富
富士製薬工業株式会社
フジセイヤクコウギョウカブシキガイシャ上場医薬品4554EDINET: E00975Fuji Pharma Co.,Ltd.
決算期: 09月期
業種: 医薬品
売上高 (FY25)
517億円
12.01%営業利益 (FY25)
49.9億円
28.61%経常利益 (FY25)
44.6億円
0.31%純利益 (FY25)
30.0億円
51.19%総資産
934億円
3.78%自己資本比率
50.2%
—ROE
6.5%
7.70%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
富士製薬工業は、創業50年超の医療用医薬品メーカーで、婦人科・女性医療領域に強みを持つ中堅製薬企業である。売上高は2023年期以降急拡大し、FY2025は517億円(前期比+12%)、営業利益50億円(+28.6%)と増収増益を達成した。主力の女性医療領域では2024年12月発売の新薬「アリッサ配合錠」や天然型黄体ホルモン製剤「エフメノカプセル」が貢献し、国内最大規模の女性医療専任MR90名体制で拡販を推進している。バイオシミラーは既存3製剤に加え2025年9月に新たに3製剤の承認を取得し、厚労省が掲げる2029年普及目標の追い風を受ける。タイ子会社OLICと富山工場を活用したグローバルCMO事業も計画通り進捗し、多角的な収益基盤を構築しつつある。中期経営計画の最終年度2029年9月期には売上800億円・営業利益100億円・ROE10%を目標とし、長期ビジョン2035では「女性医療で新たな価値を創出」する企業像を描く。一方、ROEは6.5%と目標の10%に遠く、純利益は前期比51%減と一過性要因を含む変動も大きい。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 女性医療(売上の43.3%)・バイオシミラー(3.8%)・CMO(16.1%)・その他(36.8%)の4領域で構成される。
- 2顧客: 医療機関・産婦人科医を中心に、医薬品卸3社(メディセオ30.2%・アルフレッサ15.2%・スズケン9.9%)経由で販売する。
- 3価値提案: 国内最大規模の女性医療専任MR90名と新薬・バイオシミラーの拡充で医療アンメットニーズに応える。
- 4コスト構造: 製造拠点は国内富山工場とタイ子会社OLICで、CMO受託と自社製品製造を並行し固定費を分散する。
Risks · リスク要因
- 1毎年薬価改定リスク: 2021年以降毎年薬価改定が実施され、ジェネリック・バイオシミラー製品の収載価格が継続的に引き下げられる可能性がある。
- 2独占販売権の減損リスク: 販売権・長期前渡金を多額計上しており、販売計画未達時には減損損失が業績・財政状態に直撃する。
- 3研究開発の遅延・中止リスク: 臨床試験の失敗や規制当局の指摘で開発計画が変更され、費用高騰や開発期間延長が生じうる。
- 4原材料調達リスク: 国内外からの原材料調達において、価格高騰・需給逼迫・品質問題が発生した場合に製造継続が困難になりうる。
Strengths · 強み
- 1女性医療の専門性: 創業50年超の婦人科領域特化で、国内最大規模の専任MR90名体制と高い医師認知を持つ。
- 2新製品パイプライン: 2024年12月発売のアリッサ配合錠など新薬とバイオシミラー6製剤以上を揃え収益多様化を図る。
- 3グローバル生産基盤: タイOLICと富山工場の連携でCDMO受託に対応し、地政学リスクの低い拠点として欧米需要を獲得できる。
- 4薬価耐性: 不採算品再算定の恩恵で全体薬価改定率がマイナス1.1%に抑制され、業界平均より影響が軽微である。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1女性医療の貢献拡大: アリッサ配合錠を中心にLEP製剤市場でのシェア拡大を図り、エムスリー社プラットフォームも活用して情報提供を強化する。
- 2バイオシミラー拡充: 2025年9月承認の新規3製剤を含む計6製剤以上を揃え、厚労省の2029年普及目標に合わせ市場シェアを獲得する。
- 3グローバルCMO成長: 年平均成長率7.2%のCDMO市場を捉え、タイ・日本の2拠点体制で欧米大手からの受託案件獲得を加速する。
- 4次世代パイプライン構築: CVC設立や北米・欧州へのリサーチハブ設置を通じ、女性医療領域の早期シーズ探索と医療デバイスへの展開を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上517億円(+12.0%)・営業利益50億円(+28.6%)と増収増益を達成したが、純利益は30億円と前期比51.2%減少した。
2024年12月に月経困難症治療薬「アリッサ配合錠」を発売し、女性医療領域の新薬として売上牽引の主力製品となった。
2025年9月にバイオシミラー3製剤の製造販売承認を新たに取得し、累計承認製品数が6製剤以上となり事業拡大が加速した。
中期経営計画で2029年9月期の売上高800億円・営業利益100億円・ROE10%を目標として設定し、EBITDAを106億円から230億円へ倍増させる方針を示した。
02
業績推移
売上高
517億円▲12.0%FY25
営業利益
49.9億円▲28.6%FY25
純利益
30億円▼51.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 363 | 338 | 340 | 354 | 409 | 461 | 517 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 37.8 | 38.6 | 38.8 | 49.9 |
| 経常利益 | 41.7 | 29.8 | 32.5 | 37.3 | 45.2 | 44.5 | 44.6 |
| 純利益 | 29.6 | 20.9 | 24.3 | 27.0 | 34.4 | 61.5 | 30.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 607 | 620 | 642 | 755 | 853 | 900 | 934 |
| 純資産 (自己資本) | 394 | 400 | 327 | 358 | 412 | 456 | 469 |
| 自己資本比率 (%) | 64.8 | 64.5 | 50.9 | 47.4 | 48.3 | 50.6 | 50.2 |
| 現金及び預金 | 84.9 | 120 | 102 | 35.5 | 23.2 | 45.8 | 72.5 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 70.3 | 57.7 | 59.9 | ▲6.6 | 19.2 | 41.5 | 58.0 |
| 投資CF | ▲120 | ▲26.2 | ▲23.4 | ▲113 | ▲52.4 | ▲16.6 | ▲42.2 |
| 財務CF | 72.6 | 4.5 | ▲54.3 | 50.9 | 19.1 | ▲4.3 | 9.5 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
122.94
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.5%
自己資本利益率
ROA
3.2%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
969人
平均年齢
43.1歳
平均勤続
11.0年
単体 平均年収
694万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
65.50円+3
配当性向
45.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
43
FY21
43
FY22
50
FY23
54
FY24
63
FY25
66
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。