U
UBE株式会社
ユービーイーカブシキガイシャ上場化学4208EDINET: E01002UBE Corporation
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
4868億円
3.96%営業利益 (FY25)
180億円
19.64%経常利益 (FY25)
224億円
38.43%純利益 (FY25)
-48.2億円
116.62%総資産
8657億円
9.71%自己資本比率
47.6%
—ROE
-1.2%
8.70%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
UBE株式会社は120年超の歴史を持つ化学・機械複合企業であり、ポリイミド・分離膜・セラミックス・C1ケミカルなどのスペシャリティ化学事業を中核に、樹脂・化成品(ナイロン、カプロラクタム、エラストマー)、産業機械、医薬・電力などを展開する。売上高は2019年の7,302億円から構造改革と事業譲渡を経て2025年には4,868億円まで縮小しており、現在もポートフォリオ転換の過渡期にある。FY2025は売上高が前期比4.0%増となったものの、営業利益はアンモニア定修費用やLANXESS社ウレタンシステムズ事業取得コストなどで前期比19.6%減の180億円にとどまり、アンモニア・カプロラクタム・ナイロンポリマーの生産撤退決定に伴う特別損失計上により純損益は48億円の赤字となった。新中計「UBE Vision 2030 Transformation -2nd Stage-」では2030年度に売上高5,500億円・営業利益600億円・ROE8%以上を掲げ、スペシャリティ事業拡大、機械・セメント関連の自立化(株式上場)、4極グローバル体制構築を推進するが、足元の収益力と目標値の乖離は大きく、構造転換の実行力が問われる局面にある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 機能品(ポリイミド・分離膜・セラミックス)が高収益コアで、樹脂・化成品2,872億円が売上の約59%を占める。
- 2顧客: 自動車・電子・医薬・食品包装など多業種に素材・部品・機械を供給し、国内外の幅広い産業を顧客基盤とする。
- 3価値提案: 独自技術(BPDA・ポリイミドフィルム・C1ケミカル)を核に高機能素材を提供し、汎用品からの脱却を図っている。
- 4コスト構造: エネルギー・原料コストが重く、定期修理やM&A統合コストが利益を圧迫し、固定費削減が継続的な課題である。
Risks · リスク要因
- 1ベーシック化学品(アンモニア・カプロラクタム)のスプレッド縮小リスクが大きく、原油・ブタジエン等の市況急変が業績を直撃しやすい。
- 2構造改革に伴う特別損失が複数年継続する懸念があり、FY2025純損失48億円・ROE-1.2%と資本効率の悪化が株主価値を毀損している。
- 3ポリイミド事業が中国市場での有機ELパネル向けワニス不振に見舞われており、特定製品・地域への依存が収益変動を増幅させている。
- 4炭素税強化・GHG規制対応コストの増大リスクがあり、2030年度50%削減目標(対2013年度比)の達成には多額の設備投資が必要となる。
Strengths · 強み
- 1ポリイミド原料BPDAとポリイミドフィルムで独自技術を持ち、有機EL・大型ディスプレイ向けに参入障壁の高い製品を供給している。
- 2C1ケミカル(DMC・EMC等)はリチウムイオン電池電解液溶媒向けで需要成長が見込め、ライセンス収入も獲得できる知財基盤を持つ。
- 3ガスセパレーション分離膜など環境・省エネ分野の素材技術を保有し、脱炭素規制強化を追い風にできるポジションにある。
- 4120年超の製造ノウハウと国内外の多拠点体制により、安定した製造オペレーションと顧客との長期取引関係を維持している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 12030年度に売上高5,500億円・営業利益600億円・EBITDA1,000億円以上・ROE8%以上を目標とする新中計「2nd Stage」を2025年度から推進している。
- 2アンモニア・カプロラクタム・ナイロンポリマーの生産撤退・縮小を断行し、2025年1月公表の構造改革を着実に実行してスペシャリティへ集中する。
- 3LANXESS社ウレタンシステムズ事業を取得し、日本・アジア・欧州に加え米州を加えた4極グローバル体制を構築して収益地盤を広げる。
- 4機械事業およびセメント関連事業(UBE三菱セメント)の株式上場による自立化を進め、スペシャリティ化学への経営資源集中を加速させる。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高は4,868億円(前期比+4.0%)だが、営業利益は180億円(前期比-19.6%)と中計目標400億円を大幅に下回り3期連続未達となった。
アンモニア・カプロラクタム・ナイロンポリマーの生産撤退決定で特別損失を計上し、純損失48億円・ROE-1.2%と2期ぶりの最終赤字に転落した。
2025年1月にドイツLANXESS社からウレタンシステムズ事業を取得し、欧州での高付加価値化学事業の拠点・顧客基盤を獲得した。
2024年11月に製鋼事業の経営権を他社へ譲渡し、ノンコア事業の切り離しを加速させるとともに機械セグメントの収益性が改善(営業利益+10.0%)した。
02
業績推移
売上高
4,868億円▲4.0%FY25
営業利益
180億円▼19.6%FY25
純利益
-48.2億円▼116.6%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 7302 | 6679 | 6139 | 6553 | 4947 | 4682 | 4868 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 440 | 162 | 225 | 180 |
| 経常利益 | 479 | 357 | 233 | 415 | -87.4 | 363 | 224 |
| 純利益 | 325 | 230 | 229 | 245 | -70.3 | 290 | -48.2 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 7403 | 7273 | 7697 | 8380 | 7327 | 7890 | 8657 |
| 純資産 (自己資本) | 3546 | 3544 | 3806 | 3940 | 3816 | 4294 | 4120 |
| 自己資本比率 (%) | 47.9 | 48.7 | 49.5 | 47.0 | 52.1 | 54.4 | 47.6 |
| 現金及び預金 | 323 | 406 | 796 | 788 | 307 | 359 | 1154 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 505 | 685 | 661 | 327 | 181 | 530 | 358 |
| 投資CF | ▲427 | ▲406 | ▲394 | ▲434 | ▲260 | ▲333 | ▲632 |
| 財務CF | ▲240 | ▲189 | 109 | 83.7 | 24.4 | ▲157 | 1059 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Machinery0.1兆17.7%0.01兆9.1%
PolymersAndChemicals0.3兆55.5%0.00兆0.7%
SpecialtyProducts0.1兆10.3%0.01兆23.2%
その他0.1兆16.4%0.00兆4.0%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
2,693人
平均年齢
43.1歳
平均勤続
15.8年
単体 平均年収
774万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
165.00円+10
配当性向
109.6%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
135
FY21
135
FY22
140
FY23
145
FY24
155
FY25
165
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。