塩
塩野義製薬株式会社
シオノギセイヤクカブシキガイシャ上場医薬品4507EDINET: E00923Shionogi & Co.,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 医薬品
売上高 (FY25)
4383億円
6.88%営業利益 (FY25)
1566億円
2.15%経常利益 (FY25)
2008億円
1.24%純利益 (FY25)
1704億円
5.19%総資産
15353億円
8.36%自己資本比率
88.7%
—ROE
13.1%
0.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
塩野義製薬はHIV・COVID-19・抗菌薬を中核とする感染症領域特化の創薬型製薬企業である。収益構造の最大の特徴はGlaxoSmithKlineとPfizerの合弁であるヴィーブ社(ViiV Healthcare)への出資に基づくロイヤリティー収入と配当金であり、FY2025はその合計が2,850億円(前期比+21.6%)と過去最高を更新し、連結売上高4,383億円の約65%を占める。長時間作用型HIV治療・予防薬「Cabenuva」「Apretude」の急成長がこの収益基盤を支えている。自社品では多剤耐性菌治療薬セフィデロコルが米国(+30.6%)・欧州(+24.0%)で高成長を続けるほか、COVID-19治療薬エンシトレルビル(ゾコーバ)は国内市場シェアを拡大しつつ米国承認申請を完了した。中期戦略STS2030 Revisionでは「HIVビジネスの継続成長」「急性呼吸器感染症事業のグローバル展開」「新製品・新規事業の拡大」を3本柱とし、2025年度目標を売上収益5,300億円・EBITDA1,960億円に設定する。2025年5月にJT医薬事業買収を発表しており、国内事業の厚みが増す一方、費用増加と国内売上比率の一時上昇が見込まれる点が今後の注目点である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ヴィーブ社HIV事業からのロイヤリティー・配当が売上の約65%を占め、感染症自社品が補完する。
- 2顧客: 国内医療機関向け感染症薬と、欧米・アジアの病院向け抗菌薬・HIV薬を主要顧客とする。
- 3価値提案: 低分子創薬技術と感染症特化の研究開発力で、アンメットニーズの高い耐性菌・ウイルス治療薬を提供する。
- 4コスト構造: 研究開発費が収益の重要な変動要因であり、グローバル展開加速に伴い販管費も増加傾向にある。
Risks · リスク要因
- 1感染症流行依存リスク: COVID-19・インフルエンザ等の流行規模で売上が大きく変動し、FY2025の国内医療用医薬品は前期比34.6%減と流行低調の影響を受けた。
- 2ヴィーブ社集中リスク: 売上の約65%をヴィーブ社関連収入に依存しており、同社の戦略変更・特許紛争・競合参入が業績に直接波及するリスクがある。
- 3エンシトレルビル承認遅延リスク: 米国での承認申請が当初計画から後ろ倒しとなっており、グローバル展開の遅延が2025年度目標達成に影響する可能性がある。
- 4薬価改定・規制リスク: 日本では2021年度以降毎年薬価改定が実施されており、国内医薬品事業の収益性を継続的に圧迫する構造的リスクが存在する。
Strengths · 強み
- 1HIV収益基盤: ヴィーブ社の長時間作用型製剤好調により、FY2025ロイヤリティー+配当が2,850億円と安定・高成長を確保している。
- 2感染症特化の創薬力: セフィデロコル・エンシトレルビル・ゾフルーザなど複数の自社創製品を感染症領域で上市した独自の研究開発技術を有する。
- 3サブスクリプション型販売モデル: 抗菌薬で処方量に依存しない固定報酬型の償還モデルを英国等で採用し、AMR市場の収益不確実性を低減している。
- 4財務健全性: 自己資本比率88%超、純資産1兆3,625億円の超低レバレッジ財務基盤が大型投資・買収の機動力を支えている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1HIVフランチャイズ深耕: ヴィーブ社主導で4~6カ月に1回投与の超長時間作用型HIV治療・予防薬を開発し、2030年まで継続的市場シェア拡大を目指す。
- 2急性呼吸器感染症のグローバル展開: エンシトレルビルの米国承認取得後に欧米・アジアへ展開し、「Test to Treat」モデルによる診断・治療一体化を具現化する。
- 32030年までにワクチン売上1,000億円: COVID-19・インフルエンザ・RSVワクチンの開発・上市を進め、ワクチン事業を新たな収益柱として育成する。
- 4JT医薬事業買収と新製品上市加速: 2025年5月発表のJT医薬事業買収を通じ国内基盤を強化しつつ、2030年度までに10製品以上のグローバル上市を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高4,383億円(前期比+6.9%)で3期連続過去最高を更新し、営業利益1,566億円(+2.1%)・純利益1,704億円(+5.2%)となった。
ヴィーブ社からのロイヤリティー+配当が2,850億円(+21.6%)と過去最高を更新し、LA製剤の力強い成長と円安効果が主因となっている。
エンシトレルビルの米国承認申請を完了し、2025年度から本格的なグローバル展開を目指す一方、国内COVID-19流行低調でゾコーバ売上は減少した。
2025年5月にJT医薬事業の買収を発表し、2025年度の売上収益目標を5,500億円から5,300億円、EBITDA目標を2,000億円から1,960億円へ修正した。
02
業績推移
売上高
4,383億円▲6.9%FY25
営業利益
1,566億円▲2.1%FY25
純利益
1,704億円▲5.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3680 | 3334 | 2972 | 3351 | 4267 | 4101 | 4383 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 1103 | 1490 | 1533 | 1566 |
| 経常利益 | 1740 | 1585 | 1430 | 1263 | 2203 | 1983 | 2008 |
| 純利益 | 1372 | 1222 | 1119 | 1142 | 1850 | 1620 | 1704 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 9385 | 8737 | 9990 | 11506 | 13118 | 14169 | 15353 |
| 純資産 (自己資本) | 8088 | 7652 | 8461 | 9757 | 11000 | 12353 | 13619 |
| 自己資本比率 (%) | 86.2 | 87.6 | 84.7 | 84.8 | 83.9 | 87.2 | 88.7 |
| 現金及び預金 | 1958 | 2089 | 2762 | 2544 | 3092 | 3581 | 3748 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 1650 | 1319 | 1090 | 1021 | 1779 | 1543 | 1955 |
| 投資CF | ▲563 | ▲291 | ▲52.6 | ▲962 | ▲483 | 59.2 | ▲1161 |
| 財務CF | ▲899 | ▲882 | ▲439 | ▲366 | ▲841 | ▲1269 | ▲649 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
200.36
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
13.1%
自己資本利益率
ROA
11.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
2,129人
平均年齢
41.5歳
平均勤続
15.2年
単体 平均年収
1,003万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
203.00円-32
配当性向
60.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
153
FY21
161
FY22
170
FY23
195
FY24
235
FY25
203
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。