三
三井化学株式会社
ミツイカガクカブシキガイシャ上場化学4183EDINET: E00840Mitsui Chemicals, Inc.
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
1.81兆円
3.40%営業利益 (FY25)
0.08兆円
5.68%経常利益 (FY25)
0.07兆円
2.30%純利益 (FY25)
0.03兆円
35.51%総資産
2.15兆円
2.79%自己資本比率
39.4%
—ROE
3.8%
2.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
三井化学は4つの事業セグメント(ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション、ベーシック&グリーン・マテリアルズ)を有する大手総合化学メーカーである。FY2025(2024年度)は売上収益1兆8,092億円(前期比+3.4%)、コア営業利益1,010億円(同+4.9%)と増収増益を達成した一方、法人税費用の増加などにより純利益は322億円(同▲35.5%)と大幅減益となり、ROEは3.8%にとどまる。長期経営計画「VISION 2030」のもと、世界トップシェアを持つメガネレンズ用材料(MR™)など差別化製品への集中投資と、石化基礎化学品(ベーシック&グリーン・マテリアルズ)の構造改革を同時並行で進めており、従来の素材提供型から社会課題解決型のソリューションビジネスへの転換を加速している。2028年度目標としてコア営業利益2,000億円・ROE10%以上・ROIC7%以上を掲げており、現状との乖離は大きく、構造改革の実行スピードが株価評価の鍵を握る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 4セグメント構成で、モビリティが売上の32%・ライフ&ヘルスケア16%・ICT12%・ベーシック40%を占める。
- 2顧客: 自動車・眼鏡・半導体・食品包装など多様な産業向けに国内外170か国超で素材・部材を供給する。
- 3価値提案: 世界シェア首位のMR™レンズ材料や半導体向けフィルム等、ニッチ高付加価値品でTCOと環境性能を訴求する。
- 4コスト構造: ナフサ主体の原料費が最大コスト要因であり、国産ナフサ価格75,600円/KLの変動が収益を大きく左右する。
Risks · リスク要因
- 1原料・為替リスク: 国産ナフサ価格と円/ドル為替(FY2025実績153円/$)の変動が収益に直結し、石化基盤事業のボラティリティは高い。
- 2カーボンニュートラル規制リスク: Scope1・2のGHG排出を2030年までに2013年比40%削減する目標を掲げるが、エチレンプラント等の燃料転換には多大な設備投資が必要である。
- 3VISION 2030目標との乖離リスク: 2030年度コア営業利益2,500億円に対し直近実績は1,010億円であり、目標達成には年率15%超の利益成長が求められる。
- 4事業継続・サイバーリスク: 国内外工場のプラントトラブルや情報セキュリティ侵害が生産停止・サプライチェーン断絶に直結するリスクを最重要視している。
Strengths · 強み
- 1ビジョンケア材料のグローバルシェア: プラスチックメガネレンズ材料MR™で世界トップシェアを持ち、欧米・中国・インドで高付加価値需要を確実に取り込んでいる。
- 2多様な差別化製品群: タフマー®(エラストマー)・TAFNEX®(炭素繊維PP)など独自機能材料を複数保有し特定顧客への粘着性が高い。
- 3ICT領域の半導体材料基盤: 三井化学ICTマテリア設立や新光電気工業株取得により次世代半導体パッケージ向けフィルム事業を強化している。
- 4ポートフォリオ変革の実行力: PETプラント停止・フェノール停止決定など聖域なき資産縮小を進め、キャッシュ創出と資本効率改善を同時追求している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ベーシック領域の再構築加速: 旭化成・三菱ケミカルとの3社連携でエチレンプラントのグリーン化・能力削減を検討し、2026年度までにフェノールプラントを停止する。
- 2高付加価値領域への集中投資: ビジョンケア材料の大牟田工場新増設(2028年度上期稼働予定)やタフマー®シンガポール新プラント(2025年度商業運転)を推進する。
- 3ICT・半導体材料の事業拡大: 三井化学ICTマテリアを核に半導体・光学フィルム事業を強化し、2028年度コア営業利益2,000億円・ROIC7%以上を目指す。
- 4DX・サーキュラーエコノミー対応: 生成AI活用・データサイエンティスト165名体制(2025年度目標)でビジネスモデル変革を図り、Blue Value®製品比率40%(2030年度)を追求する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上収益1兆8,092億円(+3.4%)・コア営業利益1,010億円(+4.9%)と増収増益も、法人税増加で純利益は322億円(▲35.5%)と大幅減益となった。
ICT領域での大型布石: 新光電気工業株取得目的の特別目的会社への出資完了と、名古屋工場内に「クリエイティブインテグレーションラボ®」を2024年10月に開所した。
ベーシック領域の構造改革: 岩国大竹工場PETプラントを2024年10月停止、市原工場フェノールプラントの2026年度停止を決定し、資産スリム化を加速している。
2025年度業績予想: 売上収益1兆7,700億円(▲2.2%)・コア営業利益1,100億円(+8.9%)・営業利益980億円(+25.2%)を見込み、利益率改善を重視する方針である。
02
業績推移
売上高
1.81兆円▲3.4%FY25
営業利益
0.08兆円▲5.7%FY25
純利益
0.03兆円▼35.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1.48 | 1.35 | 1.21 | 1.61 | 1.88 | 1.75 | 1.81 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.15 | 0.13 | 0.07 | 0.08 |
| 経常利益 | 0.10 | 0.06 | 0.07 | 0.14 | 0.12 | 0.07 | 0.07 |
| 純利益 | 0.08 | 0.03 | 0.06 | 0.11 | 0.08 | 0.05 | 0.03 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1.59 | 1.53 | 1.56 | 1.93 | 2.07 | 2.22 | 2.15 |
| 純資産 (自己資本) | 0.55 | 0.53 | 0.61 | 0.71 | 0.79 | 0.86 | 0.85 |
| 自己資本比率 (%) | 34.7 | 34.6 | 39.0 | 36.8 | 38.0 | 38.9 | 39.4 |
| 現金及び預金 | 0.14 | 0.16 | 0.20 | 0.18 | 0.19 | 0.21 | 0.17 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.11 | 0.14 | 0.17 | 0.09 | 0.10 | 0.16 | 0.20 |
| 投資CF | ▲0.06 | ▲0.11 | ▲0.08 | ▲0.21 | ▲0.11 | ▲0.12 | ▲0.17 |
| 財務CF | ▲0.01 | ▲0.01 | ▲0.07 | 0.09 | 0.00 | ▲0.03 | ▲0.07 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
170.56
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
3.8%
自己資本利益率
ROA
1.5%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
5,259人
平均年齢
40.0歳
平均勤続
16.0年
単体 平均年収
851万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
225.00円+15
配当性向
110.9%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
150
FY21
150
FY22
175
FY23
180
FY24
210
FY25
225
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。