大
大阪有機化学工業株式会社
オオサカユウキカガクコウギョウカブシキガイシャ上場化学4187EDINET: E00855OSAKA ORGANIC CHEMICAL INDUSTRY LTD.
決算期: 11月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
363億円
10.91%営業利益 (FY25)
61.9億円
34.24%経常利益 (FY25)
65.6億円
37.95%純利益 (FY25)
68.9億円
70.28%総資産
637億円
6.25%自己資本比率
79.3%
—ROE
14.5%
5.33%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
大阪有機化学工業は「特殊アクリル酸エステルのリーディングカンパニー」を経営ビジョンに掲げる機能性化学品メーカーである。事業は化成品(売上構成比約37%)・電子材料(約46%)・機能化学品(約17%)の3セグメントに分かれ、特に電子材料事業がArFレジスト用原料を中心に売上高+16.0%・セグメント利益+48.7%と牽引役となった。FY2025は売上363億円(+10.9%)・営業利益62億円(+34.2%)・純利益69億円(+70.3%)と大幅増益を達成し、営業利益率17.1%・ROE14.5%・自己資本比率78.0%といずれも高水準を維持している。財務面では有利子負債を圧縮しDE比率は2.9%まで低下、現金残高158億円と無借金経営に近い安定基盤を持つ。2024年11月期からスタートした中期経営計画P&D 2030では2030年度売上500億円以上・営業利益率15%以上を掲げ、最先端半導体材料の開発加速、韓国・北米への海外販売網拡充、累積300億円超の戦略投資を計画する。一方で特定顧客(JSR:売上比14.5%)への依存、原油・ナフサ価格変動リスク、地政学リスクが主要な懸念点として残る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 化成品・電子材料・機能化学品の3事業が売上363億円を構成し、電子材料が全体の約46%を占めて最大の稼ぎ頭である。
- 2顧客: JSR(売上比14.5%)を筆頭に半導体・ディスプレイ・自動車・化粧品メーカー等の国内外B2B顧客に原料・素材を供給する。
- 3価値提案: 特殊アクリル酸エステルの独自技術を基盤に、ArFレジスト用原料やEUVレジスト用原料等の高機能・高付加価値品を少量多品種で提供する。
- 4コスト構造: ナフサ等の石化系原材料が主要コストで、複数購買によりリスク分散しつつ製品価格連動や原価低減で収益率を確保する。
Risks · リスク要因
- 1原材料価格変動リスク: ナフサ・原油価格の高騰が製造コストに直結し、製品価格への転嫁が遅れた場合に収益が悪化する可能性がある。
- 2特定顧客集中リスク: 最大顧客JSRへの売上依存度が14.5%あり、同社の調達方針変更や業績悪化が直接的な影響を与えかねない。
- 3地政学・海外リスク: 日中対立長期化や米国通商政策の変化が中国・韓国向け販売や原料調達に支障をきたす可能性がある。
- 4研究開発リスク: 最先端半導体材料の開発が期待通りに進まない場合、成長投資の回収が困難となり業績と企業価値に悪影響が及ぶ。
Strengths · 強み
- 1半導体材料での技術優位: ArFレジスト用原料でJSR等トップ半導体材料メーカーに採用され、EUV向け次世代品の開発も先行している。
- 2高収益・健全財務: FY2025営業利益率17.1%・自己資本比率78.0%・DE比率2.9%と、化学業界内でも際立った財務健全性を持つ。
- 3特殊アクリル酸エステルの技術蓄積: 数十年の研究開発により構築した独自の合成技術・製品ポートフォリオが参入障壁となっている。
- 4補助金活用による投資効率: 経産省「サプライチェーン対策補助金」31.4億円を受領し、実質的な設備投資コストを大幅に低減している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1P&D 2030の数値目標: 2030年度に売上500億円以上・営業利益75億円以上・営業利益率15%以上・ROE12%以上を目指す。
- 2半導体材料の拡大: EUVレジスト用原料の開発加速とArF周辺材料への展開により、電子材料事業をさらに主力化する。
- 3海外展開加速: 2024年韓国現地法人に続き2025年北米合弁会社を設立、ASEAN・インドへも化粧品材料の販路を拡大する。
- 4累積300億円の戦略投資: 2030年度までに設備・事業投資を累積300億円以上実行し、バイオマスアクリレート等の環境対応製品も育成する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上363億円(+10.9%)・営業利益62億円(+34.2%)・純利益69億円(+70.3%)と3期ぶりに過去最高水準を更新した。
電子材料が急回復: ArFレジスト用原料の回復でセグメント売上+16.0%・利益+48.7%となり、全社業績を牽引した。
北米合弁会社を設立: 2025年に北米合弁会社を設立し、韓国子会社(2024年設立)とあわせて海外販売体制を急速に整備している。
補助金受領と自己株取得: 国内投資補助金31.4億円を受領する一方、自己株式を22.3億円取得し株主還元と財務管理を両立した。
02
業績推移
売上高
363億円▲10.9%FY25
営業利益
61.9億円▲34.2%FY25
純利益
68.9億円▲70.3%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 286 | 287 | 350 | 322 | 289 | 327 | 363 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 59.4 | 35.8 | 46.1 | 61.9 |
| 経常利益 | 38.3 | 46.1 | 62.5 | 63.6 | 38.8 | 47.5 | 65.6 |
| 純利益 | 30.3 | 33.1 | 50.0 | 47.3 | 32.7 | 40.5 | 68.9 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 438 | 453 | 499 | 528 | 546 | 600 | 637 |
| 純資産 (自己資本) | 325 | 350 | 391 | 414 | 436 | 461 | 505 |
| 自己資本比率 (%) | 74.2 | 77.3 | 78.5 | 78.3 | 79.9 | 76.9 | 79.3 |
| 現金及び預金 | 63.4 | 65.1 | 95.9 | 80.6 | 78.9 | 130 | 159 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 35.1 | 48.0 | 58.4 | 47.3 | 43.7 | 86.0 | 70.9 |
| 投資CF | ▲27.4 | ▲39.8 | ▲10.4 | ▲48.5 | ▲41.3 | ▲3.0 | 14.6 |
| 財務CF | 4.3 | ▲6.5 | ▲18.3 | ▲15.6 | ▲4.8 | ▲31.3 | ▲58.8 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
336.68
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
14.5%
自己資本利益率
ROA
10.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
ChemicalProducts0.0兆36.7%0.00兆16.5%
ElectronicsMaterials0.0兆46.0%0.00兆16.7%
SpecialtyChemicals0.0兆17.3%0.00兆19.7%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
405人
平均年齢
41.3歳
平均勤続
17.4年
単体 平均年収
858万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
110.00円+12
配当性向
23.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
69
FY21
75
FY22
81
FY23
84
FY24
98
FY25
110
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。