日
日華化学株式会社
ニッカカガクカブシキガイシャ上場化学4463EDINET: E00887NICCA CHEMICAL CO.,LTD.
決算期: 12月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
557億円
2.97%営業利益 (FY25)
38.5億円
9.32%経常利益 (FY25)
38.5億円
3.19%純利益 (FY25)
23.8億円
13.44%総資産
741億円
18.74%自己資本比率
51.8%
—ROE
6.9%
1.71%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日華化学は福井に本社を置く特殊化学品・化粧品メーカーで、界面活性剤技術を基盤に繊維加工用薬剤・電子材料工程薬剤など化学品事業(売上の約72%)とサロン向けヘアケア製品を中心とする化粧品事業(約27%)を展開する。海外売上比率は約50%に達し、中国・アジアを含む14社の海外拠点網を持つグローバル中堅化学企業である。FY2025は売上高557億円(前期比+3.0%)、営業利益38億円(同+9.3%)と増収増益で着地し、化学品・化粧品ともに売上過去最高を更新した。一方、親会社帰属純利益は24億円(同-13.4%)と減少し、ROEは6.9%にとどまる。中期経営計画「INNOVATION30」(2026〜2030年)では売上高700億円・営業利益56億円・ROE8.0%・PBR1.0倍を2030年目標に掲げ、化粧品事業拡大と環境・健康・デジタル(EHD)領域への化学品傾注、設備投資積極化により飛躍的成長を図る方針である。足元は有利子負債増加と資本効率改善が課題として残る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 化学品事業が売上高の約72%(399億円)を占め、化粧品事業の約27%(153億円)と合算した2本柱で収益を構成している。
- 2顧客: 繊維・電子材料・クリーニング業界向け化学品と、美容室向けサロン専売化粧品を国内外のB2B顧客に提供している。
- 3価値提案: 界面活性剤技術を核にフッ素フリー撥水剤や電子材料工程薬剤など高付加価値EHD領域製品で差別化し、顧客の工程課題を解決している。
- 4地域構成: 海外売上比率は約50%で、中国を中心とするアジア拠点14社が繊維化学品を中心に海外需要を担っている。
Risks · リスク要因
- 1為替・カントリーリスク: 海外売上比率約50%で新興国を中心に展開するため、急激な為替変動や地政学リスクが業績に直結しやすい状況にある。
- 2原材料価格変動: 石油関連・天然由来原材料の比率が高く、中東情勢や需給バランスの変化が調達コストを急騰させるリスクを抱えている。
- 3トランプ関税等の貿易規制: FY2025に海外繊維加工場の稼働減速が顕在化したように、主要輸出先での関税強化が繊維化学品売上を直撃する可能性がある。
- 4シンジケートローンの財務制限条項: 事業拡大に伴い有利子負債が拡大しており、条項抵触時には借入金の一括返済を求められるリスクが存在する。
Strengths · 強み
- 1界面活性剤の深耕技術: 繊維用薬剤で培った界面活性剤技術を電子材料・医療衛生など多分野に横展開でき、製品ラインの広がりが参入障壁となっている。
- 2EHD領域の先行優位: 環境・健康・デジタルの3領域に特化した「EHD集中戦略」により、成長市場での先行提案力と顧客囲い込みが実現している。
- 3化粧品の安定収益基盤: デミコスメティクスブランドはサロン専売で価格競争を回避しており、FY2025化粧品セグメント利益率12.9%を確保している。
- 4アジア14拠点ネットワーク: 中国・東南アジアに生産・販売拠点を分散保有し、現地密着対応と地政学リスクの分散を両立している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1INNOVATION30の数値目標: 2030年に売上高700億円・営業利益56億円・営業利益率8%・ROE8%・PBR1.0倍以上の達成を最重点目標として設定している。
- 2化粧品事業の積極拡大: 山田製薬の受託事業好調を梃子に化粧品事業の売上規模を拡大し、2030年までの利益貢献比率引き上げを図る方針である。
- 3EHD領域への化学品傾注: フッ素フリー撥水剤・電子材料・医療衛生向け製品などEHD関連の高付加価値品へ経営資源を集中し、収益性改善を推進する。
- 4バランス重視の資本配分: DOE3%以上を新指標に導入し、成長投資と株主還元を両立するキャッシュフローアロケーションを実行する方針である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高557億円(+3.0%)・営業利益38億円(+9.3%)と化学品・化粧品ともに過去最高売上を更新したが、純利益は24億円(-13.4%)に減少した。
設備投資の急拡大: 有形固定資産取得支出は119億円に達し、資産合計は前期比117億円増の740億円に拡大、成長投資フェーズへの移行が鮮明となった。
INNOVATION30策定: 2025年12月期末にINNOVATION25を完了し、2026年から5カ年の新中期計画「INNOVATION30」を策定・公表した。
借入金の増加: 成長投資資金として短期借入金50億円・長期借入金36億円が純増し、財務レバレッジが上昇している点が投資家の注目点となっている。
02
業績推移
売上高
557億円▲3.0%FY25
営業利益
38.5億円▲9.3%FY25
純利益
23.8億円▼13.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 462 | 412 | 485 | 506 | 502 | 541 | 557 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 26.3 | 20.4 | 35.2 | 38.5 |
| 経常利益 | 13.3 | 16.4 | 27.1 | 31.3 | 25.3 | 39.8 | 38.5 |
| 純利益 | 9.0 | 10.4 | 25.9 | 21.1 | 16.9 | 27.5 | 23.8 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 551 | 532 | 545 | 561 | 569 | 624 | 741 |
| 純資産 (自己資本) | 224 | 232 | 273 | 304 | 328 | 366 | 384 |
| 自己資本比率 (%) | 40.7 | 43.6 | 50.1 | 54.2 | 57.7 | 58.6 | 51.8 |
| 現金及び預金 | 59.3 | 71.9 | 63.7 | 62.6 | 79.8 | 88.8 | 104 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 11.0 | 64.8 | 47.2 | 23.2 | 40.9 | 60.3 | 55.4 |
| 投資CF | ▲21.4 | ▲15.5 | ▲9.9 | ▲8.8 | ▲8.8 | ▲51.4 | ▲115 |
| 財務CF | ▲2.3 | ▲36.3 | ▲50.2 | ▲19.6 | ▲17.4 | ▲3.3 | 73.8 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
150.28
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.9%
自己資本利益率
ROA
3.2%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
ChemicalArticle0.0兆71.6%0.00兆9.9%
Cosmetics0.0兆27.4%0.00兆12.9%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆1.0%0.00兆16.4%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
628人
平均年齢
41.3歳
平均勤続
16.6年
単体 平均年収
608万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
90.00円+13
配当性向
68.6%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
14
FY21
30
FY22
41
FY23
48
FY24
77
FY25
90
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。