エ
エーザイ株式会社
エーザイカブシキガイシャ上場医薬品4523EDINET: E00939Eisai Co., Ltd.
決算期: 03月期
業種: 医薬品
売上高 (FY25)
7894億円
6.42%営業利益 (FY25)
544億円
1.82%経常利益 (FY25)
350億円
43.15%純利益 (FY25)
464億円
9.49%総資産
13865億円
0.52%自己資本比率
60.7%
—ROE
5.4%
0.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
エーザイは神経変性疾患とがん領域に集中するグローバル製薬企業であり、FY2025(2025年3月期)の売上収益は前期比6.4%増の7,894億円、営業利益は544億円となった。主力3品目が好調で、抗がん剤「レンビマ」は3,285億円(+10.4%)、不眠症治療剤「デエビゴ」は538億円(+28.6%)と急成長し、2023年12月に日本承認・米国展開中のアルツハイマー病(AD)治療剤「レケンビ」は443億円(前期43億円から急拡大)へと躍進した。財務基盤は健全でNet DER -0.12倍・自己資本比率60.7%を維持し、成長投資と安定配当を両立している。中期経営計画「EWAY Future & Beyond」のもと、レケンビの適応拡大(プレクリニカル期AD試験、皮下注製剤申請)、次世代AD治療剤パイプライン(抗MTBRタウ抗体E2814等)の開発、および認知症エコシステム(エコナビスタTOB完了含む)の構築を並行して推進している。一方、研究開発費・販売費の高水準継続やレンビマのメルク社への利益折半負担が収益を圧迫しており、ROE5.4%にとどまる収益性改善が課題となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 医薬品事業が売上の94.9%を占め、レンビマ3,285億円・デエビゴ538億円・レケンビ443億円の3品目で全体を牽引している。
- 2顧客: 日本・米国・中国・EMEAの5セグメントで神経領域・がん領域の医療機関・患者に製品を提供している。
- 3価値提案: アルツハイマー病の根本治療薬レケンビを軸に、診断から治療・モニタリングまでの一貫した診断治療パスウェイを構築している。
- 4パートナーシップ: 米メルク社とのレンビマ共同販促など戦略的提携でコスト分担と市場リーチの拡大を実現している。
Risks · リスク要因
- 1レケンビ普及リスク: 診断体制の整備遅延や保険償還制限により患者アクセスが制限され、期待収益が実現しない可能性がある。
- 2パートナーシップ依存リスク: 米メルク社との折半利益構造でレンビマ利益が圧縮され、提携解消時は収益に重大影響が生じる可能性がある。
- 3新薬開発の不確実性: 臨床試験の失敗や承認遅延により将来収益が消失するリスクがあり、非小細胞肺がんP3試験は既に主要評価項目未達となった。
- 4為替・関税リスク: 売上の約73%が海外で円安は増収要因だが、逆回転時は業績に打撃を与え、米国関税政策変更で製造原価が上昇する可能性がある。
Strengths · 強み
- 1レケンビの先行優位性: AD治療剤として40カ国以上で承認を取得し、診断治療パスウェイ構築でパイオニアポジションを確立している。
- 2レンビマの安定収益基盤: FY2025に3,285億円を稼ぎ、複数がん種の適応拡大パイプラインで収益持続性を担保している。
- 3DHBL創薬体制: ヒューマンバイオロジーに特化した独自の創薬プラットフォームで神経・がん領域の創薬成功確率を高めている。
- 4健全な財務基盤: Net DER -0.12倍・自己資本比率60.7%と無借金同等水準を維持し、大型投資余力を持っている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1レケンビの多面的拡大: 皮下注オートインジェクター製剤の各国申請、2028年度中のプレクリニカルAD試験トップライン取得を目指している。
- 2次世代ADパイプライン構築: 抗MTBRタウ抗体E2814のフェーズ2/3試験を推進し、レカネマブとの併用療法で疾患連続体全体をカバーする計画である。
- 3認知症エコシステム深化: エコナビスタTOB完了を機に日常・医療領域を統合したプラットフォームを拡充し、他産業連携によるhhcecoを実現する。
- 4構造改革による収益性改善: 組織・プロセスの抜本見直しで研究開発費・販管費を効率化し、中長期でのROE向上と安定フリーCF創出を目指している。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上収益7,894億円(前期比+6.4%)・営業利益544億円(+1.8%)を達成し、3主要品目が揃って大幅伸長した。
レケンビ急拡大: FY2025のレケンビ売上は443億円と前期43億円から約10倍に急増し、日本127億円・米国261億円・中国47億円と3極で貢献している。
エコナビスタTOB成立: 2025年5月にSaaS型見守りシステム「ライフリズムナビ」を提供するエコナビスタ株式会社のTOBが成立し完全子会社化する予定となった。
BMS提携終結に伴う一時益: ADC「farletuzumab ecteribulin」に関するBMS社との提携契約終結により預り金取崩益59億円をその他収益に計上した。
02
業績推移
売上高
7,894億円▲6.4%FY25
営業利益
544億円▲1.8%FY25
純利益
464億円▲9.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6428 | 6956 | 6459 | 7562 | 7444 | 7418 | 7894 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 538 | 400 | 534 | 544 |
| 経常利益 | 596 | 1209 | 84.0 | 141 | -2.1 | 245 | 350 |
| 純利益 | 634 | 1218 | 419 | 480 | 554 | 424 | 464 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 10715 | 10621 | 10884 | 12393 | 12634 | 13938 | 13865 |
| 純資産 (自己資本) | 6281 | 6781 | 7016 | 7488 | 8000 | 8756 | 8414 |
| 自己資本比率 (%) | 58.6 | 63.8 | 64.5 | 60.4 | 63.3 | 62.8 | 60.7 |
| 現金及び預金 | 2919 | 2542 | 2487 | 3096 | 2673 | 3047 | 2656 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 1037 | 1028 | 731 | 1176 | ▲17.7 | 560 | 301 |
| 投資CF | ▲79.2 | ▲276 | ▲361 | ▲288 | ▲227 | ▲253 | ▲101 |
| 財務CF | ▲792 | ▲1035 | ▲559 | ▲490 | ▲245 | ▲227 | ▲578 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
163.76
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
5.4%
自己資本利益率
ROA
3.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
2,998人
平均年齢
44.6歳
平均勤続
18.5年
単体 平均年収
1,056万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
240.00円
配当性向
109.1%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
240
FY21
240
FY22
240
FY23
240
FY24
240
FY25
240
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。