供給網整備を強化し、脱炭素関連需要を取り込む。
- 3CO2削減目標: 2030年度までにCO2排出量を2020年度比30%削減することを掲げ、低炭素燃料転換・太陽光設置・EVトラック導入を推進する。
- 4アジア展開深化: ベトナムのガス・接着剤2子会社を起点に東南アジア市場を開拓し、グローバル人材育成と現地採用で事業基盤を確立する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高983億円(+6.1%)・営業利益60億円(+4.0%)・純利益48億円(+6.2%)と増収増益を達成し、7年間で売上が16%拡大した。
化成品事業の利益急落: 甲賀工場新設の初期投資負担が直撃し、化成品事業営業利益が8.6億円と前期比30.9%減となり全社利益の押し下げ要因となった。
容器事業好調: 水素用長尺容器の新規顧客獲得と消火設備向け容器需要増により容器部門売上が前期を上回り、水素インフラ関連の実績が積み上がっている。
キャッシュポジション: 有形固定資産取得42億円・法人税支払23億円等の支出があったものの、期末現金残高は287億円(前期比+1.0%)を維持している。
02
業績推移
売上高
983億円▲6.2%FY25
営業利益
59.7億円▲4.0%FY25
純利益
47.8億円▲6.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 847 | 836 | 766 | 821 | 909 | 926 | 983 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 47.2 | 51.2 | 57.4 | 59.7 |
| 経常利益 | 57.8 | 58.3 | 47.7 | 54.0 | 58.1 | 66.6 | 66.4 |
| 純利益 | 34.9 | 38.0 | 35.2 | 41.5 | 39.4 | 45.0 | 47.8 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 881 | 875 | 924 | 984 | 1075 | 1202 | 1230 |
| 純資産 (自己資本) | 570 | 588 | 634 | 659 | 691 | 765 | 797 |
| 自己資本比率 (%) | 64.7 | 67.2 | 68.6 | 67.0 | 64.2 | 63.6 | 64.8 |
| 現金及び預金 | 209 | 207 | 212 | 237 | 259 | 285 | 288 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 59.9 | 51.6 | 49.6 | 57.9 | 56.5 | 81.0 | 64.2 |
| 投資CF | ▲32.6 | ▲43.4 | ▲35.8 | ▲38.2 | ▲66.7 | ▲57.9 | ▲50.9 |
| 財務CF | ▲10.3 | ▲10.0 | ▲9.9 | 5.8 | 32.3 | 3.9 | ▲10.9 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
86.68
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.1%
自己資本利益率
ROA
3.9%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
ChemicalProductsBusiness0.0兆21.9%0.00兆4.0%
GasBusiness0.1兆74.1%0.01兆9.1%
OtherBusiness0.0兆4.0%0.00兆2.4%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
611人
平均年齢
41.0歳
平均勤続
14.2年
単体 平均年収
608万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
30.00円+1
配当性向
25.9%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
24
FY21
24
FY22
24
FY23
26
FY24
29
FY25
30
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。