株
株式会社カーリット
カブシキガイシャカーリット上場化学4275EDINET: E27624Carlit Co.,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
369億円
0.92%営業利益 (FY25)
30.5億円
9.13%経常利益 (FY25)
33.2億円
7.78%純利益 (FY25)
25.7億円
1.08%総資産
530億円
3.87%自己資本比率
70.7%
—ROE
6.9%
0.50%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社カーリットは1918年創業の総合化学メーカーで、火薬・塩素酸塩等の化学品、電子材料・シリコンウェーハ、金属加工、飲料向けボトリングという4セグメントを展開する。FY2025の売上高は369億円(前期比+0.9%)と横ばいで推移しているものの、売上原価率が74.9%へ上昇し営業利益は30億円(同-9.1%)に留まった。ROEも6.9%にとどまり収益性改善が課題である。なお売上規模は2019年の540億円から大幅に縮小しており、事業ポートフォリオ見直しの途上にある。2024年10月に子会社2社を吸収合併し持株会社から事業会社に移行、2025年3月には新中期経営計画「Challenge2027」を公表した。半導体・5G関連材料やEV向け電子材料を成長軸に位置付け、設備投資を継続しているが、シリコンウェーハ分野の在庫調整やボトリング分野の数量減が足元の収益下押し要因となっており、関税・円安・原材料高など外部環境リスクも残る。自己資本比率70.7%・現預金48億円と財務体質は健全で、安定したキャッシュ創出力を背景に株主還元と成長投資を両立する方針を掲げている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 化学品(電子材料・火薬・化成品)が売上の58.8%を占め、金属加工19.2%・ボトリング12.3%・エンジニアリング9.8%が補完する。
- 2顧客: 伊藤園向けボトリングが売上の10.2%を占め、半導体・自動車・防衛・飲料メーカー等多業種に供給する。
- 3価値提案: 創業100年超の火薬・化学品ライセンス技術を核に、電子材料・セラミック等高付加価値品へ応用展開する。
- 4コスト構造: 売上原価率74.9%と製造固定費の比重が高く、人件費・エネルギーコスト上昇が利益率を直接圧迫する。
Risks · リスク要因
- 1原材料・エネルギーコスト上昇リスク: 急激な円安や資源高により輸入原材料コストが上昇し、売上原価率がFY2025に74.9%へ拡大、利益を直接圧迫している。
- 2技術革新・陳腐化リスク: 電子材料・半導体分野では技術変化が速く、既存製品が競争力を失うと化学品セグメントの成長戦略が頓挫するリスクがある。
- 3特定顧客集中リスク: 売上の10.2%を伊藤園1社が占めるボトリング事業は、同社の発注減で業績が直接悪化するリスクを内包している。
- 4事故・爆発リスク: 火薬・塩素酸塩等の危険物を多数扱うため、重大事故発生時に人的・物的損害に加え事業停止・信用失墜が生じるリスクを常時抱えている。
Strengths · 強み
- 1火薬類の特殊製造ライセンス: 火薬・塩素酸塩など危険物製造の参入障壁が極めて高く、競合が限定される保護された収益基盤を持つ。
- 2多角化によるリスク分散: 化学品・金属加工・ボトリング・エンジニアリングの4セグメントが景気サイクルを相互補完し業績の振れ幅を抑制する。
- 3財務健全性: 自己資本比率70.7%・有利子負債残高は減少傾向にあり、設備投資や M&A に対応できる財務余力を維持している。
- 4半導体・EV向け電子材料: シリコンウェーハ研磨材や5G関連化学品を保有し、成長市場へのエクスポージャーを確保している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1新中期経営計画「Challenge2027」: 2025年3月公表。「利益ある成長」をテーマに事業ポートフォリオ最適化と収益性改善を2027年度までに推進する。
- 2半導体・5G関連材料への集中投資: EV化・デジタル化需要を取り込むため電子材料・セラミック材料の生産設備を新設・増強し、国内外販売を拡大する。
- 3持株会社から事業会社への移行完了: 2024年10月に子会社2社を吸収合併し意思決定を迅速化、既存事業の省エネ・省人化投資で収益構造を改善する。
- 4ESG・カーボンニュートラル推進: TCFD開示を継続し、炭素税・規制強化に備えた低炭素設備投資とサプライチェーンのリスク管理を強化する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績は売上369億円(+0.9%)・営業利益30億円(-9.1%)と増収減益で着地し、人件費・エネルギーコスト上昇が利益を3億円超押し下げた。
シリコンウェーハ分野は顧客の生産・在庫調整の影響を受け減益、ボトリングセグメントも生産数量減で営業利益が前期比264百万円減少した。
2024年10月に日本カーリット・シリコンテクノロジーを吸収合併し事業会社体制へ移行、管理区分を見直し化学品セグメントを再編した。
営業CFは46億9千6百万円の純収入(前期21億5千5百万円)と大幅改善し、現金及び現金同等物は47億6千8百万円と前期比20億円超増加した。
02
業績推移
売上高
369億円▲0.9%FY25
営業利益
30.5億円▼9.1%FY25
純利益
25.7億円▼1.1%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 540 | 497 | 455 | 339 | 360 | 366 | 369 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 25.1 | 26.4 | 33.5 | 30.5 |
| 経常利益 | 25.5 | 17.3 | 17.7 | 27.4 | 29.1 | 36.0 | 33.2 |
| 純利益 | 15.8 | 6.9 | 12.3 | 23.4 | 22.5 | 26.0 | 25.7 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 537 | 489 | 510 | 501 | 512 | 551 | 530 |
| 純資産 (自己資本) | 268 | 262 | 290 | 309 | 332 | 368 | 375 |
| 自己資本比率 (%) | 49.8 | 53.6 | 56.9 | 61.7 | 64.8 | 66.7 | 70.7 |
| 現金及び預金 | 42.9 | 46.2 | 55.0 | 35.9 | 38.1 | 27.5 | 47.7 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 28.5 | 29.0 | 41.9 | 30.6 | 20.6 | 21.5 | 47.0 |
| 投資CF | ▲18.3 | ▲11.4 | ▲11.3 | ▲9.8 | ▲0.6 | ▲13.7 | ▲9.9 |
| 財務CF | ▲9.5 | ▲14.2 | ▲21.9 | ▲39.8 | ▲17.8 | ▲18.4 | ▲17.0 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
109.07
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.9%
自己資本利益率
ROA
4.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Bottling0.0兆12.3%0.00兆7.6%
Chemistry0.0兆58.8%0.00兆6.8%
EngineeringServices0.0兆9.8%0.00兆22.7%
MetalWorking0.0兆19.2%0.00兆7.2%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
525人
平均年齢
42.3歳
平均勤続
15.8年
単体 平均年収
645万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
36.00円+3
配当性向
24.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
12
FY21
12
FY22
16
FY23
20
FY24
33
FY25
36
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。