中
中外製薬株式会社
チュウガイセイヤクカブシキガイシャ上場医薬品4519EDINET: E00932CHUGAI PHARMACEUTICAL CO., LTD.
決算期: 12月期
業種: 医薬品
売上高 (FY25)
1.26兆円
7.46%営業利益 (FY25)
0.60兆円
10.49%経常利益 (FY25)
0.60兆円
10.09%純利益 (FY25)
0.43兆円
12.06%総資産
2.47兆円
11.78%自己資本比率
73.7%
—ROE
22.1%
0.10%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
中外製薬は、スイスの巨大製薬企業ロシュとの戦略的アライアンスを基盤に、自社の独自創薬力を組み合わせた高収益ビジネスモデルを持つ国内最大級の研究開発型製薬企業である。国内では抗がん剤・スペシャリティ医薬品を中心に安定した収益基盤を確保しつつ、ヘムライブラ・アクテムラ等の自社創製品をロシュのグローバルプラットフォームを通じて世界市場に展開することで、FY2025は売上高1.26兆円(前年比+7.5%)、Core営業利益6,232億円(同+12.1%)、Core当期利益4,510億円(同+13.6%)を達成した。ROE22.1%・ネット現金9,797億円という強固な財務基盤のもと、FDA Breakthrough Therapy指定品6品目・9プロジェクトという高い創薬評価を背景に、2030年成長戦略「TOP I 2030」でR&Dアウトプット倍増・自社グローバル品毎年上市を目指す。一方で毎年実施される薬価改定・後発品浸透、米国薬価政策リスク、創薬の不確実性が主要な課題として残る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 製商品売上高1兆778億円(売上の85.7%)とロイヤリティ等その他収益1,801億円の2本柱で構成される。
- 2顧客: 国内医療機関向けにオンコロジー・スペシャリティ製品を販売し、海外はロシュ向け輸出が中心となる。
- 3価値提案: 自社創製の抗体・バイオ医薬品を、ロシュのグローバル開発・販売網に乗せることで開発効率と市場到達速度を最大化する。
- 4コスト構造: 売上原価率32.6%と製薬業界で低水準を維持し、研究開発費1,801億円(売上比14.3%)を創薬・早期開発に重点配分する。
Risks · リスク要因
- 1薬価引き下げリスク: 毎年の薬価改定と中間年改定の継続により国内収益が継続的に圧迫され、バイオシミラー浸透が主力品の売上を段階的に侵食する可能性がある。
- 2米国薬価・関税政策リスク: 米国の医薬品最恵国価格政策や輸入関税導入は、ロシュ経由のグローバル収益モデルに打撃を与え、サプライチェーン再編を強いる恐れがある。
- 3創薬の不確実性: 研究開発には本質的な失敗リスクが伴い、パイプライン遅延や競合新薬の出現により、R&Dアウトプット倍増目標が未達となる可能性がある。
- 4ロシュ依存リスク: 海外売上の大半がロシュ向け輸出であり、アライアンス条件の変更や両社戦略の乖離が生じた場合に収益・事業計画が大幅に変動するリスクがある。
Strengths · 強み
- 1ロシュ連携の非対称優位: 後期開発・販売をロシュのプラットフォームに委ねることで、自社リソースを創薬R&Dに集中できる高生産性モデルを確立している。
- 2世界水準の創薬力: FDA Breakthrough Therapy指定6品目・9プロジェクトと、アクテムラ・ヘムライブラ等の革新的品目が国際的評価を獲得している。
- 3財務健全性: ネット現金9,797億円・ROE22.1%と高収益・無借金経営を維持し、大型R&D投資と積極的株主還元を両立できる体制にある。
- 4マルチモダリティ技術: 低分子・抗体に加え中分子など新技術領域へ拡張することで、従来技術では対応困難なアンメットニーズに対応できる創薬基盤を保有する。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1「TOP I 2030」R&Dアウトプット倍増: 2030年までの10年間でR&Dアウトプットを2021年比2倍に拡大し、自社グローバル品を毎年1品目以上上市できる体制を構築する。
- 2中分子・新モダリティ戦略: 低分子・抗体に続く中分子医薬の創製に注力し、2024年設立の中外ベンチャー・ファンドLLCによる米国スタートアップ投資で外部技術も取り込む。
- 3生産インフラ強化: 宇都宮工場のバイオ原薬製造棟(UT3)・注射剤棟(UTA)への継続投資で、グローバル需要増に対応できるバイオ製造能力を2025年以降に順次拡充する。
- 4デジタル・AI活用による生産性革命: 生成AIを含むデジタル技術をバリューチェーン全体に実装し、創薬プロセスの効率化と個別患者への価値拡大を2030年に向けて推進する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上収益1兆2,579億円(+7.5%)、Core当期利益4,510億円(+13.6%)で9期連続増益を達成し、Core EPSは274.02円(前年241.31円)に拡大した。
新製品の市場浸透: 2025年3月発売の抗CD20/CD3二重特異性抗体「ルンスミオ」と「ピアスカイ」が国内で順調に立ち上がり、フェスゴも大幅増収を達成した。
海外輸出の拡大: ロシュ向けのヘムライブラ・アクテムラ輸出が増加し、海外製商品売上高が6,054億円(+12.8%)と国内を大幅に上回る成長率を記録した。
設備投資とFCF: 宇都宮工場への大型投資継続等によりフリー・キャッシュ・フローは2,733億円(前年3,868億円)に減少し、財務CFは配当増等で△3,079億円と拡大した。
02
業績推移
売上高
1.26兆円▲7.5%FY25
営業利益
0.60兆円▲10.5%FY25
純利益
0.43兆円▲12.1%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 0.69 | 0.79 | 1.00 | 1.26 | 1.11 | 1.17 | 1.26 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.53 | 0.44 | 0.54 | 0.60 |
| 経常利益 | 0.21 | 0.30 | 0.42 | 0.53 | 0.44 | 0.54 | 0.60 |
| 純利益 | 0.16 | 0.21 | 0.30 | 0.37 | 0.33 | 0.39 | 0.43 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1.06 | 1.24 | 1.54 | 1.87 | 1.93 | 2.21 | 2.47 |
| 純資産 (自己資本) | 0.76 | 0.87 | 1.07 | 1.29 | 1.48 | 1.75 | 1.82 |
| 自己資本比率 (%) | 71.4 | 70.4 | 69.3 | 68.8 | 76.5 | 79.0 | 73.7 |
| 現金及び預金 | 0.20 | 0.21 | 0.27 | 0.22 | 0.46 | 0.54 | 0.43 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.21 | 0.21 | 0.28 | 0.24 | 0.41 | 0.45 | 0.39 |
| 投資CF | ▲0.08 | ▲0.10 | ▲0.12 | ▲0.15 | ▲0.04 | ▲0.23 | ▲0.20 |
| 財務CF | ▲0.07 | ▲0.10 | ▲0.11 | ▲0.15 | ▲0.14 | ▲0.14 | ▲0.31 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
263.73
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
22.1%
自己資本利益率
ROA
17.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
5,104人
平均年齢
42.0歳
平均勤続
15.0年
単体 平均年収
1,351万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
397.00円+258
配当性向
111.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
80
FY21
106
FY22
116
FY23
120
FY24
139
FY25
397
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。