久
久光製薬株式会社
ヒサミツセイヤクカブシキガイシャ上場医薬品4530EDINET: E00944HISAMITSU PHARMACEUTICAL CO.,INC.
決算期: 02月期
業種: 医薬品
売上高 (FY25)
1560億円
10.09%営業利益 (FY25)
189億円
43.50%経常利益 (FY25)
240億円
22.19%純利益 (FY25)
218億円
55.76%総資産
3431億円
4.35%自己資本比率
81.4%
—ROE
8.0%
2.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
久光製薬は1907年創業、TDDS(経皮薬物送達システム)を基盤とした貼付剤に特化した製薬企業である。国内では「モーラステープ」「ジクトルテープ」等の医療用貼付剤と「サロンパス」「フェイタス」等のOTC製品を展開し、海外では「SalonpasⓇ」が米国OTC鎮痛消炎貼付剤市場でシェア1位を維持するなど、世界的なブランドを確立している。FY2025(2025年2月期)は売上高1,560億円(前年比+10.1%)、営業利益189億円(同+43.5%)と大幅増益を達成した。海外医療用が+31.2%、海外OTCが+17.4%と海外事業が全社成長を主導しており、海外売上比率は約48%に達している。中期経営方針「HX2025」では2025年度にCAGR5%以上・ROE8%以上・海外比率50%以上を掲げ、最終年度でほぼ目標圏内に到達した。財務体質は自己資本比率80.6%と極めて健全で、現金等残高は898億円を保有する無借金同然の堅牢なバランスシートを持つ。一方、国内医療用は薬価改定・後発品促進策により-3.8%と構造的逆風にさらされており、海外成長による内外バランスの転換が今後の最重要課題である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 医療用貼付剤(国内+海外計約48%)とOTC薬(国内+海外計約49%)の2本柱で売上1,560億円を構成している。
- 2顧客: 国内は病院・薬局を通じた医療用と小売OTCの二重チャネル、海外は7拠点の現地法人が販売を担っている。
- 3価値提案: TDDS技術による「貼る」剤形で鎮痛・消炎・ホルモン補充等の治療効果を持続的に届けるQOL改善医薬品を提供する。
- 4コスト構造: 佐賀の国内工場と海外生産拠点が自社製造を担い、SAGAグローバルリサーチセンターに研究機能を集約してコスト効率を高めている。
Risks · リスク要因
- 1薬価・医療費抑制政策: 国内医療用がFY2025に-3.8%と薬価改定・後発品促進策の影響を受けており、長期収載品中心の収益構造が継続的に圧迫される。
- 2研究開発の不確実性: 新規パイプラインの開発失敗・中断リスクがあり、貼付剤依存の製品ポートフォリオ集中が成長の制約になりうる。
- 3為替・カントリーリスク: 海外売上比率が約48%に達しており、円高反転や進出国の政治・経済環境の変化が業績に直接影響を及ぼす。
- 4競合品・後発品参入: OTC市場での競合激化と医療用の後発品上市が主力製品の市場シェアと価格水準を中長期的に低下させるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1世界No.1ブランド: 「SalonpasⓇ」がOTC鎮痛消炎貼付剤で8年連続世界販売シェア1位を維持し、米国市場でも販売額1位を獲得している。
- 2TDDS技術の参入障壁: 100年超の製剤技術蓄積と特許群が競合の模倣を困難にし、医療用・OTCの双方で高い付加価値製品を供給できる。
- 3超健全財務: 自己資本比率80.6%・現金898億円保有で実質無借金、インタレスト・カバレッジ740倍超の財務余力が積極投資を可能にする。
- 4海外多拠点展開: 7カ国・地域の現地法人と米国を核とした流通網がグローバル販売基盤を形成し、為替追い風も業績を押し上げている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1海外比率50%超の達成: 中期経営方針HX2025の最終目標として海外売上比率50%以上を掲げ、米国・アジア7拠点での販促強化と現地臨床試験を推進する。
- 2研究開発の集約加速: SAGAグローバルリサーチセンターへの2拠点統合で開発スピードを向上させ、貼付剤以外の新商品・サービスも2025年度以降に拡充する。
- 3国内医療用の育薬: ジクトルテープ・アポハイドローションをデジタルマーケティングと学術情報活動で育て、薬価圧力下でも売上総利益を維持する。
- 4株主還元の継続: 自己株式取得105億円・配当65億円をFY2025に実施し、ROE8%以上の目標を維持しながら資本効率改善を継続する方針である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025大幅増益: 売上高1,560億円(+10.1%)、営業利益189億円(+43.5%)、純利益218億円(+55.8%)と投資有価証券売却益50億円も寄与して過去最高水準を更新した。
米国医療用が急伸: 海外医療用の米国売上が+44.0%の166億円に急拡大し、経皮吸収型女性ホルモン製剤の市場伸長と販売強化が主因となった。
SAGAグローバルリサーチセンター稼働: 研究拠点の集約が完了し、稼働に伴う建物増加が総資産を3,431億円(+143億円)に押し上げた。
株主還元強化: FY2025に自己株式取得105億円を実施、現金残高は898億円(+234億円)に増加し、資本配分の積極化姿勢を示している。
02
業績推移
売上高
1,560億円▲10.1%FY25
営業利益
189億円▲43.5%FY25
純利益
218億円▲55.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1434 | 1410 | 1145 | 1202 | 1283 | 1417 | 1560 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 93.4 | 116 | 132 | 189 |
| 経常利益 | 246 | 256 | 118 | 126 | 161 | 196 | 240 |
| 純利益 | 192 | 187 | 92.5 | 96.6 | 117 | 140 | 218 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2958 | 3074 | 2999 | 3029 | 3139 | 3288 | 3431 |
| 純資産 (自己資本) | 2486 | 2507 | 2538 | 2549 | 2584 | 2671 | 2794 |
| 自己資本比率 (%) | 84.1 | 81.6 | 84.6 | 84.2 | 82.3 | 81.2 | 81.4 |
| 現金及び預金 | 888 | 870 | 914 | 862 | 654 | 664 | 898 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 158 | 274 | 52.9 | 192 | 127 | 182 | 188 |
| 投資CF | ▲393 | ▲172 | 78.2 | ▲131 | ▲239 | ▲25.1 | 176 |
| 財務CF | ▲133 | ▲117 | ▲71.9 | ▲152 | ▲147 | ▲167 | ▲159 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
295.57
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
8.0%
自己資本利益率
ROA
6.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,488人
平均年齢
39.2歳
平均勤続
15.7年
単体 平均年収
753万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
135.00円+8
配当性向
40.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
125
FY21
125
FY22
126
FY23
127
FY24
128
FY25
135
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。