イ
イーソル株式会社
イーソルカブシキガイシャ上場情報・通信業4420EDINET: E34321決算期: 12月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
121億円
1.86%営業利益 (FY25)
8.2億円
26.77%経常利益 (FY25)
8.6億円
25.77%純利益 (FY25)
6.0億円
32.96%総資産
81.9億円
17.24%自己資本比率
72.1%
—ROE
11.0%
5.78%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
イーソル株式会社は、組込みソフトウェア技術をコアコンピタンスとする独立系ソフトウェアベンダーである。事業の約95%を占める組込みソフトウェア事業では、自社開発リアルタイムOS(RTOS)のライセンス販売と、OEMや自動車部品メーカー向けのエンジニアリングサービスを組み合わせた「フルスタックエンジニアリング」を提供している。主要顧客はデンソー(売上比15.0%)、ソニー(12.3%)、本田技研工業(7.8%)と大手が並ぶ。残りはセンシングソリューション事業(車載プリンタ・ハンディターミナル)が占めるが、市場成熟により成長余地は限定的と自社評価している。 FY2025(2025年12月期)は売上高121億円と前年比+1.9%と微増にとどまった。これは前期に計上した一時的な自動車向けライセンス収入が剥落したためで、エンジニアリングサービスは+11.7%と堅調に伸長している。一方、研究開発投資の増加が重なり営業利益は815百万円(-26.8%)と大幅減益となった。中期経営計画「eSOL Reborn 2030」ではSDV市場をメインターゲットに据え、グローバル展開と攻めの資本政策を掲げており、受注残高が前年比+19.2%と拡大しているため中期的な売上成長の基盤は整いつつある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ソフトウェア製商品(RTOS等ライセンス)が売上の約14%、エンジニアリングサービスが約81%を占め、サービスが主軸である。
- 2顧客: デンソー・ソニー・本田技研など国内大手製造業が中心で、上位3社で売上の約35%を占めている。
- 3価値提案: OSからミドルウェア・アプリケーションまで一貫するフルスタックエンジニアリングでSDV開発の複雑化に対応している。
- 4コスト構造: 売上高比10%程度を研究開発・リビジョンアップに投じる人件費中心の構造で、外注費高騰が利益を圧迫しやすい。
Risks · リスク要因
- 1自動車市場への売上集中: 自動車関連売上が全体の大部分を占め、EV/SDV移行の失速や自動車メーカーの開発計画変更が業績に直撃するリスクがある。
- 2人材確保と人件費高騰: エンジニア採用難・外注費上昇が続く中、計画どおりの技術者確保ができなければ受注案件の遂行能力が低下する恐れがある。
- 3品質不良による賠償リスク: 自動車・医療機器向け組込みソフトで欠陥が生じた場合、IT保険・PL保険でカバーしきれない甚大な損害賠償が発生し得る。
- 4センシングソリューション事業の先行き不透明: 車載プリンタ市場の成熟でFY2025のセグメント利益は前年比-81.2%に急減し、IoT新事業はリサーチ段階にとどまっている。
Strengths · 強み
- 1自社RTOSの技術蓄積: 独自リアルタイムOSを保有する国内独立系ベンダーは希少で、機能安全規格認証取得済みの製品群が参入障壁を形成している。
- 2自動車大手との取引実績: デンソー・本田技研・ソニー等との継続取引により、数年先の開発案件を先行受注できる安定的な収益基盤を持つ。
- 3受注残高の拡大: 組込みソフトウェア事業の受注残高が前年比+21.7%の約17億円に達し、中期的な売上成長の可視性が高まっている。
- 4フランス子会社によるグローバル展開: 2018年設立のeSOL Europe S.A.S.を通じ、欧州自動車市場への技術販売拠点を確保している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1SDV最重点化: 中期計画「eSOL Reborn 2030」でSDV向けカスタムプラットフォーム開発を最優先とし、自動車以外の広義Vehicleにも展開する。
- 2フルスタック×ライセンス一体化: エンジニアリングサービスとソフトウェアライセンスを組み合わせた収益モデルへの転換で、プロダクト型収益の比率向上を目指す。
- 3攻めの資本政策: 中期計画に「攻めの資本政策の実践」を明記し、M&Aを含む戦略投資(FY2025に子会社株式取得を実施)で事業基盤を拡充する。
- 4グローバル人材・組織強化: eSOL Europe拡充と採用ブランド力向上を通じ、2030年に向けてグローバルなエンジニアリング体制の整備を推進する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績は増収減益: 売上高121億円(+1.9%)に対し、前期一時ライセンス収入消滅と研究開発投資増により営業利益815百万円(-26.8%)に落ち込んだ。
エンジニアリングサービスが牽引: 同サービス売上は約99億円(+11.7%)と好調で、受注残高も組込みソフトウェア事業で+21.7%の17億円に拡大した。
デンソー向け売上が急減: 最大顧客デンソーへの売上は前期の約27億円から約18億円(-33.7%)に縮小し、顧客集中リスクが顕在化した形となった。
中期経営計画を2025年4月に発表: 「eSOL Reborn 2030」を策定し、11の戦略を公表。自己株式消却(-359百万円)も実施し株主還元姿勢を示した。
02
業績推移
売上高
121億円▲1.9%FY25
営業利益
8.2億円▼26.8%FY25
純利益
6億円▼33.0%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 96.5 | 90.4 | 89.4 | 88.7 | 96.3 | 119 | 121 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -3.5 | -0.8 | 11.1 | 8.2 |
| 経常利益 | 8.7 | 9.1 | 3.3 | -2.5 | 0.6 | 11.6 | 8.6 |
| 純利益 | 6.6 | 6.8 | 2.0 | -3.6 | 1.4 | 8.9 | 6.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 66.9 | 74.7 | 72.8 | 72.1 | 76.4 | 69.9 | 81.9 |
| 純資産 (自己資本) | 51.3 | 57.5 | 57.8 | 54.1 | 56.6 | 49.9 | 59.1 |
| 自己資本比率 (%) | 76.7 | 76.9 | 79.3 | 75.0 | 74.1 | 71.4 | 72.1 |
| 現金及び預金 | 37.8 | 43.5 | 39.0 | 38.7 | 33.9 | 31.8 | 31.9 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 5.1 | 10.6 | ▲2.0 | 1.6 | ▲1.4 | 11.0 | 2.3 |
| 投資CF | ▲1.7 | ▲3.5 | ▲1.4 | ▲0.9 | ▲2.3 | ▲0.3 | ▲1.1 |
| 財務CF | — | ▲1.4 | ▲1.1 | ▲1.1 | ▲1.1 | ▲12.9 | ▲1.1 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
31.18
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
11.0%
自己資本利益率
ROA
7.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
EmbeddedSoftwareBusiness0.0兆95.0%0.00兆7.0%
SensingSolutionBusiness0.0兆5.0%0.00兆1.0%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
512人
平均年齢
40.7歳
平均勤続
11.6年
単体 平均年収
586万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
7.00円
配当性向
19.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
7
FY21
7
FY22
7
FY23
7
FY24
7
FY25
7
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。