東
東和薬品株式会社
トウワヤクヒンカブシキガイシャ上場医薬品4553EDINET: E00974TOWA PHARMACEUTICAL CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 医薬品
売上高 (FY25)
2596億円
13.89%営業利益 (FY25)
232億円
31.71%経常利益 (FY25)
262億円
6.84%純利益 (FY25)
190億円
17.39%総資産
4708億円
9.33%自己資本比率
36.5%
—ROE
11.6%
0.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
東和薬品は国内ジェネリック医薬品市場を主軸とし、健康関連事業・海外事業へ多角化を進める上場製薬グループである。FY2025の売上高は2,596億円(前期比+13.9%)、営業利益は232億円(+31.7%)と増収増益基調を維持しており、2019年の1,051億円から6年間で約2.5倍に成長した。国内セグメントは売上高2,061億円(+15.3%)、セグメント利益272億円(+24.3%)と主力として牽引し、海外セグメントも539億円(+9.2%)と拡大している。山形工場第三固形製剤棟が2024年4月に稼働を開始し、2026年度末までに年間生産能力175億錠体制の構築を目指す。欧州子会社Towa Pharma International Holdingsを通じた日米欧3極体制の構築も進行中で、将来的には55カ国以上への市場拡大を目標とする。一方、毎年実施される薬価改定による単価下落圧力、業界全体の品質・供給問題に起因する信頼性リスク、原薬調達コストの上昇と円安影響が持続的な収益課題として残る。第6期中計「PROACTIVE III(2024-2026)」のもと、安定供給・品質強化・新規事業育成の3本柱で中長期成長を追求している。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 国内ジェネリック医薬品が売上の約79%を占め、海外医薬品事業(約21%)が補完する二本柱構造である。
- 2顧客: 病院・調剤薬局向けに326成分759品目のジェネリック医薬品を提供し、国内外医療機関が主顧客である。
- 3価値提案: 先発品と同一有効成分で低価格・安定供給を実現し、医療費削減と患者の服薬継続を支援している。
- 4コスト構造: 売上原価率は約63.5%で、大規模な設備投資(FY2025有形固定資産取得287億円)と人件費が主要コストである。
Risks · リスク要因
- 1薬価引き下げリスク: 2021年度以降は毎年薬価改定が実施され、2025年度改定でも平均乖離率5.2%超の品目が対象となり売上単価の継続的な低下が避けられない。
- 2品質・供給規制リスク: 業界での品質問題再発が行政処分・製品回収につながるリスクがあり、GMP違反等は事業停止を招く可能性がある。
- 3原材料・為替リスク: 原薬の多くを海外調達に依存し、円安局面ではコスト上昇が製品価格への転嫁困難な薬価制度下で利益を直撃する。
- 4山形工場依存リスク: 国内需要対応を山形第三固形製剤棟のフル稼働に依拠しており、自然災害や設備トラブルで生産停滞が生じると事業計画に重大な影響が生じる。
Strengths · 強み
- 1生産規模の優位性: 国内3工場+スペイン拠点で2024年3月末時点140億錠の年間生産能力を持ち、2026年度に175億錠へ拡張予定である。
- 2グループ内垂直統合: 子会社大地化成が原薬を自製化し、サプライチェーンの安定性と原薬調達コスト低減を実現している。
- 3海外3極プラットフォーム: Towa INTが欧州複数国・米国の販売網と製造拠点を持ち、グループ間でエソメプラゾール等の製造シナジーを創出している。
- 4新医薬品開発力: 2025年3月に日本初の持続放出性リバスチグミン週2回貼付剤「リバルエンLA」の承認を取得し、先行者優位を確保している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1生産能力の拡張: 2026年度末までに国内年間生産能力を175億錠体制へ引き上げ、設備自動化・省人化でスマートファクトリー化を推進する。
- 2海外事業の収益化: 第7期中計(2027年度以降)までに欧州・米国での新製品投入を加速し、55カ国以上への市場拡大を目標として海外収益基盤を強化する。
- 3サプライチェーン高度化: 2025年2月開始のSCM可視化プロジェクトで製造・在庫・設備稼動情報をリアルタイム管理し、供給意思決定を迅速化する。
- 4健康関連事業の多角化: 大阪府門真市スマートシティ事業や三生医薬との健康食品CDMO連携を通じ、ジェネリック依存から脱却した収益源を2030年代に向けて育成する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高2,596億円(+13.9%)、営業利益232億円(+31.7%)、純利益190億円(+17.4%)と過去最高水準を更新しROEは11.6%となった。
山形工場稼働: 第三固形製剤棟が2024年4月に出荷開始し、生産能力が前期末140億錠から拡大、2026年175億錠体制への移行が本格化している。
新製品承認: 2025年3月に日本初の週2回投与リバスチグミン貼付剤「リバルエンLAパッチ」の製造販売承認を取得し、認知症ケア市場へ参入した。
中期経営計画「PROACTIVE III」始動: 2024年6月に2024-2026年の第6期中計を策定し、安定供給・海外3極・サステナビリティの3方針のもと構造改革を推進している。
02
業績推移
売上高
2,596億円▲13.9%FY25
営業利益
232億円▲31.7%FY25
純利益
190億円▲17.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1051 | 1104 | 1549 | 1656 | 2089 | 2279 | 2596 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 192 | 55.1 | 176 | 232 |
| 経常利益 | 189 | 210 | 187 | 227 | 51.4 | 245 | 262 |
| 純利益 | 135 | 145 | 140 | 159 | 22.0 | 162 | 190 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1888 | 2300 | 2457 | 3321 | 3713 | 4307 | 4708 |
| 純資産 (自己資本) | 918 | 1047 | 1166 | 1322 | 1369 | 1559 | 1716 |
| 自己資本比率 (%) | 48.6 | 45.5 | 47.5 | 39.8 | 36.9 | 36.2 | 36.5 |
| 現金及び預金 | 267 | 187 | 229 | 328 | 243 | 297 | 455 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 190 | 192 | 120 | 221 | 25.4 | 82.1 | 234 |
| 投資CF | ▲39.9 | ▲395 | ▲91.0 | ▲597 | ▲303 | ▲404 | ▲313 |
| 財務CF | ▲8.1 | 117 | 1.8 | 465 | 175 | 354 | 216 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
385.71
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
11.6%
自己資本利益率
ROA
4.0%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Domestic0.2兆79.4%0.03兆13.2%
Overseas0.1兆20.6%0.00兆0.8%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
2,790人
平均年齢
37.2歳
平均勤続
10.8年
単体 平均年収
668万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
100.00円+10
配当性向
16.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
66
FY21
66
FY22
87
FY23
90
FY24
90
FY25
100
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。