日
日本新薬株式会社
ニッポンシンヤクカブシキガイシャ上場医薬品4516EDINET: E00931Nippon Shinyaku Co.,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 医薬品
売上高 (FY25)
1602億円
8.08%営業利益 (FY25)
355億円
6.47%経常利益 (FY25)
361億円
7.49%純利益 (FY25)
326億円
25.94%総資産
2836億円
7.68%自己資本比率
87.1%
—ROE
13.9%
1.50%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日本新薬は京都に本社を置く医薬品・機能食品の専業メーカーで、難病・希少疾患領域に経営資源を集中させる差別化戦略を採る中堅製薬企業である。医薬品事業(売上の86.5%)は、肺動脈性肺高血圧症治療剤「ウプトラビ」と同製品の海外ロイヤリティ収入、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)治療剤「ビルテプソ」、2024年5月上市の急性骨髄性白血病治療剤「ビキセオス」が牽引し、FY2025売上は1,602億円(前期比+8.1%)・営業利益355億円(+6.5%)と6期連続増収を達成した。一方、機能食品事業は215億円と前期比6.8%減収と苦戦している。最大の中期課題は主力ウプトラビのパテントクリフ対応であり、第七次5カ年中計(2024-2028年度)では2028年度売上収益2,300億円・2030年度3,000億円を目標に、DMD向け核酸医薬品の複数パイプライン育成・米国での新製品展開・グローバルマーケティング強化を3大重点テーマとして推進している。ROE13.9%・自己資本比率87%超の財務健全性は高いが、単一製品への収益依存と研究開発リスクが投資家の注目点となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 医薬品事業が売上の86.5%を占め、国内販売に加えウプトラビの海外ロイヤリティ収入が重要な収益柱となっている。
- 2顧客: 難病・希少疾患患者を主対象とし、国内は卸経由(スズケン・アルフレッサ等)、海外はライセンスアウト先の製薬大手に供給している。
- 3価値提案: 患者数が少なくとも未充足ニーズが大きい希少疾患に核酸・低分子創薬技術を集中投下し、代替製品が少ない高付加価値薬を提供している。
- 4コスト構造: 売上原価率の低い希少疾患薬中心の製品構成で高利益率を維持しつつ、研究開発費と販管費(前期比+30億円)が増加基調にある。
Risks · リスク要因
- 1ウプトラビのパテントクリフ: 主力製品の特許切れによる後発品参入は、売上・ロイヤリティ双方に大きな打撃を与える最大の収益リスクである。
- 2薬価毎年改定と後発品政策: 国内における毎年薬価改定・ジェネリック使用促進策の継続強化が、既存製品の収益を継続的に圧迫するリスクがある。
- 3研究開発の失敗リスク: 核酸医薬品を中心に複数のパイプラインを推進するが、有効性・安全性の未確認や承認遅延により多額の開発費が無駄になる可能性がある。
- 4為替変動リスク: 海外ロイヤリティ収入は外貨建てであり、円高局面では受取額が目減りし、経営成績に直接的な影響を及ぼす可能性がある。
Strengths · 強み
- 1核酸医薬の独自技術: DMD向けビルテプソをはじめ核酸医薬品の自社創製能力を有し、モルフォリノ核酸技術で参入障壁の高い領域を先行している。
- 2ウプトラビのロイヤリティ収入: 海外での販売拡大に伴うロイヤリティが安定的に成長し、FY2025の医薬品事業売上を前期比+10.8%押し上げた。
- 3希少疾患特化で薬価耐性: 患者数が少ない難病・希少疾患領域に集中するため、後発品競合や薬価引き下げの影響が一般薬より相対的に軽微である。
- 4財務健全性の高さ: 自己資本比率約87%、現金552億円を保有し、大型導入や研究開発投資に対する財務余力が十分に確保されている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ウプトラビ後継の成長ドライバー育成: DMD向け核酸医薬品や新規希少疾患薬のグローバル開発を加速し、年平均2品目以上の新製品上市を目指している。
- 2グローバル展開の拡大: 米国でDeramiocel・フィンテプラ等の発売を予定し、各リージョンで自販・導出の最適モデルを選択してシェア拡大を図る。
- 32028年度売上2,300億円・2030年度3,000億円: 第七次中計の数値目標として、ROE8%以上・ROIC9%以上も掲げ、収益性と成長を両立させる計画である。
- 4オープンイノベーション活用: グローバルなスカウティング体制で外部品を積極導入し、自社創薬との相乗効果でパイプラインを継続的に拡充する方針である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025純利益+25.9%増: 米国子会社の繰延税金資産計上により税負担が41億円減少し、純利益は325億円と大幅増益を達成した。
ビキセオス2024年5月発売: 高リスク急性骨髄性白血病治療剤として新規上市し、初年度から売上収益に貢献して医薬品事業の増収を後押しした。
無形資産取得に314億円投資: FY2025の投資CFは289億円の支出超で、ライセンス取得等の無形資産投資が前期比約3倍に急増した。
機能食品事業が6.8%減収: プロテイン製剤の需要減退により215億円に落ち込み、運送・原材料コスト高騰も重なって事業立て直しが課題となっている。
02
業績推移
売上高
1,602億円▲8.1%FY25
営業利益
355億円▲6.5%FY25
純利益
326億円▲25.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1147 | 1166 | 1219 | 1375 | 1442 | 1483 | 1602 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 329 | 300 | 333 | 355 |
| 経常利益 | 215 | 224 | 276 | 333 | 305 | 336 | 361 |
| 純利益 | 163 | 169 | 195 | 250 | 228 | 259 | 326 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1688 | 1815 | 2054 | 2199 | 2375 | 2634 | 2836 |
| 純資産 (自己資本) | 1352 | 1466 | 1632 | 1806 | 1956 | 2202 | 2470 |
| 自己資本比率 (%) | 80.1 | 80.8 | 79.4 | 82.1 | 82.4 | 83.6 | 87.1 |
| 現金及び預金 | 396 | 436 | 579 | 606 | 600 | 581 | 552 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 153 | 127 | 237 | 213 | 262 | 163 | 361 |
| 投資CF | 5.1 | ▲23.4 | ▲16.6 | ▲100 | ▲176 | ▲99.2 | ▲289 |
| 財務CF | ▲37.1 | ▲56.6 | ▲76.7 | ▲84.1 | ▲96.1 | ▲97.2 | ▲99.0 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
483.40
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
13.9%
自己資本利益率
ROA
11.5%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,876人
平均年齢
41.4歳
平均勤続
17.2年
単体 平均年収
919万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
186.00円
配当性向
57.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
129
FY21
148
FY22
161
FY23
171
FY24
186
FY25
186
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。