小
小野薬品工業株式会社
オノヤクヒンコウギョウカブシキガイシャ上場医薬品4528EDINET: E00945ONO PHARMACEUTICAL CO., LTD.
決算期: 03月期
業種: 医薬品
売上高 (FY25)
4869億円
3.14%営業利益 (FY25)
597億円
62.64%経常利益 (FY25)
593億円
63.77%純利益 (FY25)
500億円
60.89%総資産
10640億円
16.46%自己資本比率
73.5%
—ROE
6.4%
10.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
小野薬品工業は1717年創業の老舗製薬企業で、「グローバル スペシャリティ ファーマ」を標榜し、がん・免疫・神経疾患を重点領域とする研究開発型ビジネスモデルを展開する。主力の抗PD-1抗体「オプジーボ」とその関連ロイヤルティが売上の約55%を占め、BMS社との共同開発・販売体制が収益の根幹をなす。FY2025の売上収益は薬価引き下げや前期一時金収入の剥落により前年比3.1%減の4,869億円、営業利益は62.6%減の597億円と大幅な減益となったが、これはデサイフェラ社買収(2024年6月、約3,648億円)に伴う無形資産償却・棚卸資産費用化215億円や研究開発費の349億円増加が主因であり、構造的な事業毀損とは性質が異なる。一方、デサイフェラ買収によりGIST治療薬「キンロック」(9か月で255億円)や「ロンビムザ」を自販する米欧商業インフラを獲得し、国内創製品であるベレキシブルの米国上市準備も進む。特定製品依存リスクの低減と海外売上比率向上が中長期の最重要課題であり、パイプラインの充実と欧米自販の成否が企業価値を左右する局面にある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 国内製品売上(オプジーボ1,203億円・フォシーガ896億円等)とBMS社等からのロイヤルティ1,561億円が売上4,869億円の大半を占める。
- 2顧客: 国内外の病院・医師にがん・糖尿病・神経疾患等の専門薬を提供し、米欧ではデサイフェラ経由で自販する。
- 3価値提案: 自社創薬とオープンイノベーションを組み合わせ、未充足医療ニーズへのファーストインクラス新薬を世界市場に届ける。
- 4コスト構造: 研究開発費1,499億円(売上比31%)が最大費目で、販管費1,257億円と合わせ収益を大きく圧迫する高コスト構造である。
Risks · リスク要因
- 1特定製品依存: オプジーボ関連が売上の約55%を占め、薬価改定(FY2025で252億円減)や競合品台頭により収益が大きく左右されるリスクがある。
- 2海外自販の失敗: デサイフェラ買収に伴うのれん・無形資産が巨額であり、キンロック等の売上未達や事業統合遅延で多額の減損が生じる可能性がある。
- 3研究開発失敗: 年間1,499億円を投じる臨床試験のうち主要品が承認取得できない場合、長期の収益回収が見込めなくなるリスクが高い。
- 4為替・薬価規制: グローバル展開拡大に伴い為替変動リスクが増大し、日本の薬価毎年改定制度が継続的な国内売上圧下要因となっている。
Strengths · 強み
- 1オプジーボ基盤: PD-1抗体の先駆者としてBMS社と構築した共同開発・販売体制が安定ロイヤルティを生み、累積臨床知見が参入障壁となっている。
- 2パイプライン深度: 臨床試験100件近くをオンコロジー中心に実施し、ベレキシブルや導入品Sapablursenなど多様なモダリティを保有している。
- 3米欧商業基盤: 2024年のデサイフェラ買収で世界40数か国の販売網と欧米の開発・コマーシャル機能を一気に獲得し、自販モデルへ転換した。
- 4財務健全性: 総資産1兆640億円・現金2,046億円を保有し、借入1,500億円を調達しつつも自己資本比率73%を維持する強固な財務基盤を持つ。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1製品価値最大化: オプジーボの追加適応開発継続とオンジェンティス・フォシーガの浸透深化により、既存製品の売上ポテンシャルを最大限引き出す。
- 2パイプライン強化: LigaChem社提携等オープンイノベーションを活用し、がん・免疫・神経領域でファーストインクラス候補を複数確保する。
- 3グローバル加速: デサイフェラ拠点を軸にベレキシブルの米国上市(近期)とキンロック・ロンビムザの適応追加・地域拡大を推進する。
- 4事業ドメイン拡大: ヘルスケア子会社による機能性食品・デジタルヘルスアプリ「michiteku」展開とベンチャー投資で製薬外の収益源を育成する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績悪化: 売上4,869億円(前年比-3.1%)、営業利益597億円(-62.6%)と大幅減益で、デサイフェラ買収費用・無形資産償却215億円が主因である。
デサイフェラ買収完了: 2024年6月に約3,648億円で米デサイフェラ社を買収し、キンロック(9か月で255億円)の自販開始とロンビムザ上市を実現した。
研究開発費急増: LigaChem Biosciences社との創薬提携費用等により研究開発費が前年比377億円増の1,499億円に膨らみ、収益を圧迫している。
フォシーガ急成長: 慢性腎臓病での使用拡大でフォシーガが前年比+135億円(+17.7%)の896億円に達し、オプジーボ依存緩和の一助となっている。
02
業績推移
売上高
4,869億円▼3.1%FY25
営業利益
597億円▼62.6%FY25
純利益
500億円▼60.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2886 | 2924 | 3093 | 3614 | 4472 | 5027 | 4869 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 1032 | 1420 | 1599 | 597 |
| 経常利益 | 651 | 797 | 1009 | 1050 | 1435 | 1637 | 593 |
| 純利益 | 515 | 597 | 754 | 805 | 1127 | 1280 | 500 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 6551 | 6734 | 7454 | 7392 | 8824 | 9137 | 10640 |
| 純資産 (自己資本) | 5574 | 5625 | 6341 | 6559 | 7419 | 7930 | 7825 |
| 自己資本比率 (%) | 85.1 | 83.5 | 85.1 | 88.7 | 84.1 | 86.8 | 73.5 |
| 現金及び預金 | 600 | 690 | 610 | 691 | 961 | 1661 | 2046 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 668 | 742 | 740 | 618 | 1596 | 1107 | 825 |
| 投資CF | ▲498 | ▲102 | ▲576 | 60.4 | ▲1003 | 481 | ▲1368 |
| 財務CF | ▲223 | ▲547 | ▲248 | ▲602 | ▲325 | ▲898 | 943 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
106.55
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.4%
自己資本利益率
ROA
4.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
3,464人
平均年齢
44.2歳
平均勤続
16.9年
単体 平均年収
1,017万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
120.00円
配当性向
36.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
68
FY21
73
FY22
84
FY23
103
FY24
120
FY25
120
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。